リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

雨がなあ 琵琶湖

2007-04-24 21:55:39 | 琵琶湖”逍遙”撮影記
天気予報が当たったのか当たらなかったのか、さてどう評価するか。

22日から琵琶湖にいた。高速道路で帰ってくることも考えたのだが、朝が早いだろうと琵琶湖大橋の近くに泊まった。産卵に湖岸にあつまるフナ、コイの撮影が目的だ。

ところが、天気予報だ。22日の午後から雨が降る。これはぴたりと当たった。
ところが、降水量はほんのわずかだった。

そして、23、24日は薄曇りで雨は無かった。
琵琶湖の水位はじりじりと下がった。田の代掻きがそこそこで始まり、濁りが湖岸に入っている。しかし、湖岸にコイもフナの姿も見られなかった。
あきらめて、近江八幡周りで帰ることにした。

 たつべ漁の保智さんの船着き場をみると、漁に出ているらしい。10時という時間はかなり遅い。大漁なのかもしれない。西の湖の湖岸を探した。
 西の湖の湖岸にはヨシが茂っている。どこで漁をしているか、探すのはかなり厄介だ。ダメもとと湖岸沿いに走っていると、保智さんの船が見えた。

 GPSで道路を選んで、進行方向に先回りした。漁をしている様子を岸側から撮影しながら待つ。保智さ~ん。手を振ったら、気が付かれた。
「なんやー。 のるかぁー」 車だから、断ったが、もうすぐ終わるからの乗っていけという。

「雨が降らんと あかん…。」
たつべはかなり、干上がっている。ギンブナがすこし捕れていた。

 しばらく、雑談をしながら撮影していたが、ニゴロブナが捕れた。
保智さんがつまむと、卵がぼたぼたと落ちた。
「もう、うんどる。」保智さんは、その立派なメスのニゴロブナを放した。
「雨が降れば、ようけ捕れるんだが…。」

 ・・・・・・

 そして、岐阜に帰ってきて、悩んでいいる。
明日、また、西の湖に行くべきか、雨は降るかといえば、降るのだが、水位が上がるほどには降らないと思う。でも。あのメスの完熟具合を見たら、少しの刺激で産卵を始めそうな気配である。

 うーん。26日は午後から博物館で特別展の打ち合わせがある。帰ってくるのは面倒でもあるなあ。「佐平次」するか。
 注)居残りの佐平次 幕末太陽伝のフランキー堺の役名。
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5 コメント

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たつべいいなぁ (うなたろう)
2007-04-26 22:08:27
たつべ漁いいですよね~。その獲れるのが産卵できて、っていうのがまた魅力的でもあったり。
今年の雨は全然まとまらないので、魚も戸惑っているような気がします。もっとどかっと降ってくれないかなー。
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たつべ (ニイムラ)
2007-04-27 16:52:32
伊豆沼周辺にはよく似た漁法があったらしいけど濃尾平野はどうなんだろうね。
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西濃を含めて (うなたろう)
2007-04-30 21:01:35
底筌、というものはあったようです(関東水郷では「筌(せん)」とも)。
うちの近所でも20年ほど前までは行われていたようですがアカミミガメ被害で漁にならなくなり、やめられたという事です。養老では未確認情報ですがまだやっているかも。
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たつべ漁の取材 (ニイムラ)
2007-04-30 21:28:30
今年も何度か行くけど、一緒に行ってみる?ただし朝早いのだ。4時くらいに出発して、9時過ぎに帰ってくる。(船着き場に)
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お願いします! (うなたろう)
2007-05-01 00:16:49
是非ともお願いしたいところです(連絡先が分からないので、HPのメールにお願いします)
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