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ラオスから帰ってきてすぐの新日曜美術館で川柳を見た。
長野生まれの大正時代の洋画家
河野通勢
ぼんやりとテレビを見ていたのだが、この川柳の絵には釘付けとなった。ラオスで見たメコン本流に生えている柳とそっくりではないか?と思った。
川柳: NHK新日曜美術館「よみがえる大正の鬼才 洋画家・河野通勢」が2月17日(日)放映決定!
もう平塚美術館での展示は終わっている。
ボクは放送の次の週、上京の折にその絵を見に行った。
河野通勢が描いた裾花川の絵は何点かあったのだが、大正時代のその川の風景は、今まさにラオスのメコン一体で見ることができる風景だった。
この話はすぐに書こうと思っていた。ところがこのところ2か月近く、ドタバタしていて時期を逸していた。
先週実家に帰って、思い出して親父に裾花川のことを聞いた。親父は高校時代にこの川の畔にある学校に通っていたという。
親父が見た風景。それは昭和の初めの頃のことだが、川岸には柳がたくさん生えていたということだ。
ラオスでみた川柳はメコン本流の川岸にある。この写真は乾期のものだが、雨期になると柳は完全に冠水して、しばらくは水中にあるのだという。河野通勢が描いた川柳は完全に冠水することはないにしても、水にあがない、帳合いをとってこのような姿をしているのだと思う。
今比べてみると、その姿はそれほど似ていないのだが、心象風景としてはボクにとっては殆ど同一のものだ。
このところ、妙に心惹かれてラオスに通っているのは、モンスーンアジアの原風景というものが、この国では現存しているからなのではないかと思っている。
この木は10mくらいだから、たわんで表面にでるくらいかなぁ。
魚にとってはいい感じでしょうね。