夜中の2時に眼が覚める。やっぱ寝すぎたようだ。カップラーメンを食した後、再度眠りにつくべきか悩む。食べてすぐ寝ると、お腹周りに影響があるらしいし、何より朝7時にピックアップという事実を考えると、ここで再度眠るのはリスクが伴う・・・従って起き続ける事がベストと判断し奥チャンと雑談をしながら時間を過ごす。7時過ぎ、ホテル送迎バスに乗り込み空港へ
フライトは10時19分発カンクン行きUA809
中途半端な出発時間もさることながら、JAL経由で予約しているのに何故にメキシカーナ航空(ワン・ワールド)で予約されないのか不思議に思っていたところチャプター15(国際倒産)の記事が・・・そういくことですか
マイレージをJALに寄せることが出来ない事に若干の不満を持ちつつも、事情が事情だけに止むを得ないと思っていた矢先、不満を倍増させる出来事が空港で待ち受けていた・・・
いきなり長蛇の列が見えてくる・・・まぁ、これは計算済み、しょうがない
さて・・・「係員さん、どこに並べばいいの?」「やる気のなさそうな係員が指差したのは自動チェックインの列」・・・
係員の指示に従い自動チェックインの列に並ぶ。。。待つ、待つ、待つ・・・やっと自分の番
さて、機械にパスポートを読ませるも・・・嫌な予感、機械で処理できない。念のため近くの係員に聞くと・・・ハイ、「機械で対応が取れないから改めて別の列に並ぶように」
先ほどと全く異なる指示を受ける(最初から言えよ・・・)
イライラしながらも再度長蛇の列の最後尾に・・・カウンター対応でチェックインは出来たものの、何故か座席をアサインしてくれない・・・そして一言「座席は出発カウンターでアサインしてもらえ」
明らかに横柄かつ誠意のない対応に憮然とする私達。せめて理由の説明があれば多少は納得出来るのがヒトってもんじゃない?教えてよ??
担当者レベルにそのような説明を求めるだけ時間の無駄と言うことを学んだ・・・貴重な経験だ(憮然)
「郷に入れば郷に従え」って事で腑に落ちないながらも出発カウンター「75B」へ。カウンターで座席アサインを依頼するも「その便(UA809)は次のフライト(尋ねた担当者が扱っているフライトの次のフライト)だから暫く待て」とのツレナイ回答。なら「何時に戻れば良いか」と訪ねるも「ここの手続きが終わった段階で戻ってこい」と答えにならない答えに終始・・・
バカヤロー!!!そんなのワカットルワイ。時間を聞いてるんじゃ!!!はぁ・・・
その後30分程度待たされた挙句、やっとこさUA809便の手続きが始まったのだが、いきなりモニターに映し出された情報を見て愕然・・・「Confirmed Awaiting Seats. Please listen for your name to be called for a seat assignment.」 という文章と同時に私の名前が・・・
おいおい・・・予約確認のはずだぞ・・・勝手にスタンバイにするなよ(怒)
あまりの酷さに二度とUAを使わないことを心に誓う・・・あ、次回からね。今回は我慢・・・「ムカつくからUAに乗らない!」って言ってしまうのは簡単なんだけど、そう言い切ってしまうとこれから先のカンクンに行けなくなってしまうからねぇ
もうこれ以上多くを期待しないから、無事に揺れずにカンクンまで送り届けろよ・・・これで墜落した日にはあの世からずっと恨んでやるからな・・・って大人気ない心を持ちながらもとりあえず搭乗
まぁ結果的に無事カンクンに着いたけど、機内もやっぱ酷かった
ボロボロのシート、折曲がってポテトチップの食べカスが挟まった機内誌に鬼のような寒さ・・・溜息だらけっす
さてさて、やっとの思いで17時頃カンクンの空港に到着(時差は2時間)・・・機内の地獄の寒さを癒してくれる暖かい外気のWELCOMEに2人して自然と笑みがこぼれる
ホテルに向かう術は3つ。路線バス、タクシー、エアポートシャトルだが、路線バスは大きな荷物の持ち込み不可の為、実質的な選択肢は2つ。値段は・・・というと、たった15分の距離にも関わらずタクシーだと60ドル(帰りは35ドル)、エアポートシャトルだと30ドル。勿論迷わずエアポートシャトルを利用したが、それでも激高(汗)
どうやらここカンクン、世界的な観光地であり物価も極めて高い地域のようで、メキシコシティの金銭感覚だと、とてもじゃないけど太刀打ちできない様相。もっともその分治安も極めて良いようだ
せっかくのリゾート、あまりお金の事でケチケチしたくはないが、削れるところは削ろうと心に誓う・・・「少なくとも市内の移動はタクシーではなく路線バスだな」・・・って
これから5泊過ごすホテルはここ「ザ・リッツカールトン・カンクン」、所謂高級ホテルだ・・・身の丈を明らかに超えているが奥チャンの予てからの希望であり、せっかくのリゾートだからってことで頑張って選択した自分を褒めよう
ホテルに到着するも車寄せに到着する前にセキュリティゾーンが待ち受ける・・・ここで本当に宿泊客か名前を確認するシステムだ。名前の確認を済ませ、いざ車寄せでエアポートシャトルを降りると、いきなり名前を呼ばれてのウェルカムコール。どうやらセキュリティからすぐに名前の連絡が入ったようだ。些細な事だが、このような木目細かい心遣いこそサービスの基本であり、顧客がリッツを選ぶ最大の要因なのだろう。改めてホテルの強みはインフラではなくサービスなのだと気づかされる一瞬だ
チェックインカウンターはこぢんまりとしているが、内装はさすがリッツ・カールトンといった重厚感を醸し出している
チェックイン後、部屋に入る・・・清潔感とさり気ない高級感が漂う落ち着いた部屋だ。窓からの景色も素晴らしい・・・さすがに夕暮れ時で海の色がはっきり分からないが、明日の朝ここから見える景色が楽しみで仕方が無い
ベランダでボーっとしていると、不意に部屋のチャイムが鳴った・・・フローズンマルガリータのウェルカムドリンクだ!さすがテキーラの国!!
iPODを専用Dockに設置し、夕闇に合うようBOSSA a.m.をセット
1曲目の「Bad Day」を聞きながら奥チャンとベランダで乾杯!・・・まぁ色々あったけど、そんなに悪い日(Bad Day)では無かったな・・・っていうかUAの事なんてどうでも良いや、この景色があれば
もっともこの旅でテキーラを飲んだのはこれが最初で最後だったが・・・