Sunday,21,August



8回目のアイアンマンディスタンス。ノブリンは10回(2回DNF)
Swim CouesとなるT1は、ゴール付近のホテルから8kmぐらいのAmager Strand。ホテルでは朝4時に朝食を用意してくれた。地下鉄で10分ぐらい。試泳をしょうと思っていたノブリンだったけど、泳いでいる人がいなくって断念。
7:05からの時間ごとのrolling start だったので1:30~ぐらいのところに並ぶ予定だったけど、トイレとかに行ってゆっくりしていたら後方になってしまった。時間は適当で早くから並んでいたほうがよかったと反省。TDKのアトラクションに並ぶようにぐるぐると1時間ぐらい。
私たちのスタートは7:54ぐらい。5,6人ごと3秒間隔。ノブリンが3秒前に出る。すぐにノブリンに追いつき、声をかけると「先にいって!」と言われたので先に行く。ノブリンはこのときすでにパニックだったらしい。そうと知っていたらもう少し一緒にいたのに。
水温18度。冷たい。でも泳いでいるうちに慣れてくる。海に続くLAKE LAGOON で淡水に近く塩分が少ない。波はまったくない。バトルもない。泳ぎやすい。自分のペースでゆったりと泳ぐことができた。橋を2つくぐって1500mぐらいで折り返し。折り返してからブイがわかりにくかった。泳ぐとことが広くって、どのコースでもいいような感じ。後方スタートのためか泳いでいる人も少ない。どこを泳いでいいのか、コースどりが難しい。おまけに霧がでてくる。なるべくたくさんの人たちがいるとこを目指す。橋の上には応援の人がいて、橋に距離表示があった。3kmを過ぎた橋をくぐり最後の折り返してからフィニッシュゲートとスタートゲートがふたつあり、どちらか迷いながら泳ぐ。



前日の試泳ぎは、水が冷たすぎて断念。くらげがいたけど、レース中は気にならなかった。
スイムアップは、スタッフが手を差し伸べてくれた。1:23ぐらい。
トランジッションのテントは閉まってなく、オープン。寒さ対策の為水着&ウエットだったので、すっぽんぽんになり、乾いたバイクジャージに着替える。すっぽんぽんで失格にはならなかったけど、タオルをまいての着替えのほうが好ましかったかな。


花はとられていて、トラバックに入っていた。



ピンクのバイクはDani
バイクスタート。美しい市内を抜けて自然の豊かな郊外への2Loops.海岸沿いは美しいお城のような豪華な家がいっぱい。その家の前で応援してくださる方々。適度なアップダウン。40kmぐらいのところで、ピンクのバイクの女性に抜かされた。えっ?もしかしたらDaniela? 声をかけたけど、届かない。よし、追いかけてみよう。ここから楽しくなってきた。ノブリンと私しかいないところで、友だちに会えた。Danielaの後ろを走っている、と思うと楽しくなる。50kmぐらいのエイドでDanielaが止まったので、「Dani!」と声をかけたら気が付いた。私はそのまま勢いに乗って先に行く。60kmぐらいのところでDanielaが追いついてきて、少し話すことができた。胃の調子が悪く、トイレばかり行っていたようだ。コペンハーゲンが彼女のお気に入りの大会だという。彼女は先に行く。しばらくついていくが今度は追いつけない。
コペンハーゲンの街は、自転車天国で自転車専用道路がきっちりしている。4年前に初めてきたときは、歩くのに自転車が怖かった。歩行者より自転車優先?自転車道路の路面はとても親切に作ってある。でもレースは自動車道路。路面が悪いというほどではない、いい。でも凹凸がありヘタクソな私ははまってしまう。気が付いたらおにぎりが2個、落ちてしまっていた。スピードメーターも衝撃で機能しなくなってしまった。セントレアに続きまただ。
田舎町の風景がいい。馬、牛が自由。のびのびしている。石造りの茅葺屋根。アンデルセンの童話の世界。家の庭でワインを飲みながらの応援。
大きな物見山のような坂には、両脇に大勢の応援。恥ずかしいぐらい。ツール・ド・フランスみたい!
1loopが終わると、いつものように人が少なくなってくる。でもコースの様子がわかったので走りやすい。うれしいことに?アウターコース。ちょっとした坂でもアウター、スタンディングで上れてしまう。コペンハーゲンに着いてからなぜかまた腰に違和感があったので、スタンディングでいこうと決めていた。
140kmぐらいの森のようなところで、激しい雷雨。向かっていく方向が晴れているので我慢。30分ぐらいで晴れた。2loop目の物見山には、応援の人がいなかった。
ランスタートは、16:30頃。コペンハーゲンの中心地がランコース。ランコースに入ったとたん、何?この人数?どこをどうやって、何週走るのか道はわかるのか?とびっくり。10kmの4周回なのですでに走っている人たちでいっぱい。応援もいっぱい。
いつものようのランに入るとうれしくなって、入りが速い。6:00~6:30ぐらい。楽しくなってくる。バイクは2loopsだったから、ノブリンに会えなかったけど、ランの周回ではどこかで会える。どこで会えるかな。ノブリン、スイムもバイクも大丈夫かな?
ゴールのクリスチャンスボー城を通り越して、桟橋を走り私たちの泊まっているホテルの方から有名な運河沿いのニューハウン~アメリエンボー宮殿~人魚姫~の往復。折り返しで周回のカラーゴムを受け取る。カルマルと同じだ。10km地点ぐらいでノブリン発見!すれ違いだったから声だけしかかけられなかった。よかった。ノブリンはもう大丈夫だ。
アイアンマンディスタンスの制限時間は一般的には17時間で、スイム&バイクまでで10時間30分というのが普通。でもノブリンは2014年のハワイで、この10時間30分に間に合わなかった。7分オーバー。コペンハーゲンは制限時間15時間45分。スイム&バイクが9時間30分とかなり厳しい。バイクの間、指折りながらあと何時間?と計算していて、私がこのぐらいだから、ノブリンはこのぐらい?とかずっと考えていた。スイム&ランで9時間30分をクリアできたなら、大丈夫。あとはノブリンの得意なランだ。
好調だったのはここまで。16km過ぎたあたりから胃が痛みだした。今までのロングでも気持ちが悪くなることはあったけど、これはひどかった。本気でリタイヤを考えるぐらいの痛み。走れない。歩く。まだあと30km近くもある。こんなところで痛くなっていてこの先どうなるんだろう?30kmも歩くのは辛い。しばら歩いたら、痛みが薄れてきた。あ、走れるかも。ここからは走ったり歩いたりの繰り返し。今までのレースで歩いたことはあるけど、こんなに歩いたのは初めて。意識して真面目に歩いたって感じ。歩くと痛みが治まる。走りだしてしばらくは大丈夫で、また痛くなる。痛くなると歩く。
2回目にノブリンに会ったときも痛かったけど、痛いと伝える時間がなかった。ノブリンは1周したことの印のカラーゴムをうれしそうに見せてくれた。
Danielaにも会えた。よかった。彼女も辛そうだけどゴールを目指している。
3回目にノブリンに会ったときはもう真っ暗だ。走っている人も少なくなっていた。エイドも片付けにかかっている。私も歩いていたけど、ノブリンも歩いていた。ノブリンも胃の調子が悪いと言う。
最後にノブリンとすれ違ったのは、4周目の折り返し。残り6kmぐらい。ノブリンは私のすぐ後ろにいる。このペースだとノブリンすぐくるかな。どこでくるかな。残り2kmぐらいでノブリンと一緒に走れるかな、と考えながら歩いたり走ったり。
Finish! 2分後にノブリンがきた。ノブリンは同伴フィニッシュをしたかったみたいだけど、私はとにかく早く終わりたかったのでそれが伝わらなかった。もう少し歩いて待っていればよかったかな。


Finishのクリスチャンスボー城。
ゴール後のスナックももうなくなっていた。
ノブリンも辛いレースだったようだ。スイムスタートは浜辺から少し走って海に飛び込んだので息を止めて走ってしまい?泳ぎだしたら息ができなく、過呼吸でどうやって息継ぎをしたらいいかパニックになっていた。早々とリタイヤが頭によぎったようだ。バイクの2周回目でつぶれ、ランも気持ちが悪くなりたくさん歩いたいう。レース後は「もうロングはこれが最後かも。もう無理」とかなり凹んでいた。
今回私自身、レース前にコペンハーゲン、Kongens Nytorvの地下鉄のホームで男たちに挟まれスリにあうというショッキングな出来事があった。コペンハーゲン中央駅にある警察に届けたり、カード会社に連絡したりと大変な思いをした。コペンハーゲンに嫌な思いは残したくない、とにかくふたりとも完走できればという思いが強かった。
現地でトライアスロンボーイズ、オミノさんのところの方々の日本人に知り合え、ノブリンのバイクを見てくださったり、レース中も声をかけてくださったりとても心強かった。ありがとうございました。




翌日のAward Ceremony.ノブリンはエイジ3位入賞。「ハワイきちゃったらどうしょう?僕もうロングできないかも・・・」「くるわけないでしょ。3位なんだから。人生そんなにうまくいくわけないぢゃん!」とか言っていると、ノブリンの名前が呼ばれた。ノブリン、立ち上がって「YES!」ロングやだとか言っていたくせに。初めてのカルマルのときはびっくりして泣いちゃったけど、今回はなんだか、感動というより予期していないことに驚いたほうが大きい。完走すら危うかったのに。それでもスロットがとれたことに感謝。何よりノブリンはハワイを完走していない。完走しないといけないという使命がある。
レースの前はやっぱり怖い。でも始まると長い1日を楽しもうと思える。自分が好きでやっていることだ。遠い外国にきて1日、泳いで漕いで走る。ただそれだけの1日。美しい景色と優しい人々とサポート。贅沢な1日だ。なんてしあわせなんだろう。
コペンハーゲンの方々、一緒にレースに参加した方々、ボランティア、大会関係者の方々、ありがとうございました。You made my day.Thanks for your encouragement.一緒に練習付き合ってくださった方々、遠くから応援してくださった方々ありがとうございました。一緒に練習したことをレース中に何度も思い出していました。
KANA 14:21:53
swim 1:23:15
bike 6:56:21
run 5:44:37
T1:swim-to-bike 00:11:01
T2:bike-to-run 00:06:39
NOBU 14:24:21
swim 1:40:54
bike 7:17:00
run 5:09:11
T1:swim-to-bike 00:12:03
T2:bike-to-run 00:05:13
観光編












チボリ公園






1843年オープンのクラシックな遊園地。浅草の花やしき的イメージ。レストランもいっぱい。アイリッシュコーヒーを初めて飲んだ。空中ブランコ、ジェットコースターが怖かったけど、笑えた。マシーンでのチケットの買い方が難しかった。
宿泊したホテル。フレンドリーでよかった。

船のレストラン







機内食。食器はロイヤル・コペンハーゲン。



Saturday,27 August

辰巳アクアスロン大会のお手伝い。第2回目の開催で、私はお手伝い初めてなのでけっこうドタバタしたけど、いつものスタッフメンバーに助けられた。子どももかわいいし、それを応援する保護者の方々の姿もいい。かわいい泳ぎもあるけど、格好良い泳ぎも多い。NくんVS高校生は見応えがあっておもしろかった。ありがとうございました。
ノブリンは、「かとすい」。ハードだったようだ。
Sunday,28 August

葛西臨海公園でのオープンウォータースイミング デモンストレーションに参加。今回はテスト的なもので、来年から大会開催となる予定。近くの海で泳げるのは面白い。葛西ランナーズのランコースとして馴染みがある。きれいとはいえないけど、泳げる。遠浅。1200mぐらいだけど、うねり、波もあり、私にとってはコペンハーゲンよりハードだった。前にいるkiyoさんが見えなくならないように、必死だった。その前には黒い岩のようなSさんが目印。
お誘いくださったO田さん、主催者、ボランティアの方々ありがとうございました。楽しく泳げました。



8回目のアイアンマンディスタンス。ノブリンは10回(2回DNF)
Swim CouesとなるT1は、ゴール付近のホテルから8kmぐらいのAmager Strand。ホテルでは朝4時に朝食を用意してくれた。地下鉄で10分ぐらい。試泳をしょうと思っていたノブリンだったけど、泳いでいる人がいなくって断念。
7:05からの時間ごとのrolling start だったので1:30~ぐらいのところに並ぶ予定だったけど、トイレとかに行ってゆっくりしていたら後方になってしまった。時間は適当で早くから並んでいたほうがよかったと反省。TDKのアトラクションに並ぶようにぐるぐると1時間ぐらい。
私たちのスタートは7:54ぐらい。5,6人ごと3秒間隔。ノブリンが3秒前に出る。すぐにノブリンに追いつき、声をかけると「先にいって!」と言われたので先に行く。ノブリンはこのときすでにパニックだったらしい。そうと知っていたらもう少し一緒にいたのに。
水温18度。冷たい。でも泳いでいるうちに慣れてくる。海に続くLAKE LAGOON で淡水に近く塩分が少ない。波はまったくない。バトルもない。泳ぎやすい。自分のペースでゆったりと泳ぐことができた。橋を2つくぐって1500mぐらいで折り返し。折り返してからブイがわかりにくかった。泳ぐとことが広くって、どのコースでもいいような感じ。後方スタートのためか泳いでいる人も少ない。どこを泳いでいいのか、コースどりが難しい。おまけに霧がでてくる。なるべくたくさんの人たちがいるとこを目指す。橋の上には応援の人がいて、橋に距離表示があった。3kmを過ぎた橋をくぐり最後の折り返してからフィニッシュゲートとスタートゲートがふたつあり、どちらか迷いながら泳ぐ。



前日の試泳ぎは、水が冷たすぎて断念。くらげがいたけど、レース中は気にならなかった。
スイムアップは、スタッフが手を差し伸べてくれた。1:23ぐらい。
トランジッションのテントは閉まってなく、オープン。寒さ対策の為水着&ウエットだったので、すっぽんぽんになり、乾いたバイクジャージに着替える。すっぽんぽんで失格にはならなかったけど、タオルをまいての着替えのほうが好ましかったかな。


花はとられていて、トラバックに入っていた。



ピンクのバイクはDani
バイクスタート。美しい市内を抜けて自然の豊かな郊外への2Loops.海岸沿いは美しいお城のような豪華な家がいっぱい。その家の前で応援してくださる方々。適度なアップダウン。40kmぐらいのところで、ピンクのバイクの女性に抜かされた。えっ?もしかしたらDaniela? 声をかけたけど、届かない。よし、追いかけてみよう。ここから楽しくなってきた。ノブリンと私しかいないところで、友だちに会えた。Danielaの後ろを走っている、と思うと楽しくなる。50kmぐらいのエイドでDanielaが止まったので、「Dani!」と声をかけたら気が付いた。私はそのまま勢いに乗って先に行く。60kmぐらいのところでDanielaが追いついてきて、少し話すことができた。胃の調子が悪く、トイレばかり行っていたようだ。コペンハーゲンが彼女のお気に入りの大会だという。彼女は先に行く。しばらくついていくが今度は追いつけない。
コペンハーゲンの街は、自転車天国で自転車専用道路がきっちりしている。4年前に初めてきたときは、歩くのに自転車が怖かった。歩行者より自転車優先?自転車道路の路面はとても親切に作ってある。でもレースは自動車道路。路面が悪いというほどではない、いい。でも凹凸がありヘタクソな私ははまってしまう。気が付いたらおにぎりが2個、落ちてしまっていた。スピードメーターも衝撃で機能しなくなってしまった。セントレアに続きまただ。
田舎町の風景がいい。馬、牛が自由。のびのびしている。石造りの茅葺屋根。アンデルセンの童話の世界。家の庭でワインを飲みながらの応援。
大きな物見山のような坂には、両脇に大勢の応援。恥ずかしいぐらい。ツール・ド・フランスみたい!
1loopが終わると、いつものように人が少なくなってくる。でもコースの様子がわかったので走りやすい。うれしいことに?アウターコース。ちょっとした坂でもアウター、スタンディングで上れてしまう。コペンハーゲンに着いてからなぜかまた腰に違和感があったので、スタンディングでいこうと決めていた。
140kmぐらいの森のようなところで、激しい雷雨。向かっていく方向が晴れているので我慢。30分ぐらいで晴れた。2loop目の物見山には、応援の人がいなかった。
ランスタートは、16:30頃。コペンハーゲンの中心地がランコース。ランコースに入ったとたん、何?この人数?どこをどうやって、何週走るのか道はわかるのか?とびっくり。10kmの4周回なのですでに走っている人たちでいっぱい。応援もいっぱい。
いつものようのランに入るとうれしくなって、入りが速い。6:00~6:30ぐらい。楽しくなってくる。バイクは2loopsだったから、ノブリンに会えなかったけど、ランの周回ではどこかで会える。どこで会えるかな。ノブリン、スイムもバイクも大丈夫かな?
ゴールのクリスチャンスボー城を通り越して、桟橋を走り私たちの泊まっているホテルの方から有名な運河沿いのニューハウン~アメリエンボー宮殿~人魚姫~の往復。折り返しで周回のカラーゴムを受け取る。カルマルと同じだ。10km地点ぐらいでノブリン発見!すれ違いだったから声だけしかかけられなかった。よかった。ノブリンはもう大丈夫だ。
アイアンマンディスタンスの制限時間は一般的には17時間で、スイム&バイクまでで10時間30分というのが普通。でもノブリンは2014年のハワイで、この10時間30分に間に合わなかった。7分オーバー。コペンハーゲンは制限時間15時間45分。スイム&バイクが9時間30分とかなり厳しい。バイクの間、指折りながらあと何時間?と計算していて、私がこのぐらいだから、ノブリンはこのぐらい?とかずっと考えていた。スイム&ランで9時間30分をクリアできたなら、大丈夫。あとはノブリンの得意なランだ。
好調だったのはここまで。16km過ぎたあたりから胃が痛みだした。今までのロングでも気持ちが悪くなることはあったけど、これはひどかった。本気でリタイヤを考えるぐらいの痛み。走れない。歩く。まだあと30km近くもある。こんなところで痛くなっていてこの先どうなるんだろう?30kmも歩くのは辛い。しばら歩いたら、痛みが薄れてきた。あ、走れるかも。ここからは走ったり歩いたりの繰り返し。今までのレースで歩いたことはあるけど、こんなに歩いたのは初めて。意識して真面目に歩いたって感じ。歩くと痛みが治まる。走りだしてしばらくは大丈夫で、また痛くなる。痛くなると歩く。
2回目にノブリンに会ったときも痛かったけど、痛いと伝える時間がなかった。ノブリンは1周したことの印のカラーゴムをうれしそうに見せてくれた。
Danielaにも会えた。よかった。彼女も辛そうだけどゴールを目指している。
3回目にノブリンに会ったときはもう真っ暗だ。走っている人も少なくなっていた。エイドも片付けにかかっている。私も歩いていたけど、ノブリンも歩いていた。ノブリンも胃の調子が悪いと言う。
最後にノブリンとすれ違ったのは、4周目の折り返し。残り6kmぐらい。ノブリンは私のすぐ後ろにいる。このペースだとノブリンすぐくるかな。どこでくるかな。残り2kmぐらいでノブリンと一緒に走れるかな、と考えながら歩いたり走ったり。
Finish! 2分後にノブリンがきた。ノブリンは同伴フィニッシュをしたかったみたいだけど、私はとにかく早く終わりたかったのでそれが伝わらなかった。もう少し歩いて待っていればよかったかな。


Finishのクリスチャンスボー城。
ゴール後のスナックももうなくなっていた。
ノブリンも辛いレースだったようだ。スイムスタートは浜辺から少し走って海に飛び込んだので息を止めて走ってしまい?泳ぎだしたら息ができなく、過呼吸でどうやって息継ぎをしたらいいかパニックになっていた。早々とリタイヤが頭によぎったようだ。バイクの2周回目でつぶれ、ランも気持ちが悪くなりたくさん歩いたいう。レース後は「もうロングはこれが最後かも。もう無理」とかなり凹んでいた。
今回私自身、レース前にコペンハーゲン、Kongens Nytorvの地下鉄のホームで男たちに挟まれスリにあうというショッキングな出来事があった。コペンハーゲン中央駅にある警察に届けたり、カード会社に連絡したりと大変な思いをした。コペンハーゲンに嫌な思いは残したくない、とにかくふたりとも完走できればという思いが強かった。
現地でトライアスロンボーイズ、オミノさんのところの方々の日本人に知り合え、ノブリンのバイクを見てくださったり、レース中も声をかけてくださったりとても心強かった。ありがとうございました。




翌日のAward Ceremony.ノブリンはエイジ3位入賞。「ハワイきちゃったらどうしょう?僕もうロングできないかも・・・」「くるわけないでしょ。3位なんだから。人生そんなにうまくいくわけないぢゃん!」とか言っていると、ノブリンの名前が呼ばれた。ノブリン、立ち上がって「YES!」ロングやだとか言っていたくせに。初めてのカルマルのときはびっくりして泣いちゃったけど、今回はなんだか、感動というより予期していないことに驚いたほうが大きい。完走すら危うかったのに。それでもスロットがとれたことに感謝。何よりノブリンはハワイを完走していない。完走しないといけないという使命がある。
レースの前はやっぱり怖い。でも始まると長い1日を楽しもうと思える。自分が好きでやっていることだ。遠い外国にきて1日、泳いで漕いで走る。ただそれだけの1日。美しい景色と優しい人々とサポート。贅沢な1日だ。なんてしあわせなんだろう。
コペンハーゲンの方々、一緒にレースに参加した方々、ボランティア、大会関係者の方々、ありがとうございました。You made my day.Thanks for your encouragement.一緒に練習付き合ってくださった方々、遠くから応援してくださった方々ありがとうございました。一緒に練習したことをレース中に何度も思い出していました。
KANA 14:21:53
swim 1:23:15
bike 6:56:21
run 5:44:37
T1:swim-to-bike 00:11:01
T2:bike-to-run 00:06:39
NOBU 14:24:21
swim 1:40:54
bike 7:17:00
run 5:09:11
T1:swim-to-bike 00:12:03
T2:bike-to-run 00:05:13
観光編












チボリ公園






1843年オープンのクラシックな遊園地。浅草の花やしき的イメージ。レストランもいっぱい。アイリッシュコーヒーを初めて飲んだ。空中ブランコ、ジェットコースターが怖かったけど、笑えた。マシーンでのチケットの買い方が難しかった。
宿泊したホテル。フレンドリーでよかった。

船のレストラン







機内食。食器はロイヤル・コペンハーゲン。



Saturday,27 August

辰巳アクアスロン大会のお手伝い。第2回目の開催で、私はお手伝い初めてなのでけっこうドタバタしたけど、いつものスタッフメンバーに助けられた。子どももかわいいし、それを応援する保護者の方々の姿もいい。かわいい泳ぎもあるけど、格好良い泳ぎも多い。NくんVS高校生は見応えがあっておもしろかった。ありがとうございました。
ノブリンは、「かとすい」。ハードだったようだ。
Sunday,28 August

葛西臨海公園でのオープンウォータースイミング デモンストレーションに参加。今回はテスト的なもので、来年から大会開催となる予定。近くの海で泳げるのは面白い。葛西ランナーズのランコースとして馴染みがある。きれいとはいえないけど、泳げる。遠浅。1200mぐらいだけど、うねり、波もあり、私にとってはコペンハーゲンよりハードだった。前にいるkiyoさんが見えなくならないように、必死だった。その前には黒い岩のようなSさんが目印。
お誘いくださったO田さん、主催者、ボランティアの方々ありがとうございました。楽しく泳げました。