Saturday,October 20
I went to see a movie with Noburin.I was reading a book of the original two years ago.


ノブリンが買ってきた本だ。暦のお話しなのでノブリンのお仕事関係が推している。作家の冲方丁さんを講師に招いて講演をして頂いたこともある。今回映画になって、ノブリンの業界も協賛している関係で映画の招待券を頂いた。
阪急メンズ館でノブリンのスーツを観てから、丸の内ピカデリーへ。ワインとポップコーン。デートの王道だ。
本で読んだほうが深みがある部分ももちろん多い。でも映像だとわかりやすい部分があるのも確かだ。算術をするときの棒だとかの用具。小学校低学年でああいうの使っていたっけ。経度を計る測量の道具もわかりやすい。北極出地の旅の映像もきれいだ。歩測の様子もいい。It was great!
ノブリンが5年前に作ったベストセラーのカレンダー。来年もあるようだ。「日本の季節の移り変わりは多様で深く、そこから生まれた日本人の感性は限りなく繊細です。日本各地に古くから伝わる伝統行事はそんな背景から生まれたものです。カレンダー「日本の暦」は日本人が親しんできた旧暦・二十四季節や年中行事・歳時記など、中国暦やその後の西洋暦と調和しながら作りあげてきた、日本人にとって大切な暦を網羅したものです」とある。ノブリンが書いた文章だって。










ノブリン御用達の「石のだ」でお食事。季節のコース料理。Very good! Delicious!
午前中はノブリンと一緒に走って、一緒にご飯を作って食べた。ノブリンがわかめがたくさん入ったお味噌汁。私はチャーハン。このときもすでにしあわせすぎて涙がでてきた。
阪急メンズ館もしあわせな場所だ。映画を観ているあいだもずっとしあわせだった。I had a wonderful time.I'm soooo happy
October 18, 2010
★ 天地明察 冲方丁
うつくしまトライアスロンin会津に参加して、会津は豊かだという印象を受けた。お米・お酒が美味しいのはもちろん、人がいい。マーシャルのタカピーなやなおじさんがいない。アットホームだ。会津っていい
「会津に飢人なし」と評された貯蔵の策「社倉」を成功させたのが会津肥後守、保科正之だ。三代将軍家光の異母兄弟で四代将軍家綱や、幕閣から絶大な信頼を得ている。会津が豊かなのは、この頃からの良政、君主もあるのだろう。「飢餓は君主の名折れ」という思いが保科正之は強かった。凶作は天候に左右される。天をよむことが大切になる。この本の主人公、渋川春海は、この保科正之の碁の相手としても召し抱えられ、江戸の会津藩邸に住んでいる
暦。カレンダーがある日常はあまりにも当たり前すぎて、疑問さえ持たなかった。今日の次は、明日。明日の次は明後日、その次は明々後日。ずっと続いている。江戸時代においての暦の意味。「暦は約束だった。泰平の世における無言の誓いと言ってよかった。〝明日も生きている〟〝明日もこの世はある〟天地において為政者が、人と人とが、暗黙のうちに交わすそうした約束が暦なのだ。この国の人々が暦好きなのは、暦が好きでいられる自分に何より安心するからかもしれない」
碁打ちにして、数学者である渋川春海の改暦事業。唐から伝わった宣明暦は、すでに800年使用されていた。ずれがでてきている。800年に2日のずれ。日本独自の暦をつくるということは、朝廷や、幕府の思惑もあり政治的なことが多く、困難な道のりだ。渋川春海は、それを勝負という。22年間の彼の戦いだ
この「勝負」という姿勢がいい。春海にとってなんでも勝負だ。本業の碁ももちろん勝負ではあるけど、退屈している。算術の勝負。この算術も面白い
江戸時代初期、四代将軍家綱の頃。算術は技芸や商売のすべてである一方、純粋な趣味や娯楽でもあったという。渋谷の金王八幡宮(大学の近く。行ったことあった)の絵馬に算術が書いてある「算額奉納」というのがある。算術の問題が書かれており、出題者の名、所属する塾の名があり、その問題の術や解答が別の人の名前とともに書かれている。で、さらにその答えに対し、「明察」とある。明察とは、「大変よくできました」「物事の真理、事象がわかりました」といったところだろう
この「算額奉納」で、算術の天才、関孝和に勝負を挑む。春海のドキドキ、ワクワクが伝わってきていい。算術、改暦というベンチャー事業、勝負だ。アスリートのようで恰好良い
日本全国の緯度を測る「北極出地」の事業でのふたりの大先輩との出会い。右筆の家系の建部昌明、62歳と御典医である伊藤重孝、57歳。彼らの天測予想がいい。子どものように楽しんでいる。「見ている方が嬉しくんるような幸せそうな笑顔」で、「天地明察」という。「人には持って生まれた寿命がある。だが、だからといって何かを始めるのに遅いということはない」伊藤が春海に「頼みましたよ」という。「頼まれました」と応える春海。歴史、事業、スポーツ、文化って、本来こういったものなんだと思う。先人たち、今を創ってきた先輩たちの知識を後世に伝え、発展させていくこと。1代で引き継げるようなものではない。長く時間がかかり困難なことだ
今年の本屋大賞第1位に選ばれた本。ノブリンの業界でも話題になっていて、作者の冲方丁さんの講演を企画しているようだ。
I went to see a movie with Noburin.I was reading a book of the original two years ago.


ノブリンが買ってきた本だ。暦のお話しなのでノブリンのお仕事関係が推している。作家の冲方丁さんを講師に招いて講演をして頂いたこともある。今回映画になって、ノブリンの業界も協賛している関係で映画の招待券を頂いた。
阪急メンズ館でノブリンのスーツを観てから、丸の内ピカデリーへ。ワインとポップコーン。デートの王道だ。
本で読んだほうが深みがある部分ももちろん多い。でも映像だとわかりやすい部分があるのも確かだ。算術をするときの棒だとかの用具。小学校低学年でああいうの使っていたっけ。経度を計る測量の道具もわかりやすい。北極出地の旅の映像もきれいだ。歩測の様子もいい。It was great!
ノブリンが5年前に作ったベストセラーのカレンダー。来年もあるようだ。「日本の季節の移り変わりは多様で深く、そこから生まれた日本人の感性は限りなく繊細です。日本各地に古くから伝わる伝統行事はそんな背景から生まれたものです。カレンダー「日本の暦」は日本人が親しんできた旧暦・二十四季節や年中行事・歳時記など、中国暦やその後の西洋暦と調和しながら作りあげてきた、日本人にとって大切な暦を網羅したものです」とある。ノブリンが書いた文章だって。










ノブリン御用達の「石のだ」でお食事。季節のコース料理。Very good! Delicious!
午前中はノブリンと一緒に走って、一緒にご飯を作って食べた。ノブリンがわかめがたくさん入ったお味噌汁。私はチャーハン。このときもすでにしあわせすぎて涙がでてきた。
阪急メンズ館もしあわせな場所だ。映画を観ているあいだもずっとしあわせだった。I had a wonderful time.I'm soooo happy

October 18, 2010
★ 天地明察 冲方丁
うつくしまトライアスロンin会津に参加して、会津は豊かだという印象を受けた。お米・お酒が美味しいのはもちろん、人がいい。マーシャルのタカピーなやなおじさんがいない。アットホームだ。会津っていい
「会津に飢人なし」と評された貯蔵の策「社倉」を成功させたのが会津肥後守、保科正之だ。三代将軍家光の異母兄弟で四代将軍家綱や、幕閣から絶大な信頼を得ている。会津が豊かなのは、この頃からの良政、君主もあるのだろう。「飢餓は君主の名折れ」という思いが保科正之は強かった。凶作は天候に左右される。天をよむことが大切になる。この本の主人公、渋川春海は、この保科正之の碁の相手としても召し抱えられ、江戸の会津藩邸に住んでいる
暦。カレンダーがある日常はあまりにも当たり前すぎて、疑問さえ持たなかった。今日の次は、明日。明日の次は明後日、その次は明々後日。ずっと続いている。江戸時代においての暦の意味。「暦は約束だった。泰平の世における無言の誓いと言ってよかった。〝明日も生きている〟〝明日もこの世はある〟天地において為政者が、人と人とが、暗黙のうちに交わすそうした約束が暦なのだ。この国の人々が暦好きなのは、暦が好きでいられる自分に何より安心するからかもしれない」
碁打ちにして、数学者である渋川春海の改暦事業。唐から伝わった宣明暦は、すでに800年使用されていた。ずれがでてきている。800年に2日のずれ。日本独自の暦をつくるということは、朝廷や、幕府の思惑もあり政治的なことが多く、困難な道のりだ。渋川春海は、それを勝負という。22年間の彼の戦いだ
この「勝負」という姿勢がいい。春海にとってなんでも勝負だ。本業の碁ももちろん勝負ではあるけど、退屈している。算術の勝負。この算術も面白い
江戸時代初期、四代将軍家綱の頃。算術は技芸や商売のすべてである一方、純粋な趣味や娯楽でもあったという。渋谷の金王八幡宮(大学の近く。行ったことあった)の絵馬に算術が書いてある「算額奉納」というのがある。算術の問題が書かれており、出題者の名、所属する塾の名があり、その問題の術や解答が別の人の名前とともに書かれている。で、さらにその答えに対し、「明察」とある。明察とは、「大変よくできました」「物事の真理、事象がわかりました」といったところだろう
この「算額奉納」で、算術の天才、関孝和に勝負を挑む。春海のドキドキ、ワクワクが伝わってきていい。算術、改暦というベンチャー事業、勝負だ。アスリートのようで恰好良い
日本全国の緯度を測る「北極出地」の事業でのふたりの大先輩との出会い。右筆の家系の建部昌明、62歳と御典医である伊藤重孝、57歳。彼らの天測予想がいい。子どものように楽しんでいる。「見ている方が嬉しくんるような幸せそうな笑顔」で、「天地明察」という。「人には持って生まれた寿命がある。だが、だからといって何かを始めるのに遅いということはない」伊藤が春海に「頼みましたよ」という。「頼まれました」と応える春海。歴史、事業、スポーツ、文化って、本来こういったものなんだと思う。先人たち、今を創ってきた先輩たちの知識を後世に伝え、発展させていくこと。1代で引き継げるようなものではない。長く時間がかかり困難なことだ
今年の本屋大賞第1位に選ばれた本。ノブリンの業界でも話題になっていて、作者の冲方丁さんの講演を企画しているようだ。