雑誌『文學界』11月号で、白洲正子と須賀敦子の〝没後20年特集”が組まれていた。
白洲正子については知っているのは名前くらいで、彼女の文章を読んだことがなかった。
須賀敦子については、名前すら知らなかった。
たまたま今回の特集で彼女らの言葉を目のあたりにし、とにかくビリビリきた。
特に衝撃だったのは、タイトルにも書いたが以下の言葉。
「人それぞれ自分自身の孤独を確立しないかぎり、人生は始まらない」By 須賀敦子
私自身、孤独を世の中から撲滅したいと思うこともあれば、孤独を味わえてこそ人生、と思うこともあったりで、なんともフワフワした定まらない感じがあったのだが、この言葉に出くわした瞬間、孤独が徹底して肯定されているように思えて、なんだか救われる思いがした。
孤独の確立なくして人生なし。
ちなみに、この言葉は評論家の湯川豊が紹介しているのだが、彼の感性や文章も好み。
他の雑誌で、山田詠美や林真理子を取り上げていた時の文章が良かったな。
白洲正子の言葉も響く。
「私は、若いときから男でも女でもない、一人の『人間』になりたかった」
落ち着いたら、二人の作品も読んでみたいと思う
白洲正子については知っているのは名前くらいで、彼女の文章を読んだことがなかった。
須賀敦子については、名前すら知らなかった。
たまたま今回の特集で彼女らの言葉を目のあたりにし、とにかくビリビリきた。
特に衝撃だったのは、タイトルにも書いたが以下の言葉。
「人それぞれ自分自身の孤独を確立しないかぎり、人生は始まらない」By 須賀敦子
私自身、孤独を世の中から撲滅したいと思うこともあれば、孤独を味わえてこそ人生、と思うこともあったりで、なんともフワフワした定まらない感じがあったのだが、この言葉に出くわした瞬間、孤独が徹底して肯定されているように思えて、なんだか救われる思いがした。
孤独の確立なくして人生なし。
ちなみに、この言葉は評論家の湯川豊が紹介しているのだが、彼の感性や文章も好み。
他の雑誌で、山田詠美や林真理子を取り上げていた時の文章が良かったな。
白洲正子の言葉も響く。
「私は、若いときから男でも女でもない、一人の『人間』になりたかった」
落ち着いたら、二人の作品も読んでみたいと思う