青春音楽活劇『詭弁・走れメロス』

ニコ生でやってた“アトリエ・ダンカンプロデュース 青春音楽活劇『詭弁・走れメロス』”をやっと観ました。
以前に私もこの作品の朗読舞台をやったことがあるので、観るの楽しみにしてたんですよね♪
森見登美彦さんの『有頂天家族』が舞台化されるということで、その宣伝をかねての配信のようです。

いやぁ、おもしろかった
そして・・・すごかった

私たちは文章を読む人、登場人物として演技をする人に分かれ、朗読舞台ということで本を持ちながらやったんです。
でもアトリエ・ダンカンさんの方は本ナシ！！
編集されているとはいえ、あの膨大な量のセリフを全て覚えるなんて！！
すごすぎるっっっ。
演出も良いですね。
捕まえる・逃げるといった動きが激しいシーンなんですが、スローモーションにすることによってよりスピード感が増した気がしました。
うーん、言葉で説明するのは難しい。
現実世界と改装シーンの切り替えも上手くて、とっても分かりやすかった。
情景の見せ方や小道具の使い方もうまい！


舞台が碁盤の目のように分割されていたのも良かったですね。
通路部分を使うことによって京都の街を走り抜けてる感じが倍増！
ブロック部分をうまく使って部屋の中を表現したりとか、空間の使い方が上手かった！！

なによりもすごいのは、詭弁論部員の3人！！
衣装変更することなく多くの人物を演じ、文章部分の多くを担当してストーリーを進め、アドリブ部分も面白い！！
もちろん他の役者さんもステキでしたが、この3人は特別にすごかった！
バカなことを真面目に一生懸命に取り組む大人って最高です
森見登美彦作品のおもしろさが十分に表現できていた舞台だと思いました。

舞台の『有頂天家族』もおもしろそう。
観に行きたいなぁって思ったけど、きっとチケットは完売だろうなぁ。
有名な方とか出演されるからチケットのお値段が高いのかと思いきや、6500円となんだか良心的。
いつになってもいいから、またニコ生で配信してくれないかなぁ。