SSproduce 異次元飛行αさんの『ミスタームーンライト～月光旅人』

3日に観に行った舞台の2本目は、SSproduce 異次元飛行αさんの『ミスタームーンライト～月光旅人』。
以前共演したすーざんが出演していました♪
この作品はキャラメルボックスさんの台本だそう。
この舞台もおもしろかった
本がしっかりしてるって素晴らしいですね！！
謎がだんだん解き明かされていくストーリー展開で、「どうなるんだろう」ってどんどんお話の世界に引っ張っていってくれました。

なんと、すーざんは既婚者の役。
末っ子的なイメージが強かったのでびっくり
妹への愛情が間違った方向に行ってしまい、最期はかわいそうなことになる役柄でした。
ちょろちょろと登場する眼鏡姿にドキドキ。
眼鏡マジック、恐るべし。

主人公の武藤啓太さん、良かった！
家で役者さんをちょろちょろと調べてたら（出演されている役者さんのブログやツイッターを調べるの大好き♪）、乙女企画クロジさんの「異説 金瓶梅」に出演されていたことが発覚。
その時はめーっちゃ男くさい役柄だったのに、今回はぼけーっとした役。
全然違う役柄を見事に演じられていて、引き出しの多さに驚きました。
ただ・・・女性の動きは要研究かな。
やっぱ性別を超えるって難しいよね。

あっ！
女優さんが美人さんばっかりで、とっても目の保養になりました。
かわいいかったー


個人的な感想としては、すーざんが演じる兄の一線を越えた狂気がもうちょっと色濃く出ても良かったのでは？と思う。
「俺の世界を壊したやつは死ぬのが当たり前。それが世界の常識」ぐらい思ってって欲しかった。
鹿島の言葉によって『狂気に満ちた人間が正気に戻る』のか『間違ってると分かっていながらも憎むことをやめることが出来なかった人間が正気に戻る』のか。
私は前者の方が光と闇のコントラストが大きく出ていいのでは・・・と思ったんですよね。
でも、演出の方が後者を目指していたんなら見せ方はバッチリだったと思う。