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ブログ版ネクストテクストです。

年末イヴェントその2 ~NGK

2005-12-31 14:19:30 | 一喜一憂躁鬱日記
NGKとは言わずと知れた「なんばグランド花月」の略称である。ブルーノートの翌日にNGKというのもすごいスケジュールではあるが、実はこれが吉本ライヴ初体験、というかお笑いライヴ初体験なんである。私もそうだったが、周囲の人に訊ねてみても、実は関西出身の人に限って新喜劇を見たことが無かったりするようである。

30日、午後6時半に開場。NGKの前は長蛇の列。すごい。こんなに人気があるんかいな。午後7時にいよいよ開演、の頃には1,000人近く収容するホールはほぼ満員。すすすごい。

プログラムは前半1時間が吉本新喜劇。後半1時間が漫才と落語(全部で6組)。以下写真と共に感想を。写真と言えば、NGKは写真撮り放題なんですな。ジェシカという新人女性漫才コンビがマエセツをやっていたんだけれども、「いつでもガンガン写真を撮ってくれて構いませんよー」と言っていてちょっと驚いた。そんなわけで、せっかくなのでしっかり写真を撮ってきました。

■ 吉本新喜劇


正直言って新喜劇で1時間というのは間が持たないんじゃないかと思っていたが、これが意外に面白いのだ。脚本が良くできているし、細かいギャグが散りばめられていて飽きさせず、最後まで全くダレなかった。特筆すべきは辻本茂雄。彼が出るだけで場が締まる。信頼できる面白さ。大いに笑わせていただいた。チェックのスーツが強烈でございました。しかしみんなものすごく稽古してるんだろうなあ。

■ ランディーズ

漫才のトップバッター。「おかん」(大阪弁で母親のこと)との電話ネタはけっこうリアルで面白かった。

■ ティーアップ

前田のほうがジェンキンスさんに似てるっていう小ネタはちょっと笑ったけど(たしかにちょっと似てる)、全体的にややヒステリックに叫びすぎて五月蝿く、疲れた。英語の授業ネタとかえらく古臭いし。

■ 大木こだま・ひびき

あの声を生で聞けただけでも感激。生「チッチキチー」とかも。残念だったのは既に一度テレビで見たことのあるネタだったこと。2度目でもけっこう笑ってしまったけど。

■ 大道芸
ハンガリーから来た若者による大車輪を使った芸。地味だったがちょうど休憩にぴったり。どういう経緯で日本で大道芸をしているのかは全然知らないけれども、ほんとに頑張って欲しい、となぜかえらく感情移入してしまった。

■ B&B

この日のベスト。B&Bの漫才など20年ぶりくらいに見たけれども、全然勢いが衰えていない。いやあよう喋るわ。息もあってるし、ネタも面白い。ほとんど円熟の境地です。そういや洋八って昔すごいパーマしてたよなあ。小柳トムみたいな(←古いって)。

■ 今いくよ・くるよ

くるよちゃんの衣装が年末特別バージョンだそうで、これまたド迫力。これも生で見られて大感激。聞いてて安心できる漫才であったが、そのくるよちゃんの衣装がずれてくるハプニングのため、そっちに注意が逸れてしまったのがちょっと惜しかった。もう一回ちゃんと見てみたい。

■ 桂文珍

この日のワースト。なんか知らないけれどもヤル気が全然無かった。こんなんでトリをつとめちゃいかん。冷笑的なネタが続くんだけれども、それが面白さではなくてサムさに繋がっていた。いつもこんな調子ではないと信じたいところ。

と、いう感じで漫才のほうは個々に優劣があったけれども、全体としては大満足。2時間たっぷり楽しめて、これで4,000円(二階席なら3,500円)は安い。関西人もそうでない方も、一度行ってみることをお薦めいたします。


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