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ブログ版ネクストテクストです。

マニア垂涎の結婚式

2006-02-26 13:46:55 | 一喜一憂躁鬱日記
この土曜日は高校時代の同級生Uの結婚式であった。場所は神戸のハーバーランドにあるオリエンタル・ホテル。数年ぶりにこのあたりに来たけれども、海の臨む開放的なホテルですなあ。この日は2月とは思えぬ汗ばむ陽気。潮の香りが漂って気持ち良かった。 さて、Uは軍人さんである。詳しくいうと海上自衛隊の将校さんである。余談だが、彼が横須賀で働いているときは、2度ほど米軍基地を案内してもらったことがあり、空母キテ . . . 本文を読む

私の平均的な平日

2006-02-25 12:22:34 | 一喜一憂躁鬱日記
朝7時50分に起床。7時35分にTIMEXの腕時計のアラームをセットして一度目を覚まし、15分間布団のなかでウトウトしてから起き上がるのが気持ち良かったのだが、最近このやり方で寝過ごしてしまうという事件が何度か発生したため、アラームの設定時刻を普通に7時50分に変えた。人生は日々改善である。 スーツを着て、ネクタイを締め、髭を剃り、髪を整える。告白すると、つい最近まで私はヘア・ドライヤーを使う習 . . . 本文を読む

ビールの旨さを教えてくれた作家

2006-02-21 23:08:25 | 濫読、併読、斜め読み
当時私は小学校5年生であった。それまで、家の中にあった父親や母親の蔵書は「読む対象」ではなく、家のなかの単なる置物に過ぎなかった。なにがきっかけで家の本棚に手を伸ばしたのかは憶えていない。一番最初に読んだ本が何だったかも忘れてしまった。 けれどもその最初に読んだ本が良かったのであろう。たちまちのうちに、読書が私の最大の快楽となった。そしてその後はもう、覚えたての快楽に溺れていくのみであり、親の蔵 . . . 本文を読む

沁みたーっ。

2006-02-19 14:20:09 | 濫読、併読、斜め読み
仕事帰りの電車のなかでブローティガンの『アメリカの鱒釣り』を読了。沁みました。シビれました。これ、学生時代に読んでおくべきだったなあ、などと詮無きことをいってみたりして。いやもちろん33歳になってからでも遅くはなかった(と思いたい)のだが。これは今後も何度か繰り返して読むことになりそうである。藤本和子氏による翻訳も日本語としてとても美しい。 数十篇の断章の如き物語、というか奇妙なエピソード集のな . . . 本文を読む

心への優しいマッサージ

2006-02-13 22:33:45 | 濫読、併読、斜め読み
先日、仕事帰りに梅田で友人と待ち合わせをしていて、しばらく時間があったので紀伊国屋書店へ。目当ての本があるわけではないので、ぶらぶらと海外文学コーナー、文庫本コーナーあたりをうろついていたら、新潮文庫のところで平積みされている本のなかに『アメリカの鱒釣り』を発見した。 リチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』という作品のことを最初に知ったのは高橋源一郎か村上春樹のどちらかが書いたエッセイ . . . 本文を読む

『下流社会』

2006-02-11 17:11:12 | 濫読、併読、斜め読み
ベストセラーになった本らしく、東梅田の地下にある小さな旭屋書店でも平積みになっていて、つい興味本位で購入。日本において階級社会が再び出現しつつある、というような議論を最近多く聞くようになってきた。たしかにそう言われてみればそんな気もするけど、でもそれって本当なんかいな、といまいち腑に落ちない部分もあったのだが、そういう「腑に落ちない部分」をすーっと腑に落ちるようにしてくれた本。 なるほど。社会の . . . 本文を読む

続・通勤途上に腹立たしく思うこと、及びその対策案

2006-02-11 14:11:16 | いつも雑念ばかり
前回は混雑した道を携帯電話の画面を見つめながら歩く者どもを槍玉にあげた。これと並んで腹立たしく、しかもこれよりも以前から存在するのが「電車内で化粧をする女」である。 こういう女性についての分析は既に多くの人々によってなされており、ここで私が屋上屋を架すこともないであろう。だから彼女たちの心理について分析することはしない。ただ不快なだけだ。これはもう分析する以前の問題である。 私が彼女たちを不快 . . . 本文を読む

通勤途上に腹立たしく思うこと、及びその対策案

2006-02-06 20:52:53 | いつも雑念ばかり
いま住んでいる社宅から職場まではドアツードアで40分弱。しかもそのうち半分近くを占める地下鉄谷町線の太子橋今市-東梅田間はそれほど混雑もなく、朝に至ってはほぼ毎日席に座ることができるというのだから、これまで通学・通勤に尋常ならざる時間を費やしてきた私としては夢のような快適さと言って良い。 と、非常に恵まれた通勤環境を謳歌している(と自分では思っている)私ではあるが、それでも通勤のあいだにはいろい . . . 本文を読む

イギリス贔屓

2006-02-05 17:20:04 | いつも雑念ばかり
男性の服はイギリスのが一番だと思う。スーツ、革靴、シャツといったいわゆる仕事着においてはとりわけそうだ。世界のいろいろな街を歩いていても、ロンドンほどカッコいいスーツ姿の男性を多く見る機会はない。 ところがそんなイギリスの紳士服の世界に異変が起こっているのだ。というかけっこう以前から起こってたということを最近になって知った。 ひとつはPinkというシャツ屋さんである。大学の卒業旅行でロンドンに . . . 本文を読む

オレをスーパーサイズにしてくれ

2006-02-01 22:39:32 | 映画とドラマのはなし
遅ればせながら"SUPER SIZE ME"を観た。正確にはわざと観るのを遅らせたんである。アメリカに住んでいるときに封切りされていたのだが、観るのが恐かったのだ。だってアメリカ中西部に住んでいて、映画のせいで万が一ファースト・フードを食べるのが嫌になったら生きていけないではないか。それくらいにファースト・フードが街中に溢れていて、ファースト・フード無しには生活が成り立たない環境だったのである。 . . . 本文を読む