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ブログ版ネクストテクストです。

こういう本が睡眠時間を削る

2006-03-30 23:35:39 | 濫読、併読、斜め読み
遅ればせながら『マネー・ボール』を読み終えた。オークランド・アスレチックスというアメリカ・メジャーリーグの球団の異色GM(ジェネラル・マネージャー)、ビリー・ビーンが、いかに乏しい予算で常勝チームを作り上げたか、という話。めちゃめちゃに面白い。 実はこの本、留学中に同級生の馬鹿バスケさんに薦められて原書を借りたものの、私の読解力が至らず、結局中途で読むのを挫折。ところが各所で絶賛されてるし、その . . . 本文を読む

男は永遠に女に敵わない

2006-03-29 22:23:27 | 一喜一憂躁鬱日記
3月26日。日曜日の夕方。昨日は病院の入院部屋で耐え切れぬほどの退屈に辟易していた風だった妻が、この日は朝から始まった陣痛に憔悴しきっていた。10分おき、5分おき、3分おきと痛みの間隔は狭くなり、夜になってそれは遂に1分おきになった。痛みに強いはずの妻が、布団や枕や私の手を掻き毟るように掴んで呻く姿を見ていると、「男性は陣痛の痛みを経験したら死ぬ」という冗談ともつかぬ話はきっと本当なのだろうという . . . 本文を読む

続・野球知らず

2006-03-21 23:19:52 | いつも雑念ばかり
野球にほとんど興味のない私でもついつい観ちゃいますね、WBC。結局この決勝戦も最初から最後まで観戦しました。やっぱり国別になると面白い。スポーツをまったくやらない癖にオリンピック観戦が大好きなのも、国の代表同士が競争することで本気度が段違いなのが魅力だからである。そんな私なのに世界陸上をまったくもって楽しめないのはゲストの織田裕二が鬱陶しいからだ。誰だあんなウザい言動を放置してる奴は。ま。これは余 . . . 本文を読む

野球知らず

2006-03-15 22:50:54 | いつも雑念ばかり
小さい頃は父親の横でテレビでプロ野球観戦をしていたものだが、学生時代以降めっきり観なくなった。どうも自分はあまり野球に興味がないらしい。そんな私であるが、WBCにはちょっと興味がある。やっぱり国同士の試合って面白いですね。 さて、WBCといえば、日本対アメリカの試合における誤審疑惑。盛り上がっておりますなあ。私も映像を観たけれども確かにあれは合衆国へのえこ贔屓と見られてもしかたないジャッジに見え . . . 本文を読む

岸田節健在なり

2006-03-13 21:52:42 | 濫読、併読、斜め読み
『幻想に生きる親子たち』読了。「岸田秀処女」及び「岸田秀童貞」の皆様におかれては、やはりまず『ものぐさ精神分析』から読まれることをお奨めしたい。ここに収められている文章のほとんどが「人間は本能が壊れた動物である」という氏独自の性的唯幻論を前提として書かれていて、性的唯幻論自体の説明は端折られているからである。 以前からのファンの立場から言わせていただくと、このエッセイ集(のようなもの)、いつも通 . . . 本文を読む

「空っぽの頭」という題名の映画

2006-03-12 21:01:43 | 映画とドラマのはなし
人間ドックの一日目が午後3時くらいに終り、病院にいても暇で暇で仕方がないので外出することにした。人間ドックを受けた病院は京都の九条大宮(東寺のあるところ)近く。私は京都の地理をまったく知らないので、看護婦さんに映画館の場所を教えてもらい、市バスに乗って新京極通りにあるMOVIX京都というシネマ・コンプレックスへ。 しばらく前から気になっていた『ジャーヘッド』を観ることにした。湾岸戦争に参加した二 . . . 本文を読む

秘密諜報部員になれない私

2006-03-12 11:57:43 | 一喜一憂躁鬱日記
数日前、人間ドックに行ってきた。初体験である。初体験なのに一泊二日のかなり本格的なものであり、内容も相当充実。会社の福利厚生の範囲(つまり無料部分)に加えて、どうせ行くんならと肺ドックやらいびき睡眠時無呼吸検査やら糖尿病インスリン検査や内臓脂肪精密検査やらとオプション部分をガシガシ追加。5万円近くかかったが、まあ何年かに一度のことだし払っても損はなかろう。 しかしあらためて自分は秘密諜報部員なれ . . . 本文を読む

「岡本太郎」さ

2006-03-11 20:39:07 | 一喜一憂躁鬱日記
先週末、大阪の万博公園に行った。ここに行くのは記憶している限りでは初めてのことである。大阪万博が開催されたのは1970年。私の母親はこの万博でコンパニオンをしていたという。そして私の父親は警察官であり、この万博の警備をしていたという。そんでもってこの万博で二人が出会って結婚したらしい。というわけで。この万博公園は私にとって非常に大きな意味のある場所なのであった。 さて、万博公園といえば巨匠岡本太 . . . 本文を読む

ミカそっくり

2006-03-11 10:53:10 | 音楽のはなし
変わった名前だなあ、エキセントリックな感じの女の子だなあ、くらいの印象しかなくって、これまではちゃんと顔を判別することすらできなかったのだ。木村カエラのことである。先日の「うたばん」に出演している彼女を偶然見かけて、うわ。すごいカワイイ顔してるじゃないかと驚いた。 話はそれますが「うたばん」を久々に観たんですけどあれはサムいですなあ。とっくの昔に笑いのピークを過ぎたにもかかわらず無理やり笑わせよ . . . 本文を読む

あてに(なる/ならない)記憶

2006-03-05 19:40:41 | 濫読、併読、斜め読み
昨日心斎橋で散髪をして、梅田で途中下車してブックファーストに立ち寄った。仕事関係で調べたいことがあり、その参考になる本を探しに行ったのだが、自分にピタッとくる本がなくて購入は見送り。結局趣味に走って文庫本コーナーへ移動した。 リチャード・ブローティガンの別の作品を読もうと『西瓜糖の日々』を手に取る。続いて角川文庫コーナーへ。その昔は、大きな書店であれば二、三十冊は並んでいた片岡義男の本は、今やそ . . . 本文を読む