劇団冷凍うさぎの第2回公演「向日葵通りのぼくの家」が2月11日、12日にかけてシアター300で上演された。12日14時からの上演には、学生を中心に40人ほどの観客が訪れた。【2月13日 神戸大NEWS NET=UNN】
劇団冷凍うさぎは、演劇研究会はちの巣座の有志からなる団体。2010年の結成から、今回で2回目の公演となる。
今回の脚本は当劇団のオリジナルで、作り手と創造の世界が交錯するという斬新な話を演じた。理不尽な世界でも生きていく意味はあるのか。この問いに対し、作り手の脚本家と演出家が議論を戦わせる場面から劇は始まる。2人の意見は結局まとまらず、創造された理不尽な世界の中で生きていく主人公「ぼく」に答えを求めることに。脚本家と演出家が語り合う現実世界と「ぼく」が演じる虚構世界の2つを軸に話は展開し、役者が演技の傍ら舞台装置を務めるなど、新しい演劇のスタイルにも挑戦した。
脚本を務めた森岡拓磨さん(文・3年)は「はちの巣でやる時とは違い、脚本についてはメンバー全員で話し合って書き直していった。みんなの意見が混ぜこぜになって、今までにない公演になった」と話した。試験期間直後の公演だったため、日程に余裕はなかったという。「正月までに脚本は半分しか完成していなかった。劇中で脚本家と演出家が口論するシーンがあったが、実際はあれよりも厳しい話し合いをした」と森岡さんは苦労を語った。
公演のチラシを見て訪れた男性は「新しい切り口の劇だと思った。現実世界と虚構世界があいまいながら、全てが演劇としてまとめられているのがよかった」と公演の出来具合を称賛した。(記者=石橋雄大)
【写真】劇中のワンシーン(2月12日・シアター300で 撮影=片山孝章)
劇団冷凍うさぎは、演劇研究会はちの巣座の有志からなる団体。2010年の結成から、今回で2回目の公演となる。
今回の脚本は当劇団のオリジナルで、作り手と創造の世界が交錯するという斬新な話を演じた。理不尽な世界でも生きていく意味はあるのか。この問いに対し、作り手の脚本家と演出家が議論を戦わせる場面から劇は始まる。2人の意見は結局まとまらず、創造された理不尽な世界の中で生きていく主人公「ぼく」に答えを求めることに。脚本家と演出家が語り合う現実世界と「ぼく」が演じる虚構世界の2つを軸に話は展開し、役者が演技の傍ら舞台装置を務めるなど、新しい演劇のスタイルにも挑戦した。
脚本を務めた森岡拓磨さん(文・3年)は「はちの巣でやる時とは違い、脚本についてはメンバー全員で話し合って書き直していった。みんなの意見が混ぜこぜになって、今までにない公演になった」と話した。試験期間直後の公演だったため、日程に余裕はなかったという。「正月までに脚本は半分しか完成していなかった。劇中で脚本家と演出家が口論するシーンがあったが、実際はあれよりも厳しい話し合いをした」と森岡さんは苦労を語った。
公演のチラシを見て訪れた男性は「新しい切り口の劇だと思った。現実世界と虚構世界があいまいながら、全てが演劇としてまとめられているのがよかった」と公演の出来具合を称賛した。(記者=石橋雄大)
【写真】劇中のワンシーン(2月12日・シアター300で 撮影=片山孝章)