自由劇場の2009年度生卒業公演「世界樹とガク」(作/演出・上島彰悟)が2週連続で行われた。「2大都市ツアー」と銘打ち、神戸と大阪の2か所で公演。2日と3日には鶴甲第1キャンパスのシアター300で、9日と10日には大阪市立芸術創造館で「2013おうさか学生演劇祭 vol.6」のプログラムの1つとして上演した。卒業生らは学生演劇の集大成を有終の美で飾った。【3月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回が初のおうさか学生演劇祭への参加となった自由劇場。昨年、部員が個人で参加したことで声がかかり、団体として出演する運びとなった。「お祭りのような気分で、他の部員も乗り気だった」と主演、脚本、演出の3つをこなした上島彰悟さん(発達・4年)は部内の歓迎ムードを振り返る。しかし会場が変わったことで、舞台の基礎の組み方に違いが出るなどの苦労も。「うまくいかないとき、脚本と演出と演技、どこが足りないのか分からなかった」と大変なことも多かったそうだ。
「世界樹とガク」は2つの異なる世界が舞台で、それぞれの世界の兄妹愛を全面に押し出して描いた物語。ガクは謎の病に侵された妹を救うため異世界へと飛び込み、世界樹に翻弄される兄妹を助ける。客席には大学生以外に、制服を着た高校生や親子連れ、お年寄りなども目立ったが、普遍的なテーマであらゆる客層を引き込んだ。
上島さんは「劇中と同じで、自分たちの活動も人とのつながりが大切。喜ばせるのは難しいが一生懸命やってほしい。そして見に来てくれた人にきちんと感謝できる人間になってもらえれば」と後輩への期待を込めたメッセージで締めくくった。(記者=香月隆彰)
【写真上下】劇中のワンシーン(3月9日・芸術創造館で 撮影=香月隆彰)
【お詫び】記事中に一部誤りがありました。掲載時は上島「彰吾」さんとしていましたが、正しくは上島「彰悟」さんです。上島さんや関係者の方にはお詫びを申し上げますとともに、これを訂正いたします。(3月12日午後0時4分 神戸大学ニュースネット委員会)
今回が初のおうさか学生演劇祭への参加となった自由劇場。昨年、部員が個人で参加したことで声がかかり、団体として出演する運びとなった。「お祭りのような気分で、他の部員も乗り気だった」と主演、脚本、演出の3つをこなした上島彰悟さん(発達・4年)は部内の歓迎ムードを振り返る。しかし会場が変わったことで、舞台の基礎の組み方に違いが出るなどの苦労も。「うまくいかないとき、脚本と演出と演技、どこが足りないのか分からなかった」と大変なことも多かったそうだ。
「世界樹とガク」は2つの異なる世界が舞台で、それぞれの世界の兄妹愛を全面に押し出して描いた物語。ガクは謎の病に侵された妹を救うため異世界へと飛び込み、世界樹に翻弄される兄妹を助ける。客席には大学生以外に、制服を着た高校生や親子連れ、お年寄りなども目立ったが、普遍的なテーマであらゆる客層を引き込んだ。
上島さんは「劇中と同じで、自分たちの活動も人とのつながりが大切。喜ばせるのは難しいが一生懸命やってほしい。そして見に来てくれた人にきちんと感謝できる人間になってもらえれば」と後輩への期待を込めたメッセージで締めくくった。(記者=香月隆彰)
【写真上下】劇中のワンシーン(3月9日・芸術創造館で 撮影=香月隆彰)
【お詫び】記事中に一部誤りがありました。掲載時は上島「彰吾」さんとしていましたが、正しくは上島「彰悟」さんです。上島さんや関係者の方にはお詫びを申し上げますとともに、これを訂正いたします。(3月12日午後0時4分 神戸大学ニュースネット委員会)