知人を勧誘する際ご自身のニュースキン収支を(嘘偽りの無い)データにでもして、提示したら良いと思います。
ニュースキンジャパンは九期連続減収。
これが嘘偽りの無いデータです。
原価率18%ってよく見かけるけどどんな意味があるの?
ただしニュースキンの人たちは、他社の原価率を批判するくせに自社の原価率を明らかにしない。
そういう詐欺的商法の当て付けにはなりますね。
原料代に金をかけていないこと
加工前の原材料費なのか
加工費まで含んだ工場出荷の内部価格なのか
どっちなんだろう?
有価証券報告書の連結財務情報の数字ですから、工場出荷の内部価格になります。
EDINET『金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム』
http://info.edinet-fsa.go.jp/
提出者EDINETコード: E05831
提出者名称: ニュースキン・エンタープライジズ・インク
から有価証券報告書を見ることが出来ます。
ニュースキンが他社批判する原価が、そのまま自己否定になる矛盾。
あくまでもニュースキンの優位性ばかりを主張するウソだらけのセミナー。
製造原価+企業利益+流通費+卸や小売の利益=製品価格
ニュースキンなどのマルチの場合
製造原価+企業利益+流通費+DTへの利益=製品価格
商品1つあたりの輸送費は大量輸送の一般の販売方法のほうが安くなる。倉庫代金はマルチも一般も同じようなものだろう。
一般の「卸や小売の利益」は大量販売により賄うから、これも商品1つあたりの価格に占める割合は、マルチに比べて少なくなる。(商品の種類によるけどね)
売上原価の主なものは、下記のとおりである。
・第三者の取引先から通常米ドルで購入する製品の購入原価
・自社製造製品の原価
・ディストリビュータに原価またはそれに近い値段で販売する販促品にかかる費用
・ディストリビュータに貸し出す「ファーマネックス バイオフォトニック スキャナー」等、一定の製品およびサービスに関連する減価償却費
・製品のディストリビュータへの出荷運賃および当該製品の輸入関税
・使用承諾された技術にかかるロイヤルティおよび関連費用
当社は、大部分の製品を米国在所の第三者メーカーから調達している。・・・
販売費には、ディストリビュータへのコミッションや報奨旅行その他の報奨の費用のほか、中国における雇用販売員に支払う給与、(以下省略)
2010年度売上高 1,537,259 売上原価 272,431 販売費 646,348 一般管理費 401,418 営業利益 217,062 (単位:千ドル)
#私の能力が低いので読み取れない情報が多いですが...
日本の売上が全体の31%を占め、ニュースキンの最大の収益市場であるのに対し、アメリカの売上は14%程度
南北アメリカで16%という事は、残りのアメリカは2%程度ということ?
「当社と同じ業界の他の会社と同様、当社ではかなりの頻度でディストリビュータが入れ替わっている。」と止める人は多いらしい。
日本で罰則が課される可能性も記載されている。
一部を書き出すと、「当社は一部の県の消費者センターから、当社のディストリビュータのトレーニングに関する懸念ならびに多数の一般質問および苦情を指摘する警告を受け取っている。」とある。
#なおざりな消費者センターもありますから...
もしかして、
コンプライアンスへの取り組み - Nu Skin
http://www.nuskin.com/content/nuskin/ja_JP/info/First_timer.html
等というのが公開されているのは対策の一環?
「当社の売上総利益は製品毎に異なり、また日本等いくつかの市場で高くなっている」ということは日本はおいしい市場ということですね。現在は円高差益も大きいですし。
有価証券報告書を読むのも書き写すのが面倒すぎるので、これにて。
「当社の研究開発活動は、主にファーマネックス部門を通じて行われている。研究開発費は、添付の連結損益計算書の一般管理費に含まれており、発生時に費用計上され、・・・2010年度の合計は・・・12.4百万ドルであった。」
売上高 93,789 売上原価 31,947 売上総利益 61,842
販売促進費 11,240 荷造運搬費 3,630 宣伝広告費 8,230 その他販売費及び一般管理費諸々合わせて 54,724 営業利益 7,117 (単位:百万円)
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費は2,428百万円
原価率 約3割 売上高広告費比率 9%弱 売上高営業利益率 7.5% 売上高研究開発費比率 2.5%
ニュースキンを見ると、原価率 18% 売上高研究開発費比率 1%未満、売上高営業利益率 14%
ニュースキンは良く儲かっているようですね。
ちなみに資生堂の売上高研究開発費比率は前期で2.2%程度
数字からは、ニュースキンは研究開発費や原材料よりも、販売促進費?に費用をかけている様が窺えます。
ところで、「当社の研究開発活動は、主にファーマネックス部門を通じて行われている。」ということは、
化粧品の研究もファーマネクス部門で引き受けているのか、それとも、研究に力を入れていないのか...
ニュースキンの有価証券報告書には、売上はディストリビュータしだいとあり(人海戦術?)、実際多額の費用がDTに支払われているのに対し、
ファンケルは広告と口コミでニュースキンをはるかに下回る販売促進費で売上を上げているのを見ると、(消費者から見て)ファンケルの方がはるかに効率が良いのでは?
ニュースキンは、末端DTが消費者に小売をするのが前提ですから、(子会社が製造した製品を)消費者に直接販売するファンケルと比較するのは余り良くないと思いますが...
ニュースキンのディストリビュータは事実と異なる説明をしてるが大丈夫か?
それでいて直販形態で原価率18%とは
連鎖報酬の還元率が仮に40%でも美味しい商売だな