
RCZ。
THP200MT。
ボディはCD値は低い。しかし、前面投影面積は
意外と広い。拡幅が広いためだ・・。
1350kgのボディは軽量とも重量級とも言えない。
しかし、ハンディがあれば跳ね返す体力を持つ。
トルクという体力だ。
200馬力は大したことは無いかもしれない。
しかし、非力な車に乗って思う事。
馬力は飽きても、満足させるトルク値は必要ということ。
そのトルクを発生させる絶対的な馬力は200という
数字だと思う。
たかが200馬力。
されど200馬力。
今思うことは、RCZのシャーシ能力は低かったかもしれない。
RCZ-Rがデビューしてなおさら。
残念ながら、良く出来たトーションビームも
マルチリンクにはかなわないということだ。
アクセルを踏み込む。
疾走だ。
全力疾走。
4速で踏み込めば・・10秒はスクランブルがかかる。
この時の官能感はうまく表現できない・・。
ブーストアップによる押し出し感・・タイヤを前輪でも
蹴りこむが、まるで後輪で蹴りこんでいるような
FR的な疑似感覚。
景色が流れて溶け始める。
この時が、私のRCZに対する最高の
満足感、充足感、が味わえた時だったのだ。
孤独な疾走・・だ。(続く)