小池都知事がしがらみない政治を目指し日本をリセットすることは、諸々の批判はあるが、世は新陳代謝で生成発展すると思っており、戦後72年は自民党主導の政治で復興成長してきたが社会に既得権を醸成し硬直化社会になってきたと思っており、新陳代謝が不可避で、「希望の党」は日本社会を新陳代謝させる魁になればと思いますね。
当方は、小池百合子都知事については、当初は冷ややかに見ており、旧ブログ『小池元防衛相:幸福実現党に協力要請?・・・焦り?「吉」それとも「凶」』(2009-08-18)と書き、小池百合子議員には良い印象を持っていませんでしたが、都知事選に出馬し所属自民党公認候補を破り従来の都議会を牛耳っていた勢力を撃破し都議会の勢力図を変革した力量は評価しています。
小池新党「希望の党」は、本日、結党記者会見で、小池代表は【日本をリセットするために「希望の党」を立ち上げる。しがらみのない政治、大胆な改革を築いていく】と表明し、綱領として寛容な改革保守政党をめざすとの説明に共感しますね。
安倍晋三総理は、懐古保守主義で同質の稲田朋美議員を防衛相に任命するなど、安倍晋三総理の保守観には違和感を持っていました。
「希望の党」の寛容な保守については消化不良で評価できないが、懐古的な保守観でないと思いますね。
安倍晋三総理は、独りよがりの軟弱な野党や小池新党の動きを見て、勝算ありと国難突破解散を意図したが、小池都知事が新党設立の低次元緩慢な動きをリセットし自ら代表に就任し反安倍自民党で野党が集合体を形成の動きは計算外だったのでしょうね。
要は、世襲家柄で世の荒波を肌で経験していない安倍&安倍親派が小池都知事の才覚を見誤ったのでしょうね。
当方は、当初、前述したがを冷ややかに見ており、孤軍奮闘し大差で自民党都知事候補を都知事選に撃破したことで、小池百合子都知事の人物像に関心を持ち、wikipediaによれば、ユニークな才覚の持ち主と思った次第です。
Wikipediaによれば、“「「国際連合の公用語にアラビア語が加わる[注釈 1]」旨を伝える新聞記事をきっかけに、アラビア語通訳を目指すことにし、1971年9月に大学を中退して父親の貿易先でもあったエジプトへ留学」”とあり、アラビア語を習得した先見性に興味を持ちましたね。
カイロ大学卒業後はアラビア語の通訳として活動し、フリーから出発した女性キャスターとしては草分け的存在となり、1992年の第16回参議院議員通常選挙を前に、複数の政党から立候補の誘いを受けていたが、「政治を変えるには大きな中古車を修理するのではなく、小さくても新車の方がいい」との理由で、日本新党に入党し初当選した経歴の持ち主で、先鋭で改革意識の高い人物と思いましたね。
現役時代に、物事を複眼的に見ろを指導され、「着眼大局」「着手小局」という囲碁の用語を教示されましたが、
小池代表の「希望の党」設立経過を見ていると、「リセット」の語句に「着眼大局」「着手小局」を連想します。
この数日のTV番組で、「希望の党」・小池代表を頻繁に取り上げており、政治評論家は、小池代表の言動にTVキャスター出身だからメディア戦略に長けており、先見的な行動力を「すごい」「勝負師」としか評価していないが、メディア戦略も才覚であるが、政治家として、旧態の守旧政治を変えたい意識の先見性を評価すべきで、「希望の党」の綱領を現実的な計画が無いので評価できないと声は旧態の人種ですね。
日本社会は、戦後、先人の努力で経済発展してきたが、他方で、産業経済界も官僚世界・教育分野も労働組合にも既得権土壌を形成し「しがらみ」「忖度」意識が醸成してきたのは事実です。
当方は、公平・公明・公正な競争社会を目指し新陳代謝は将来への道程と思っており、「希望の党」の寛容な改革保守政党を目指す方向性には賛同し、憲法改正は党の党是であるという偏狭な思考の自民党には賛同できず、宗教団体が母体で地方・中央も与党側に固執する選挙上手の公明党には食傷し、老人性骨粗鬆症に陥った日本社会に希望を持たせるのは「希望の党」かなーと思うこの頃です。
、
リーマンショック後、日本経済は「破壊と創造」が流行し、リストラすることを経済界は評価したが、「旧態を破壊は納得したが、創造なく縮小残存延命の変革だけを是」も現実もあり、「希望の党」が日本をリセットするには小池代表をサポートするブレインの人材が不可欠ですね。
小池代表を、某政治家が「スーパーウーマン」と称していたが、当方には、「女傑」と思えましたね。
現役時代、他部門の職場に、先鋭的で大局的で革新的な女子社員がおり、業務に精通は勿論の事、他部門の知らない世界には貪欲に教示を要請し、主義主張に固執せず柔軟ですが、顧客には良かれ思うことは直接的・断定的に主張する女子社員がおり、当方は「女傑」と称していましたが、小池代表を見ているとその「女傑」を連想しますね。