傍観者の独り言・戯言

団塊世代の手前勝手な放言
ブログ「傍観者の独り言」の続編

豊洲市場地下空間:これまで名乗り出ない体質には嫌悪感(雑感)・・・・・・伏魔殿の証(雑感)

2016-09-24 18:24:31 | 独り言

本ブログで、施主の意向(要請?)で、3ヶ月間で、地下空間が基本設計に組み込まれたと書いたが、小池都知事から無責任体制と罵倒されたのに、名乗り出ない都庁組織体質には嫌悪感を持ちますね。
設計事務所は当然ながら経緯を熟知しているが、守秘契約で黙秘しており、オリンピックを控え施主側に負い目があり、無用な言質・失言に神経を使っているでしょうね。
部下の失敗でも上司は、責任を取るのが組織の原則であり、例え自分の本意でない事柄でも印鑑を押印したら責任をとるのが原則で、逆に、部下の本意なり総意を上司が却下し、自分の本意で事を進め、問題が現出したら部下に責任が負わないように鋭意努力するのが原則です。
官僚体質は、自分側の否を認めない体質ですが、この度の地下空間問題の成り行きを傍観していると
無知がまかり通る体質には嫌悪を感じますね。

当方は、地下区間問題は、施主の意向に、設計事務所側から構造・コスト・工期ら鑑み盛り土の代替に地下水監視・浄化システムらで補えるとし、両者の妥協の産物と思い、地下水監視・浄化システムの機能・性能が問題点と思っていました。
しかしながら、NHKニュースの記事『建築部門の「盛り土の上に建設 非現実的」認識影響か』に接して、都庁の現場実務部門の体質に嫌悪和感をもちました。

記事『建築部門の「盛り土の上に建設 非現実的」認識影響か』を転載すると、

“「豊洲市場をめぐる問題で、専門家の提言に反して、建物の地下に盛り土が行われなかったのは、都の建築部門による「盛り土の上に建物を建てることは非現実的だ」とする認識が影響したと見られることがわかりました。ただ、提言に反する工事について、いつ誰が判断したのかについては依然としてわかっておらず、都が早急に調査を進めることにしています。

豊洲市場の土壌汚染対策をめぐる問題では、東京都が専門家から敷地全体に盛り土を行うよう提言を受けたにもかかわらず、独断で、建物の地下には盛り土をせずに空洞を設けたことが明らかになりました。

都のこれまでの調査で、建物の地下に盛り土をしないことは、平成25年2月に完成した建設工事の詳細な図面などを示した実施設計で確定したことがわかっています。こうした工事の内容は、建物の整備を担当する都の建築部門による「盛り土の上に建物を建てるのは、使い勝手から非現実的だ」とする認識が影響したと見られることが新たにわかりました。

こうした調査の経過はすでに小池知事に報告されていますが、提言に反する工事について、いつ誰が判断したのかについては依然としてわかっておらず、都が早急に調査を進めることにしています
。」“

の[建築部門による「盛り土の上に建物を建てるのは、使い勝手から非現実的だ」とする認識する影響]が事実ですると、現場部門で建設部門が優位にあり、その部門長の意見は内外に影響力を持っていたのでしょう。
都の建設部門は、公共建設の建設を担うことで利権の醸成し、都議にも影響力を持つ立場になり、都議会にも影響力をもつ堅牢なOB現役の集団になったのでしょうね。
建設部門の積年に渡り内外への影響力は、外部業者とも互恵関係を強め、議会とも阿吽の呼吸の関係にもなり、内部にも政治力を強め、恩恵を享受するOBがおり、現役でも互助の関係が醸成されたのでしょうね。
特に、長年の実績ある建設部門は環境・土木部門より発言力が強く、環境部門・土木部門の盛り土の上にモニタリング空間、地下ピットの要望を地下空間で非現実として押し切ったのでしょうね。
この内外の威光に関係者はダンマリなのでしょうね。
それにしても、地下区間の真相をも沈黙をまもる都庁は、去勢された人間の集団なのでしょうか。
建設部門は利権を堅持し都議の圧力団体になり、石原元知事にも軟弱させメクラ判の世界を作ってきたのでしょうね。
それが、全市場長に「盛り土の上に空間を造ると思っていた」「地下空間は知らない」とか、石原元都知事に「都庁は伏魔殿!」と言わしめたのでしょうね。
小池都知事が都議会をブラックボックスと称し、メディアは都知事選を小池女史と内田前都議連幹事長との攻防と報道も納得できますね。

さて、[建築部門による「盛り土の上に建物を建てるのは、使い勝手から非現実的だ」は建設部門の総意か建設部門長個人の意見か不明ですが、地下空間が問題になり世の中が喧噪しており、小池都知事が経緯を詳細に明らかに指示したのに、適当な対応にする程、建設部門には内外、組合にも積年の互助関係が濃密なのですね。
小池都知事が無責任体制と言葉を荒げるのはわかりますね。

誰も名乗りでないのは、地下水監視・浄化システムでは、不安なのかな?
誰も名乗り出ない都庁は、建設部門が政治力を持つ利権堅持組織に嫌悪を感じますね。
小池都知事は、伏魔殿と争うには、情報操作を過信せず感情的に性急に事をせかさずにじっくりと確証・傍証をもち逃げ道も用意して大魚を逃がさぬ慎重さが必要でしょうね。
小池知事の言う自律組織をめざすべきですね。




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