世界3大不正事件と揶揄された小保方晴子氏主導のSTAP細胞捏造事件は、小保方晴子氏の手記【あの日】発刊でも理研、NHKらの既成組織は微動だしていないが、STAP細胞事件はさざ波が続いていますね。
当方は、ブログ「Electronic-Journal」様のカテゴリ[STAP細胞事件]を再通読し、STAP細胞事件を小保方晴子氏がES細胞捏造主導者と断罪した結論には違和感をもっており、手記【あの日】を購読し、違和感を強くし、その後の成り行きが関心事でした。
手記【あの日】発刊を取り上げたのは、週刊雑誌、TVのワイドショー程度で、理研・学術団体、NHK・マスメディアは黙殺し、一部のジャーナリストが電子メディアでゲリラ戦程度で、既成勢力は微動だしていませんが、さざ波は続いていますね。
BLOGOSがジャーナリスト粥川準二氏の『STAP細胞をめぐる「流言」を検討する - 』を取り上げ、Business Journalにジャーナリスト上田眞実氏が寄稿『STAP現象、米国研究者Gが発表…小保方晴子氏の研究が正しかったことが証明』を「流言」と酷評していますが、過去には、上田眞実氏(木星通信)が関与している【小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会】が粥川準二氏のコラムについて、『粥川準二氏の小保方晴子著「あの日」評論に反論』と反論していました。
当方が、STAP細胞事件で注目しているのは、ブログ『理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問』の『3 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(3)―CDB運営・人事を、分子生物学会の影響下に置くための仕掛け作りのための提言』の自己点検委員会の報告書は既成勢力の働いた疑念、『BPO4月15日の会合の議事要旨が公開されました―継続して「論点、質問項目」を審理』のBPOの放送人権委員会の3月15日会合の議事要旨ですね。
『3 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(3)―CDB運営・人事を、分子生物学会の影響下に置くための仕掛け作りのための提言』では、理研の自己点検委員会の報告書を、
“「「STAP論文は捏造」「小保方氏は悪質な研究不正者」ということが、立論の大前提ですから、そこに誘導するために研究の構図も意図的に構成していきますし、この構図が崩れるようなことには決して触れません。
そして、そのような一大捏造事件が起きるのを許したのは、一握りのCDB上層部の運営に大きな問題があったからだ、と導き、そこから、上層部を放逐し、CDBを学会主力メンバーの影響下に置くための仕掛け作りを、「ガバナンスの確保」「組織・運営の改革」という美名?の下に提言する・・・というのが、全体の報告書の構成だと、自己点検委報告書を読み込んだ今、私は感じています。
そういう構図がわかってこれば、分子生物学会の主力の面々が、理研の検証実験の実施に断固として?反対した理由もわかってこようというものです。STAP細胞があってもらっては何としても困るわけです。それが捏造だという大前提が崩れてしまっては、提言どころではなくなってしまいますから。」“
と、既成勢力の分子生物学会が、捏造を小保方氏主犯/笹井氏共犯化としCDB組織が起因の筋書きで、分子生物学会の影響力堅持の思惑が働いたと論じています。
この世は、何処にでも守旧(既得)勢力があり、学術分野にも存在し、外野の若手女性研究員の万能細胞の発見など分子生物学会は歓迎できる事柄ではなく、影響力を堅持に、小保方晴子主導のSTAP細胞捏造事案を顕在化し上部組織の責任問題化し影響力堅持に動いたことは想像できます。
『BPO4月15日の会合の議事要旨が公開されました―継続して「論点、質問項目」を審理』では、放送人権委員会では事案の一つに小保方晴子氏の申立があり、
“「「STAP細胞報道に対する申立て」事案の審理
対象となったのは、NHKが2014年7月27日に『NHKスペシャル』で放送した特集「調査報告 STAP細胞 不正の深層」。番組では英科学誌「ネイチャー」に掲載された小保方晴子氏らによるSTAP細胞に関する論文を検証した。
この放送に対し小保方氏は人権侵害等を訴える申立書を委員会に提出、その中で「何らの客観的証拠もないままに、申立人が理研(理化学研究所)内の若山(照彦)研究室にあったES細胞を『盗み』、それを混入させた細胞を用いて実験を行っていたと断定的なイメージの下で作られたもので、極めて大きな人権侵害があった」などとして、NHKに公式謝罪や検証作業の公表、再発防止体制づくりを求めた。
これに対しNHKは答弁書で、「今回の番組は、世界的な関心を集めていた『STAP細胞はあるのか』という疑問に対し、2000ページ近くにおよぶ資料や100人を超える研究者、関係者の取材に基づき、客観的な事実を積み上げ、表現にも配慮しながら制作したものであって、申立人の人権を不当に侵害するようなものではない」などと主張した。
今回の委員会では論点・質問項目案に沿って各委員が意見を述べた。次回委員会ではさらに審理を進める予定。」“
と、次回委員会でも審査すると紹介しており、放送人権委員会は、告発が受理されており安直に結論をだせないでしょうね。
当方は、STAP細胞事件は、代表的な公的研究機関が駆け出しの女性研究員に騙される事に、素朴の疑問を持っていたが、公的機関が検証委員会で捏造事件とした終息の結論に、マスメディアが静観・傍観の姿勢、小保方晴子氏の手記【あの日】で名指しされた当事者が沈黙・黙殺していることにも疑問を持っています。
駆け出し女性研究員を社会抹殺する体質は、何らかの既成勢力の影響力が働いていると憶測していましたが、誰が利するのかは確信がなくブログ『小保方晴子氏を社会的抹殺して利するのは何か(雑感)』(2016-02-02)を書きましたが、ブログ『理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問』に接して、既成勢力の構図が見え、手記【あの日】でさざ波が立ち続けていると思うこの頃ですね。
マスメディアもビジネスの競争世界であり、既成勢力に反旗を翻すのは得策ではなく傍観状況ですが、放送人権委員会の『NHKスペシャル:「調査報告 STAP細胞 不正の深層」』の審議には無関心ではいられないでしょうね。
手記【あの日】発売前のブログ「Electronic-Journal」様の
●「Nスペ不正の深層の2つの問題点」(EJ第4075号)(2015年07月13日)
●「STAP反対者だけ登場する番組」(EJ第4076号)(2015年07月14日)
●「捏造を証明するための番組の捏造」(EJ第4077号)(2015年07月15日)
らは、第三者の立場でNHKの報道姿勢の問題視しており、小保方晴子氏の申立は理解できます。
関係者は沈黙しているが、科学の世界は真実が正義であり、既成勢力が正義とはいえず、さざ波が続くことは進化の前兆と思いますね。