ネット情報の山本直人氏のコラム『ミドルに広がる「タモリになりたい症候群」の罠』の題名に接し一読し、ミドル層がタモリのマルチタレントで我が道を行くスタイルに魅力を感じる考察に共感しますね。
コラムでは、高田純次スタイルと比較しておりますが、高田純次のワザとらしい嫌味も許容でき、タモリ、高田純次も円熟した人間味を醸し出していますね。
6月24日、山本直人氏のコラム『ミドルに広がる「タモリになりたい症候群」の罠』 では、40代で出世に執着したり、競争に燃えるタイプでない先輩に違和感を持つ30代後半の女性社員が、同期の集まりで、男性社員の“「なんか、Gさん(先輩を)ってタモリになりたがっている気がするんだよね」”に驚き、「じゃあ、誰がいいの?」の問いに、“「う~ん、高田純次かな?」”の応答に皆が“「ああ、わかる」”との賛意に、その女性社員は、
“「(結局、齢をとったらタモリや高田純次みたいに生きたいのか…)
「じゃあ、私は?」と自問しつつも、男の気持ちはよくわからないな、と女性社員は感じたという。」“
との所感を書き、社内評価・期待への先輩の言動を不可思議を思い、そして「高田純次みたいになりたい」と言った夫のことが、ふと不安になるのだったで結んでいます。
山本直人氏は、コラムで何を言わんとしたか考えさせられたね。
・男性社員と女性社員の社員稼業意識の相違
・男性社員は、お調子モンの高田純次スタイルでの世渡りを願望
・男性社員には、上昇志向が希薄で出来れば我が道を行きたい潜在願望
・男性社員には、自分の限界を悟り、現状堅持しながら老後設計を夢見る
・男性社員には、タモリの特異性には自分にはないが、高田純次タイプには親近感
など考えられるが、意味深のミドル層の仕事感ですね。
団塊世代の当方は、タモリについはTVに登場した初期に異色な芸風の人間という印象をもち、「笑ってもいいとも!」では機知に富む話術のタレントという印象で、現在、放送中『ブラタモリ』では、ニッチでリッチな素養ある特異性を醸し出しており、好きなスーパーマルチタレントですね。
コラムでは、ミドル層が、“「まあ、オレはタモリみたいなのはちょっと難しそうだけど、わからないこともないなぁ」”と言っていると紹介していますが、ミドル年代になってタモリ・スタイルを目標にするのは、非現実で、憧れしかないですね。
それほど、タモリは幼少時から奇人・変人の類で、現在まで我が道を自然体で上手に歩んできている凄さはタモリしか出来ないタレント(才能)ですね。
他方で、高田純次についての印象は、世渡りの上手なタレントという印象があったが、TV朝日の『じゅん散歩』では、相手に嫌味を持たせない話術は持って生まれた天性ではないかと思いますね。
ミドル層のタモリや高田純次になりたい症候群は、ストレスがたまらないマイペースで自己実現している人間に憧れるのは共感できますね。
でも、両人とも持って生まれた天性を世の中が自然体と見るまで鋭意努力してきたのでしょうね。