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海に帰りたい~@″
 

1Q84

2009年06月28日 | 読書
「1Q84」〈ichi-kew-hachi-yon〉a novel Book 1・2
  村上春樹  (新潮社)

ベストセラーや話題になりすぎた本は
人から借りる主義なのに
この6月は3冊も、あ、4冊か、手を出してしまった

きっかけ。
JR車両内で、「村上春樹の若い頃にそっくり」さんが立ち読みしていて
えっ、本人が読んでる!と早合点して
んなぁわけはない、けれど
本屋さんをチェックしていたらどこでもBOOK1は売り切れで
ありゃりゃ~すご~いって思っていたら
BOOK1が増刷されて店頭に並びだして
オイルショックのトイレットペーパー買いだめおばちゃんに似た勢いで
思わず買ってた・・・て、人わりと多いんじゃないだろうか?

私の周りでは、結構このパターン多いです

「買ったら安心しちゃって読んでないのよね」というかたも。

BOOK1は「おおおぉ~ムラカミハルキさま~」と
懐かしい毛布のにおいを思い出したように
じっくりと丁寧に読めました

さて、

BOOK2は、「んんん?ちょっと話が違うんじゃないの?」と
不満が残ったよ

たとえば、小説内小説はを
わたしは独立した「小説」として読めるものだと思いこんで
おおいに期待して読み進めていったのだけれども
こんなバカな・・・
小学5年生の夏休み読書感想文によくありそうな
粗筋を順番に書き出してみました・・・なんて、ひどいじゃないですか?

別冊、おまけ、いやいや、別売りでもイイやんこの際。

とか、いろいろ。

BOOK1が〈4月ー6月〉 BOOK2が〈7月ー8月〉ってことは
あと2冊は最低出版されて、もちろんベストセラーになって

うううぅ・・また買おうかどうしようか迷うんでしょうなぁ

しばらく、ノン フィクションに逃避じゃ!!

(ところで、話に説得力を持たせるためだけに 
 超能力者を登場させるのは、もうやめようじゃないか。
 それとも、もうすでに超能力者というのはみんなが認める
 自明の理になってるのか?
 私だけが知らないのか?)サミシイナァ。

思い出したこと。(ここからは1Q84読み終えてからにしてください)

小学校5年だか6年だかの夏休みに、
八臥山だかに祖父母に連れられて合宿に行ったとき

「ご来光を拝みましょう」的なちょっと仏教関係ぽい
おじいちゃん、おばあちゃん多し的な合宿

毎朝、日の出を見るために
暗いうちに起き出して30分ほど歩いて
30分ほどまって
日の出を見る
そして
朝日に合掌して「あぁ見た見た。見れてよかったですね」と
また、トコトコ歩いて帰る

たいてい、霧がかかって薄ボンヤリとしか見えなかったけれど。

んで、仏教っぽい講話みたいなのを聞いて
一日過ごす

3回の食事のまえにも合掌して
天地の恵みに感謝する・・・たぶん・・あまり、よく覚えてない。

そのぐらいの年頃の子供は
わたしともう一人しか、いなくて
寝るとき(旅館のような山小屋のようなところの畳敷きの大広間で)
いつも隣あって布団を敷いていましたが

彼女は毎晩(3,4日かなぁ、1週間ほどかなぁ)
寝る前には必ず
「天にまします我らの神よ・・・うんちゃら・・・テンシサマ・・
ムニャムニャ・・・」とお唱えするの。

毎日の最後に、まるまる一日の仏教的なものを
払い落とそうとする「おまじない」っぽい雰囲気の
彼女のお唱え?

まわりの人に見つかったら大変だってことは
なんとなくわかっていたけど
違和感はなく、この子はこうしたいのだ、と思ってた。

覚えているのは、同じ年齢の女の子のお唱えをするときの
奇妙に固い頑なさ。

聞けばミッション系の小学校に通ってるっていうし
おじいちゃんだか、おばあちゃんだかに連れられてきたのかな?
不本意だったのだろうなぁ。

というのを、うわぁ~っと思い出したよ。