パテント・リザルトは、風力発電関連技術について、特許分析ツール「BizCruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめた。
日本国内における風力発電は、地理的な制約や気候の条件などからあまり普及しておらず、「再生可能エネルギーといえば太陽光発電」と捉えらえがちだが、世界的に見ると風力発電は太陽光発電以上に普及しており、その普及率は昨今急激に増加している状況。
同調査では風力発電関連の特許を集計し、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行った(2011年4月末時点のパテントスコアに基づき評価)。
その結果、「総合力ランキング」では、1位 Aloys,WOBBEN氏、2位 三菱重工業、3位 日立製作所となった。
<風力発電 特許総合力トップ5>
順位 企業名 総合力(権利者スコア) 開発規模(出願件数) 個別力(最高スコア)
1 Aloys, WOBBEN 1339.7 pt 130 72.6 pt
2 三菱重工業 342.1 pt 266 66.3 pt
3 日立製作所 286.2 pt 61 79.6 pt
4 GEグループ 222.7 pt 50 80.3 pt
5 VESTAS WIND SYSTEMS 207.5 pt 30 70.9 pt
圧倒的な差で1位となるAloys,WOBBEN氏は個人名義での出願になっているが、風力発電世界シェア4位の独・ENERCON創業者であり、この結果がENERCONの総合力と見ることができる。
Aloys,WOBBEN氏は件数で見ると三菱重工に次ぐ2位だが、取下げ・拒絶・失効等を除いた有効特許数では1位となっており、ENERCONがいかに日本市場を重要視しているが分かる。
また、総合力4位の米・GEは世界シェア2位、総合力5位のデンマーク・VESTASは世界シェアトップの企業。
日本国内における風力発電の普及度は他国と比べると低いが、世界的な企業は日本市場を無視せずに狙っていることが伺える。
同分析の詳細については、簡易コンサルレポートの「特定技術分野の競合分析:風力発電」に掲載している。(《コース1》税込99,800円/《コース2》税込31万5000円)。特許分析ツール「Biz Cruncher」を使うと、独自に詳細な分析が可能。