リアスの風

同級生宛に流行語を取り入れた年賀状を作成しています。振り返ってみたときその年がどんな年であったか分かるようにとの思いで。

避難準備勧告でも帰れない年休の少ない新人

2016年09月08日 | 日々の生活の中

2016年9月8日(木)

8月30日

岩手県沿岸部は

台風10号の直撃に遭って

市内は冠水

まさに東日本大震災の悪夢が蘇ったごとしでした

市内を廻ると

バイパス沿いにある大手の家電量販店や呉服屋

リサイクルショップ・事務所など

殆どの店で被害に遭った商品や事務用品が外に出され

ゴミの山化としていました

翌日から中学生がボランティア活動をし

また

災害ボランティアセンターも立ち上げて

復旧に向けた動きが始まりました

100mほど近くの小さな川には

流されてきた軽自動車

この川も溢れだし

当局から30m程道路沿いの家の基礎まで

押し寄せて来たとか。

東日本大震災や台風の被害も

場所によって天国と地獄の差が出ます

震災と台風の両方で被害に遭った方が

とても可哀想でなりません

我が家の被害は

小屋に掛けたトタン屋根が飛ばされそうになって

釘を打ち付けたりロープで固定してみたりと

3回も屋根に登って頑張ったのですが

暴風が勝り

仕方なくもう一度昇り

1枚、引き剥がしました

暫くこのままかな?

そして本日

大きな被害を出した台風10号から10日後

まだ片付かないゴミの山が市内にある中

またしても

台風13号が熱帯低気圧になって北上中

午前中に非難準備命令が出され

会社からは帰宅許可が出されました

午後になって

私はさっさと帰らせて貰いましたが

今年入社した新人は

「帰りたいのですが、帰れません」

聞けば

新人の年休は7日

前回の台風や私用で休んでいるので

年休の残りが少ないのだとか。

「掃除や器具の点検をして

少しでも時間を潰してから帰ります」

私は午後の4時間の年休

さて

彼は何時間の年休となったことやら

10日前に浸水した家屋

大工さんが入って直している家も多い

被害を被ること無く

何事も無く過ぎ去ってくれることを

ただただ

祈るばかりです