森にうずくまる

写真を通して主に変形菌、花、昆虫などの生き物や自然風景を投
稿します。(鎮国寺)

オオキンカメムシの春(2)

2024-07-14 18:05:45 | 昆虫

 梅雨も終わりが近いのか連日沢山雨が降ります。今日も朝からスマホで災害警報が出ています。

 なので、撮影もできずに家で写真の整理をしていますが、なかなか要領よく整理ができない、つまり、片付けが苦手なのです。

 さて、前回に引き続きタイトルの画像を投稿します。前回のペアとは違う駆け引きです。同じような写真が続きますがご容赦下さい。また、ISO高感度、大きなトリミングで画質が悪いので併せてご容赦願います。

 

 ♀がのんびりと佇んでいます。

 

 ♂(上)がやってきました。一瞬たじろぐ♀。

 

 ♂はもう脚を立ててます。

 

 ♀が急に踵をかえしました。

 

 ♀が♂に近づきます。

 

 たじろぐ♂。前回もそうでしたね。

 

 かなり近づきました。ここが勝負だぞ!

 

 怖くなったのでしょうか、♂はタジタジしながら後ずさりしました。

 

 とうとう積極的な♀にホントに怖くなったのか、逃げ出しました。

 

 なんと、♀(上)が先回りしました。よほどイケメンだったのでしょうか。

 

 ♂も腹を決めたのでしょうか、少し近づきました。

 

 でもやはり♀のほうが積極的です。前脚をだしてそっと♂に触ります。

 

 ♂も観念したか、♀の中脚を触っています。

 

 ♂も触角で♀に触れています。

 

 とうとうチュ♡!!。カップル成立か?

 

 ♂が積極的に盛んに触角で♀に触れています。

 

 とうとう触角どおしで、チャンバラが始まりました。いよいよ恋の成立でしょうか?

 

 と思いきや、あっという間に♂が逃げました。前回とまったく逆のパターンです。

 恋は複雑で難しいもんです。

 次回は最終回です。スチールだと臨場感がイマイチでしょうから、動画を貼り付けようかと思っていますが、編集技術の勉強がまだまだです。いつになるか分りませんが、乞うご期待!!


オオキンカメムシの春(1)

2024-07-10 23:15:58 | 昆虫

 今日は午前中近くの公園で、暗がりをライトで照らしたら変形菌を見つけました。今日は曇りで、午後から雨の予報でしたので、日差しはなく最近では少し涼しく感じました。

 ここいらで一雨降ってくれれば、農家さんも喜ぶし、変形菌たちも喜ぶに違いありません。大雨は困りもんですが。

 さて、去る6月17日から数日ちょこっと離れた公園にて、オオキンカメムシを撮影してきましたので投稿します。シリーズものになりそうなので(1)としました。

 

 キンカメ類は美しい種類が多いですが、あまり写真は撮っていませんので新鮮な気持ちで撮影できました。画像は♂です。

 

 まずは飛翔シーンから、逆光気味なのでシルエットになっています。

 

 

 この季節、♂は♀を探して盛んに飛んでいました。

 

 場面は変わって、♂が♀を見つけました。後ろから近づいて様子をうかがいます。脚を立ててときどきブルブルと震えます(写真では分りませんが)。

 

 かなり近づきました。♀は何食わぬ顔でジッとしています。

 

 ♀が移動しました。♂は慎重に少し後ずさりして様子をうかがっています。

 

 時間をかけてかなり近づきました。いよいよでしょうか?

 

 ♀は怒ったように移動し、♂に向かい合わせに迫ります。♂はタジタジしながら恐れおののくようにブルブル震えます。あっ、右の大きい方が♀です。

 今回はこれでおしまいです。次回へと続きます。


梅雨の合間の生き物たち(3)

2024-07-09 09:32:51 | 昆虫 蜘蛛の巣

 今日は朝早く起きて、スズメの額ほどの庭の草取りをしました。汗だくです。

 朝から冷えたビールをグ~っと飲めれば良いのですが、アルコール断ちしてますので、麦茶で我慢です。

 ホントに暑い日が続くので、今日は一日身体を休めようかと思っています。

 さて、今回は写真の整理も遅々として進みませんが、5月下旬~6月上旬にかけて撮影した昆虫達を投稿します。少しは在庫が捌けたのかな?

 

 ストロボのディフューザー(ケンコー)を買ったので試しの画像です。暗がりにいたショウジョウバエの仲間です。

 

 これはディフューザーなしです。こういう被写体はあまり関係ないようです。この綺麗でない蛾はベニイカリモンガといいます。飛んでいるときはムラサキシジミかと思いました。眼がブルーですが、やはり蛾の眼ですね。

 これはほんとに小さな蛾で、葉っぱのゴミかと思いました。前から時々見かけますが名前が分りません。ヒョコヒョコ動きますのでオドリガの仲間ではないかと思いますが、誰か分りませんかね?

 

 それでも、警戒心の強い蛾で、なかなか近くから撮らせてくれません。なので鮮明に撮れません。

 

 スジモンツバメアオシャクだと思いますが、似た種類が多いので違うかもしれません。

 

 全体像です。

 

 クズノチビタマムシだと思います。小さいので撮影が大変です。

 

 The ゾウムシ。シロアシナガゾウムシ。大きいゾウムシ、迫力あります。

 

 再登場、エゴツルクビオトシブミ♂。

 

 

 エゴツルクビオトシブミ♀の飛び立ち。首が♂より短い。

 

 エンジン全開。残念ながら離陸は撮れませんでした。

 

 シマサシガメ。サシガメ類は肉食です。口吻が鋭いでしょう。

 

 葉裏にいたので、緑っぽくなっていますし、露出補正をプラス側にしています。

 

 最後はツツジの花をバックにした蜘蛛の巣。夕陽が差し込んだ瞬間に撮影した。

 以上、いつもながら、とりとめのない、しかもあまり綺麗では無い写真ばかりでした。

 画像整理も大分進んできましたので、そろそろリアルタイムな投稿に戻したいと思います。

 

 

 

 


変形菌&山の花

2024-07-06 23:25:24 | 変形菌

 梅雨の合間にしては暑い日が続きます。猛暑です。

 さて、今回は大分遡りますが、5月下旬に発見した変形菌の一部と山で見かけた花を投稿します。

 ただし、内容を理解しやすいように過去の画像も一部掲載しています。

 

 ツノホコリ、いろいろ説はあるものの変形菌門のツノホコリ綱というグループに属し、普通?に言われている変形菌とは少し異質なグループです。難しいのでこれ以上の説明は省きます。

 

 担子体といいますが、1,2回分岐して鹿の角のように見えます。

 

 やや若い担子体と思われます。透き通るように美しいです。

 

 周りに小さな柄から出た胞子(外生)が見えています。

 主に腐木に発生します。森の中などのやや薄暗い湿った腐木を見ると小さな白い点の集まりのように見えます。

 

 タマツノホコリ。透きとおった珊瑚みたいで綺麗だと思います。ルーペなどで見ないと分りません。

 

 エダナシツノホコリ。分岐しないのでこのような名前が付いています。

 

 ナミウチツノホコリ(だと思います)。担子体が分岐し複雑に絡みあっています。上部から胞子がモヤッと出ているのが見えます。

 

 次はヌカホコリ属の未熟子実体。これも肉眼では白い点にしか見えません。

 

 前の画像の2日後の状態。さらに少し拡大してます。熟度が進んでます。

 

 これは前の画像とは違う画像で、恐らくホソエノヌカホコリの未熟子実体。ツヤツヤプルプルが美しい。一緒に写っているのはベニイボトビムシ、変形菌を好んで食べます。

 

 これが成熟して、爆発したのがこれ!!。アフロヘアーから胞子を放出します。

 

 ツノホコリと同じ日に見つけたマメホコリ。

 

 同じくコナスビの花。

 

 同、コガクウツギ。

 以上、今回はツノホコリ属、ヌカホコリ?、ホソエノヌカホコリ?をメインに紹介しました。これらを詳しく同定(種を決めること)するためには顕微鏡を使わないと分らないものが多いです。

 いきなり大きく拡大した画像を見ても実感が湧かないことは分っていますが、実物を実際に見るときっと可愛い、綺麗と思うはずです。

 私はまだ、変形菌歴は短いので間違った記述をしているかもしれませんがご容赦下さい。前にも言いましたが、マダニの危険が多いのでこれからはかなりセーブした探索になると思います。

 最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

 

 

 


梅雨の合間の生き物たち(2)

2024-07-01 17:13:46 | 風景 昆虫 植物 蜘蛛

 昨夜から未明にかけて、線状降水帯が発生し大雨となりました。避難指示が各所で出て、避難された方も多かったのではないかと心配です。

 なので、買い物にちょっと出掛けただけで、後はず~っと家にいました。

 さて、今回も前回に引き続きタイトルの昆虫たちをメインに投稿します。前回と同じ顔ぶれもありますがご容赦ください。

 なお、前回と今回はフルサイズで撮影し、大きくトリミングしたものが多いことを付け加えておきます。

 

 撮影中に私のズボンの上を這っていました。マダニかとドキッとしました。どうやらカメムシ目の幼虫のようです。ズボンの生地からその小ささが分ると思います。

 

 マメコガネ。日本では農作物に大した害はありませんが、これがアメリカに侵入・定着し、大豆などに大きな被害を与えました。むこうではjapanese beetle(ジャパニーズビートル)と呼ばれ重要害虫に指定されています。

 

 クズの葉裏で春してました。

 

 チビタマムシの仲間、クズノチビタマムシかもしれません。

 

 ノジトラノオ(としておきます)上のセマダラコガネ。

 

 

 作品風に撮ってみました。

 

 オオモモブトスカシバ。ちゃんと撮れませんでした。すぐに何処かへ飛んで行きました。

 

 ご存じ、カノコガ。前回は裏面でしたが今回は表です。

 

 おなじみのマミジロハエトリグモやたら見かけます。

 

 ご存じマダラホソアシナガバエ、舌かみそうです。フルサイズを等倍まで拡大してさらにトリミングしてます。それでもこれだけの解像度を保っています。

 

 これも再登場、ハキナガミズアブ、黄色の縁取りが見事?です。

 

 はて? この人は誰でしょうか?

 

 アゲハモドキといいます。蛾です。触角がいかにも蛾ですよね。

 

 ネジバナにきたヒラタアブ、雨の中でも飛んでいました。

 

 最後はヒメジョオンに来ていたベニシジミ。

 前回と今回はフルサイズで小さく撮ったものをトリミングしていますが、やはり解像が違いますね。

 なお、一部はリングストロボを使用しております。

 最後までお付き合い頂きありがとうございました。