ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

殺処分ゼロ運動のリスク

2018-11-16 23:40:03 | ノーキルだけでは救われない命


奄美大島のノネコ問題について進捗状況が送られて来ていたので、まとめて読んでいました。
希少な野生動物守れ 奄美でノネコ捕獲わな設置

殺処分を回避するには、ノネコ3,000頭の受け入れ先を探さないといけません。

そもそも、生態系保全のための殺処分だから、地域猫化は難しい。

このケース、なにがなんでも殺処分反対には賛同でき兼ねます。
逆に云えば、殺処分やむなし。

地元に行政と協働している愛護団体がなく保護施設もない。
じゃあ、誰がノネコを引き受けるのか。

子猫以外の譲渡は厳しいです。
里親様の需要も、ほとんど生後3ヶ月まで。

外暮しが長い子は、元は遺棄だったとしても、人や家に慣れるまで時間を要します。

望んでもいない負担を、奄美大島の人たちへの強いることになりかねません。

なんて、考えていたら「あー殺処分って必要なんだ」と。
なんだか、よく解らなくなってきちゃいました。



まして広島は野犬。
毎年1千頭以上の野犬がセンター収容となり、潜在的に1万頭ぐらいいるのではとされています。

なんで、こんなになるまで放置していたのか?
なんで、不妊手術不徹底の団体へ譲渡しているのか?
なんで、「殺処分ゼロ」が県の方針と言えるのか?

元野犬1頭を家に迎えて貰うまで、労力もお金も、スゴークかかります。
いつまでも全国からの善意をアテにするのでしょうか。

県民が「殺処分ゼロを望みません」と声を上げないといけないんじゃ·····もう脳内グチャグチャ、頭を抱えるしかない。

混沌とした中で確かなのは、どんなに法改正したって、生体販売がゼロになることはありません。
飼育放棄する人も無くなりません。

現実的には「全体の頭数を抑える」、今はコレしか術がないのです。

そして地域から自治体を動かし、やがては国中へ、動物にも優しい社会を!
ああ、共生社会の道は険しく遠い (TT)

【 ねこてん 公式HP 】

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