ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

地域猫/餌やりの流儀

2018-02-11 20:30:01 | 猫ボランティアの心意気


駅前公園やスーパーの駐車場など不特定多数の餌やりさんがいる所ってありますよね。
実はこれ、猫さんにとって余り好ましくありません。

〇生存確認&健康管理

有明ふ頭は、給食ボランティア3名。
メインのマザーテレサは平日10年以上、あと週末担当の方と私が時々お手伝いで参加しています。

日々各自、メールで「給食報告」(対面給食した猫・食欲など気がついた点)を交信。

なので給食時に2日続けて姿を見せない子は、ソッコー捜索願が出されます。
食べない子は要注意、スープやらちゅーるやら手をかえ品をかえで試したり。

何人もの給餌する手があると、姿が見えない&食欲がなくても「誰かがあげたんだなー」になってしまいます。
結果、行方不明や体調を崩したことに何日も気がつかないとなりかねません。

〇遺棄場所&クレーム

始終猫へフードをあげている人がいるのは、悪目立ちします。
「ここに猫を捨てれば大丈夫」とマークされたり、「猫にエサをやっている、やめさせろ」と管理事務所や店舗に苦情が入ることもあります。

〇責任が希薄になりやすい

給食場所によっては、単独で毎日...こういう人は発熱しようが嵐だろうが、決して餌やりを休まない。
自分が行かなければ、猫が飢えると解っているから。



猫が数匹いて、耳カットされている場合は、お世話をされていると考えて下さい。
餌やりしている方を見つけて「協力したい」「時々あげても良いか」と声をかけるのがマナーでベターだと思います。

猫の寝床や食器がある場合は、名刺や連絡先メモをそこへ置き、コンタクトを取っても良いかも。

猫とは関係のないことでトラブルにならないように、地域猫の給食 or 保護は、まずはリサーチから。

皆んなで「今朝、黒とミケにパウチをあげました!」とか連携し、ローテーションを組み、情報交換しながら、地域猫へ支援の輪がドンドン広がっていけば...んー素敵です ゚+.゚(´▽`人)゚+.゚

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猫ボランティアの両翼

2018-01-17 21:30:01 | 猫ボランティアの心意気

若洲にTNRへ入っているボランティアさんより送られた画像を見てビックリ ฅ(๑'Δ'๑)
保護直前にお台場で行方不明になったチャコちゃんにクリソツ。


人懐こくおとなしいお婆ちゃん。
持病もありそうです。
年齢的に里親様募集は出来ませんから「終生飼育」して下さる方を探さなければなりません。

※元祖チャコちゃん

私たちボランティアは、両手を空けておかなけばならないと言われます。
子猫や遺棄猫を真の家族へバトンタッチする希望の手。
そして、傷つき病んでいる猫へ差し伸べる救い手ですね。
『くるねこ』読者は、くるさんのスタンスを思って頂ければ「ふーむ」となんとなく解るかも ♪:*°

でーも、命ある生き物だもの。
そうそう計算通りにはいきません。
私は飼い猫3匹(家庭野良1匹含)で、終生飼育2匹までは窓口を開けていたけれども...ニイニイ+白ちゃん+マリリンでもう満員ってか定員オーバー。
これ以上抱えてしまうと、これから生まれて来るだろうチビちゃん達を迎えられなくなってしまうのです ( ´~` )*.゜

※お台場のチャコちゃん保護依頼者は助けが及ばなかった事を悔いて今も捜索中 (;△;)

あちらこちら声をかけていましたら、若洲のチャコちゃんを預かり最期までお世話してくれるお家が見つかりました!

※2代目チャコちゃんの現在 (•ө•)♡

医療検査結果は「エイズ・貧血・腎不全」とのこと。
今まで大変だった...頑張ったね。
余生をのんびり、ゆっくり過ごして貰いたいと心から願います (=´ᆺ`=)ฅ 幸せにニャ

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地域猫活動とボランティア

2017-11-06 22:30:55 | 猫ボランティアの心意気
私が在住する港区では、飼い猫・地域猫を対象とした不妊手術費用の補助が受けられます。
この補助金額内で地域猫に限り、不妊手術を行って下さる動物病院があるため、助かっております。


もともとは、野良猫にまつわる住民間の軋轢を解消するため、野良猫を増やさぬように始められた活動ですが、これを機に更なるイザコザへ発展することも珍しくありません。

火種は、金銭の絡んだ人間関係トラブル。
飼い主のいない猫ですから、誰が手術代金を払うのか!?となります。
これ正解は「日頃、餌やりなど猫のお世話をしている人」です。

ただ餌やりさんは高齢の場合が多く、ご自身の餌やり行為が、他人へ迷惑をかけ、さらには可愛がっている猫の首を絞めていることにまで考えが及んでいません。
また既に、批判を受けていて意固地になっていることもあります。

その状態へ、いきなり費用を請求しても火に油を注ぐ結果になります。
例えば10匹いたら費用は15万くらいでしょうか。
リタイアしているご老人には、確かに負担ですね。


理想は街ぐるみで、手術代も町会費からご支援して頂くと素晴らしいのですけれども。
ご近所で地域猫活動をきっかけに有志を募り、餌やりの方を中心に、地域の猫たちを見守られたら最高だと思います。

港区では実質上、地域猫の不妊手術費は無料のため、この辺りの障害がありません。
なので、餌やりさんとは良好な協力体制を築けています。
行政+獣医師+餌やりさん+地域住民+ボランティア→皆が支え合うことにより、地域猫活動が円滑に進むのだと思います。


助成金の無い地区のボランティアは、大変だと思いますね。
ボランティアは、地域猫活動のノウハウを持っていますので、お手伝いをさせて頂きますが、不妊手術代を立て替えたり、支払うことは致しません。
また原則、責任丸投げ無償での猫の保護もしません。

野良猫の捕獲→手術→リリースと言うと簡単なプロレスに感じますが、多大な時間と労力を費やします。
中には働きながら、連日徹夜でという例もあります。
ボランティアの皆さんは、人と動物が共生できる社会のために動いているのです。

どうか、ボランティアに医療費や猫の保護を押し付けることのないよう、ご配慮を願います。
餌やりさんを筆頭に地区の皆さまが、野良猫から地域猫へを、ご理解をして頂き、活動が成り立つのです。
ひいては、それが殺処分0実現へ 繋がります ✧*。٩(๑˙╰╯˙๑)و✧*。

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