「北極星に願いをこめて」 (右脳のひらめき)

I'm your polar star in the journey of life.

発達障害について考えること その4 ~生きにくいと感じる前に行うこと~

2014年04月24日 17時34分25秒 | 精神哲学 ~魂の筋力をつける朋塾~

こんにちは。

わたしは、臨床心理を専攻した際に、行動療法という方法が、簡単にできることに気が付き、ただ寄り添ってクライアントが話をしようと思うまで、待つという従来の方法や、認知療法等が、大変煩わしく思えた。

行動療法の利点は、一週間分のスケジュール表に、何をしているのか、その時、「気分はどうだったのか」記入していき、統計を取るだけの簡単さが売りの手段である。その一週間が、一ヶ月となる内に、月末と月初が不安になるとか、色々割り出せてくるものである。他に、一年続けると、季節性の色々な点が自分で割り出せるので、大変便利な方法であり、これを、実は息子と自分に行った。

自分がガミガミ言いたい時はどんな時なのか、どんな思いなのか、どんな気象条件なのか、様々な分野から割り出した。

故に、「疲れている時」「痛い時」「苦しい時」というのが、上がってきた。

これを、更に気象条件などをかぶせて分析していくと、恐るべきことに、気象条件や気温条件などで、随分自分の自律神経が乱れることや、どんな朝に「痛くなるのか」が予測できることとなった。大変に便利だったので、息子の行動を見て、息子が「鼻歌を歌う時」等の外から見て分かる感情を息子の分析に当てた。

そして、息子がどんな時に不安定な思いをし、どんな時に熱を出し、どんな時に、どう感じるのか、そこまで分析してしまった。

こんなのは、誰でもできることなので、あまり深く思いつめず、長い目でやっていただくことを願う。

 

そこで、自身が暴言を履きたくなる時を完全にマスターしたので、そこで改めて、心療内科より「なんか、君にジェイゾロフト飲ませても、意味ないし、気分安定剤ねぇ。必要ないんじゃない?だって、自分で天気のせいですって言ってれば、天気が良くなったら治るってことだもんね。」とまで言われてしまったのである。

プロザックは、自分に効いたと信じていたので、こういう気分安定剤の存在は、努力しないで楽になるので、良かったのだが、よくよく考えると、サンフランシスコの気候は、自分にあっていた。雨季と乾季があったが、乾季はとにかく、調子が良かった。雨季は、雨が降って、昔の傷跡が傷んで、調子が悪く、これにはプロザックは効かなかった。NYは、秋から冬にかけて、鬱々とした日々が続く。もはや、気分安定剤はいらなかった。

しかし、ひとの倍以上の記憶をすることができるので、その作業を始めると、脳が落ちなくなる。

通常は普通の作業で、脳が落ちなくなって危なくなる人が多いのだが、わたしは、脳が落ちないと、夢に現実の事が出てくるので、非常にストレスになるので、脳を落としてくれるような薬が好きである。しかし、最近出たエビリファイとか、セロクエルとか、そんなのは、飲んだことがない。そもそも、心臓の病気を抱える循環器科の患者には、精神安定剤や精神病関係の薬が禁忌である。

中には、心臓の薬をわざと与えて、心拍を落とさせる薬もある。β遮断薬というものである。

これが、非常にわたしと馴染みが悪く、わたしはこれを飲むと副作用が強く出る。なので、心拍が昨今上がりすぎて、アベレージ114拍になったのだが、時々思う。これだけ、拍数を上げないと、サチュレーションモニターで引っかかるんだなと。そもそも、事故の後遺症か、心房弁が右も左も壊れ気味であるので、肺動脈が太くなっている。酸素たっぷりの血も、Co2たっぷりの血も、どっちも、心臓で混じっちゃうんだから、費用対効果が悪い。

それで、β遮断薬は飲めないし、徐放性ニトロか、カルシウム拮抗剤かという選択肢の中で生きているのだが、最近は、心拍数が多くても、全然困らなくなった。

困るのは、毎朝、寝過ごした時用に、6時にアラームが鳴る。

通常5時半に起きるのだが、寝過ごした時に、IPADから流れる「平井堅」が凄くキツイ。(苦笑)。特に、3時頃に一旦起床し、また寝た時など、本当にキツイ。息子の影響で、Sekai NO OwariのRPGを起床曲にしてみたが、最初のドラムがめっちゃキツイ。

そこで気がついたのは、わたしは眠って一旦落ちてしまうと、ある程度のところで起こされると、心拍数が、180になる。それが、凄くキツくて苦しいのだ。それを防ぐために、水を飲む。あまり飲み過ぎると、夜に心不全となる。面倒くさい体を、選んでしまったものだとわたしは思う。

ただ、わたしがそこで、キチガイじみた分析を自分に行ったり、自分の体の仕様書を作ったりしたのは、しいて言えば、生きにくい自分を生きやすくするためだった。息子にも作ったのは、息子を理解するためだった。正面から向き合って、息子が目を合わせないのなら、「その行動から分析してしまえ・ホトトギス」という、半ば力ずくな母の気持ちであった。

 

わたしの父は、わたしに、父のやり方を踏襲させなかった。父は、満州から帰国後の地獄のような日々を語ることはなかったが、とかく、「お前は恵まれている」という文言を付け加えることは多かった。それは、働きながら、学問が優秀だった父の恨み節とし、こちらもそのように、「教えを請う気持ち」で聞いた。だが、父の精神修行は、あくまで父のやり方であり、自己満足の為に家族を犠牲にする部分が多かったので、わたしは、真似をしなかった。

 

わたしの息子の友人に、小1より心の病だと言われ続けている子供がいる。弱いメンタルであるが、父親は、スパルタで運動をシゴキ、母親は、恋人のように息子を溺愛し、耽溺した。この子がどうなるのか見ている内に、大体は予想がついた。この子は、親の言うことを聞けるうちは、伸びて、いわゆる進学校に入るだろう。進学校に入って、勉強が心から楽しいと思えなかった時、または得意な分野で秀でなかった時、挫折感を人一倍受けると思う。だが、ここからが、この子の伸びしろになるのだが、この子が、自発的に「生き延びる策」を高じなければ、この子は、不登校で終わりである。

こんなのに幽霊もへったくりもない。親の支配下を逃れた子供の取る策は、自暴自棄か、自殺かどっちかであり、どっちも選べなかった子が、引きこもるのである。

この子の場合は、この子を凌駕する才能の持ち主にたくさん出会うことだろうと思う。その時、どう生きるのかを見つけさせなくては、この子が潰れる。

 

わたしの場合は、「負けず嫌い」だったので、とかく張り合って、負けずに頑張ると言うことが、全てのキーワードとなったが、負けず嫌いではない子供は、どうしたらいいのか、そこは、支配下に入れて支配してきた親が、支配後を見据えて教育を行わなくてはならないし、支配されている子も、支配はいつか、終りが来る。それも唐突に終りが来る。支配者は気分屋で、今まで自分が守らされてきた規律を簡単に覆す。

その時、どうしたらいいのか、考え無くてはならない。

 

人生、必ず起きるイベントは、死である。支配者の親は自分と同じだけは生きないし、同じ歩みではないからこそ、あなたを歯がゆく思うのだろうし、振り回すのだろうと思う。

 

わたしの父は死ぬ間際にこう言った。「親が邪魔になった時は、親を踏み越えてでも、上を目指せ。親を捨ててでも、先へ進め。それが、次代をつくるのだ。」

 

あなたが、発達障害で生きにくいと感じるのであれば、まず、どんな点がそう思わせるのか、どんな時にそう思うのか、また、どんなイベント時にそう思うのか。よく洗いだしてみると、心の中が、「小さな女の子と、わがままな老人の同居生活」になっていることに気づくだろう。

 

戦争で、あなたより幼い年令で亡くなった人は、どんなに無念だったか分かるだろうか。

 

そういう人に生命があって、わたしになんか価値がないと叫ぶのなら、死ね。

それは、君の命であり、君の選択は、君が自分で責任を取るのだ。人のせいにしていていいのは、第二次成長期前までだ。それを超えたら、自分で歪んだ人生の責任をとれ。

 

ちなみに、満たされないと叫ぶ人の殆どは、全力で生きないからだと思う。全力は全力だけれど、程々を覚えることも、仕様書には書いておくことを忘れずに。仕様書には、様々なことを書いておかなくちゃならない。まず、自分がやりたいことがあったら、無理を通して短期間でリーチ一発にこぎつけると、後が持たない。必ず、やりたいことがあったら、現在の事を極め、十分な資金源と共に、次へ移るタイミングを見計らうのだ。

運は、男と同じで、追えば逃げる(笑)。引けば、来ない。(涙)。思い出した時に、手を差し伸べてくれる。それまで、あなたが、人生耐久レースに耐えられるかどうかが問題である。

 

運って意外と、ヤンデレなのなって思うあなた、それが正解だ。

それでは、続く。

 

 

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