松岡農水相自殺ーー日本のマスコミについて

本日午後2時過ぎ，自殺を図った松岡農水相の死亡が確認されました．ーー松岡農水相をめぐるこれまでの報道の在り方にも問題があったのでは．　

日本のマスコミについて考えてみますと
大衆受けを狙ってのことでしょうけれども，東国原知事関連の報道はすごかった．今でもしつこく東国原知事の報道がされています．その他にも視聴率稼ぎ，大衆受け狙いの執拗な報道は度々あります．そこまでしないとマスコミ関係者の生活に支障が生じるのかな．東京偏重の報道も相変わらず．其れはそれとして，マスコミの問題点について少し列挙してみますと，　

１．まだ有罪が確定していなくて，容疑者の段階で，顔写真，実名を報道してしまう．マスコミ関係者は報道される側の気持ちを少しでも考えているのかな．実名を報道された容疑者の無罪が確定しても，マスコミは損害賠償はしないし，全く謝罪もしない．

２．患者と病院との間にトラブルがあり，患者側がその病院を訴えたときに，判決が下されていない段階でその病院名を報道してしまう．病院名を出されてしまうと，結果的に病院側の無罪となっても，訴えられた病院にとっては少なからずダメージを受けます．　

３．正義の味方よろしく，容疑者，犯罪者を徹底的に追い込む．少しでも悪いことをすれば，「極悪人」扱い傾向であります．テレビ等見ていて「この人，こんなにマスコミに追及されて，自殺しないかな」と思うことが時々あります．実際，行き過ぎた報道，追及で自殺した人は多々あります．　松岡農水相もマスコミの攻撃に耐え切れなかったか．

このようにマスコミの問題点については，いろいろ考えられるのですが，一番の問題点は，マスコミが第一権力者になってしまっていて，このマスコミによって国民が踊らされるということ．

マスコミが暴走すれば，国も暴走してしまうという心配が常にあります．現状ではマスコミのしたい放題（例えば子供の自殺報道など）．偏った報道も多い．

前の投稿でも書きましたが，何らかの形でマスコミへの規制介入が必要ではないでしょうか（マスコミを監視する公正な機関を設けて）．

マスコミについては，もちろん「あっぱれ」をあげたいこともあります．一例としては，阪神大震災の時の見事な報道規制．この時の報道規制により，さらなる大混乱は防げたと思います．

漢字検定

最近，テレビを見ていますと，バラエティ芸能人を集めてのクイズ形式の番組が多いような気がします．その中で，漢字に関する問題出題も多く見られます．

その影響か，我が家ではこのところ漢字ブーム．リビングでは漢字に関する話題がいっぱい．
家内は漢字検定テストの願書を提出しました．漢字の勉強が好きで，夜中，時間を忘れて漢字の勉強に熱中しているようです．ーー私はというと，その時もう睡眠中．

私自身，漢字を書くことがずいぶん少なくなりました．年賀状の宛名も裏面もすべてプリンターがやってくれます．普段の文章作成もワープロを使用することが多い．漢字力は学生の頃と比べるとかなり低下しているかも知れません．

何かきっかけがないと，なかなか漢字の勉強は出来ません．私も漢字検定テストを受けようかな．

リビングにある机の上に置いてあった漢字検定2級，準2級の問題集を少しやってみましたが，読むほうはある程度出来ても，やはり書くとなると難しいことが多い．
漢字検定，気合を入れてやらないと，なかなか手強いかも．

オーディオも外観

「外見よりも中身」「外見だけで判断するな」「中身が重要」とはいいますがーーー．

自作のバックロードホーンに使用するスピーカーユニットは結局ルックス抜群のTangBand社製にしました．フォステクス社製のスピーカーFE126Eは繊細かつ迫力あるいい音がしていたのですが，外観上，振動部が紙製のようで，安っぽくみえる．

やはりルックスというのは音を重視するオーディオでも重要だなとあらためて感じました．

以前にも投稿しましたが，あるステレオ誌で，目隠しをして，メーカー名も伏せての機器テストがありました（評価をするのはオーディオ専門家）．この時，300万円以上の超一流メーカーのアンプが9800円の低価格アンプに負けました．もし，機器の外観，メーカー名があらかじめ知らされていたら，全く違った結果が出たと思います．

車の評価に目を向けますと，車には，加速性能，運動性能，ブレーキ性能，乗り心地，燃費，外観（内装も含めて），室内の広さ，安全性，耐久性，メーカー名，環境への配慮などいろいろのファクターがあります．

この中で，一番重要なものは何か．どのファクターも重要ですが，あえて一つ選びますと，私個人的には，やはり「外観（ルックス）」かな．

麻酔医も書類送検

まず,問題となった外科手術事故．
国立がんセンター中央病院で2002年8月，子宮がん治療のため子宮の摘出手術を受けた主婦（当時４７歳）が大量出血により翌日死亡した外科手術事故．

麻酔医も，出血を知りながら手術をやめさせるなどの措置をしなかった疑いがあるということで，書類送検されました．

まだ，書類送検の段階なので，この先どうなるか分かりませんが，もし，検察から麻酔医も起訴されるとなると，これは一大事．（執刀医が起訴されても一大事ですが）

警察，検察などは実際の手術現場をよく知っているのでしょうか．術中，出血が持続すれば，もちろん執刀医，助手は止血処置を全力で行います．一般的に開腹手術の場合，全身麻酔を行っている麻酔医のところから術野は見えにくい．

手術の内容，手技的なことについては，麻酔医は素人．麻酔医の出る幕はありません．血圧の変動等については伝えることはできますが，「手術をやめさせる措置をする」というのは到底無理．

これで麻酔医まで起訴されたら大変．（執刀医も麻酔医も起訴されないとは思いますが）
この事案も今後，福島県立大野病院(大熊町)で起きた医療事故裁判同様，注目されます．

テキトー男 高田純次

今，話題の高田純次のDVD（適当伝説ー序章　勝ってにやっちゃいましたー）を購入しました．このDVDは大変な人気があり，現在，品薄のようです．高田純次については，以前より非常に面白い人だなと思っておりました．

調べてみますと，意外にも高田純次は同業者から高く評価されていて，尊敬する人物としてこの高田純次を挙げる芸能人も多い．

かなり前，テレビ放送で見たのですが，生番組に突然突入したり（司会者の中山はたじたじでした），ラブホテル街でカップルに突然後ろから質問したりしていました．その質問応答ですが，高田「エッグはナニご？」，カップル「英語」，高田「ブー，たまご」．このような内容でしたが，「やらせ」は感じられず，非常に面白かったのを覚えています．この話題のDVDも同様のもののようなので，気になり購入しました．

視聴しての感想ですが，ーー予想通り，たいへん面白い．ばかさ加減が何ともいえない．今の若い人には受けないのかも知れませんが，高田純次ワールドはほんとにユニークで笑えます．

琵琶湖一周

家族で琵琶湖一周（右回り）ドライブしました．湖の一周といっても日本一広い琵琶湖．朝，比較的早く出発しました（大津より湖西を北へ）．以下は，今回のドライブで立ち寄ったところ．

新旭風車村：大きなオランダ風車とチューリップ，パンジーなどが咲く花壇の組み合わせは，非常に美しいメルヘンチックな風景．かわいいガチョウ達も我々を迎えてくれました．朝，比較的早い時間帯でしたが，駐車場はほぼいっぱい．

奥琵琶湖パークウェイ：琵琶湖の最北部．その美しい景観を楽しめる全長19kmのドライブウェイ．途中，眼下の奥琵琶湖の景観がすばらしかったので，車をとめて，迫力ある景色を楽しみました．出口に近いところでは，たくさんの猿の群れを発見．

余呉湖：滋賀県北部にある羽衣伝説の地として知られる湖（東西0.9km，南北1.8km)．琵琶湖と比べると非常に小さな湖．この湖に接するように鉄道線路がありますが，その田舎の風景を見て，子供のころを想いだしました．この余呉湖も一周しました．

彦根城：築城400年祭が開催中．かなりの数の人出で，駐車場にたどりつくまで，時間がかかりました．天守の中に入るには60分ー90分待ちという表示．待つ余裕がないので，今回は中に入らず．城内で，世界的な衣装デザイナーとして知られるワダエミの衣装展も開催されていて，2ヶ所とも見に行きました．家内はかなり満足した模様．彦根城に接する玄宮園にも行きました．ここは広い庭園で，彦根城をバックにした光景はなかなかのもの．

瀬田唐橋：通行しただけ．

朝8時30分出発で，夜8時30分自宅に到着．途中，渋滞もあり，疲れましたが，充実した一日でした．（ 本日の走行距離 ： 225 km ）

プロ野球史上最速ランナー

プロ野球史上最速ランナー．これも独断と偏見で考えてみますと，元阪急の福本と元西武の松井が両横綱．以下，広瀬（元南海），柴田（元巨人），イチロー（元オリックス）などが思い浮かびます．

最速ランナーの評価ですが，足が速いだけではだめで，走塁，ピッチャーのモーションを盗むテクニックも重要．陸上競技100メートル走で日本記録保持者であった飯島という人がプロ野球に転向し，代走としてゲームに出ましたが，盗塁成功率は低かった．（3年間で117回代走に起用され，盗塁成功23，盗塁失敗17，牽制死5という結果に終わりました）

両横綱の一人，福本については，誰もが認める盗塁王で，一時通算盗塁数の世界記録保持者でした（通算盗塁数は1065）．13年連続盗塁王の記録．今後も破られることは考えにくい．まさに韋駄天福本．

もう一人の松井も速かった．1997年大阪ドームでのオールスターゲーム第1戦．古田捕手との対決にはしびれました（結果は4回連続盗塁成功）．このゲームはビデオテープに録画して，今も手もとにあります．今回，久しぶりにその4つの盗塁を見ましたが，やはり速い．特にベース直前での速さはすばらしい．

ところで，神戸製鋼ラグビー部に大畑という非常にスタートダッシュ力にすぐれたスター選手がいますが，プロ野球に転向して，代走として出たら面白そう．ピッチャーのモーションを盗む練習，すべりこみの練習をしっかりやれば，盗塁のほとんどは成功するのでは．いや，そんな甘いものではないか．

picture : 西武ライオンズ松井選手（1997年7月23日　朝日放送より）