とんでもな高齢者新入社員2名を受け入れした我が事務所のその後のお話、part2です。
新人2♀さんが6月半ばで「7月末まで給与は払うが出勤停止」という事実上のクビになり
残ったのは新人1♂さんだったわけですが・・・
結果としてこちらは、新しくできた別支所へ転勤扱いとなりました。
新人2♀さんがあまりにもキョーレツだったので目立たなかったとはいえ、
新人1♂さんも、結構な(皮肉を込めた意味での)逸材でした。
事務所最終退室となった折は戸締り確認→窓施錠せず退室→注意→今度は閉めたつもりで網戸を開けて(要はがらっと開けっ放しの状態のままで)退室、とか
事業所清掃も仕事のうちと指示される→トイレ掃除が全然なされず→指摘→今度は便器の中のごしごししかしない、とか
庶務系事務作業を依頼すればこんな感じ。
事業所にいる職員は「うーん、かなり自閉傾向のある人よねぇ(ナースちゃん達はその系統詳しくていらっしゃる)
できるだけソフトに丁寧に指導したら、少しでも成長できるかなぁ」って頑張って温かい目を向ける努力はしておりました。
肝心の専門の作業についても、その作業は登録しておかないとダメでしょ?とか事前にやっとけっていったよね?という作業漏れ多数、
迷惑かけた事業所に頭下げる、謝罪文発行、などボスと私でフォローは数えきれず。
「資格必要な作業」については、この仕事に取り組むのが初めてということで目をつぶるとしても、
しかしね。
最終的に、みーんなが彼を見捨てたその理由は。
居眠りの頻発 です。
私は職場①との掛け持ち職員なので、ずっと事務所にいる曜日は少ないのです。
そんな私や、あちこち利用者さん方に飛び回っているナースちゃんたちでさえ、目撃証言多数。
事務員=私も、ナースもいない、自分一人で事務所にいる時間も何時間もあったはずで、
人目があるときだけでも、なんとか眠ってしまわぬよう取り繕うのが普通では?
てことは、・・・仕事中にどんだけ寝てるねん、あんた。
ありえないー!
いいところもある人ではあるのです、とにかく「これをやってください」というボスの無茶ぶりを素直に受け入れるところとか。
60歳超えた男性が「新人だからトイレ掃除お願いね」っていわれて、はいはい、といやな顔せず受け入れるんだなー、って、そこはふーん、って思ったのですよ。
「なんで俺が」的な人なら沢山見たけれども、ここまで抵抗なく受け入れる人も珍しいなぁと笑
しかし、常識はあまりなかった。
役所に出す書式でミスをしたら修正テープ使って書き直して提出しようとしているし。
↑ 二重線引いて訂正印押す、もしくは書き直しじゃないとダメなんですよ、お役所は。。。
入職して1ヶ月目に1万円超すエンジンオイル交換の領収書を出してくるとか。
↑ これは、雇用契約上NGではない。彼の場合私有車を社用移動に使う、だから社でメンテナンス費用も持ちますよ、という契約だったので。
けれども、その時点で、彼の私有車は通勤にしか使っていません。
業務での利用はゼロ、つまりエンジンオイルは入職前利用理由で汚れているということなのに、
オイルの中でもわざわざ割と高額な商品を使って、それを当然のように申請するんだなー、ってちょっとビックリした。。。
新人1♂、どうやらWワークしているようで、それは契約時にも許可済みだとのことでしたが、
(Wワーク先ではちゃんと仕事はできているのだか、それも不明←漫画を描いている、とかいう話も・・・?!)
だからといって、別仕事が忙しかろうが、趣味が楽しかろうが、こちらの業務時間中に居眠りしてよい、という話にはなりませんっ!
でもそれを指摘しても、別仕事を辞める気はないらしいです。
かといってこっちを辞めたら食べていけないからこっちも辞める気はないらしいです。
なんじゃ、そりゃ、です。
ボスは社長と仲良くないので苦情を言ってもスルーされちゃうのですが、ナースちゃんたちの言葉にはすごい威力があります笑
「あんな ぐーぐー居眠りばっかしてる人が事務所にいたら、モチベーション下がります!
こっちはアホほど忙しくしてるのにっ!」
って、この言葉通り社長宛の電話でまくしたてたらしいです、ナースちゃん。
新人1♂<<<<<ナースちゃん な社です。当然ですね、ナースちゃんたち、稼ぎ頭ですもん。
そのうえ社長は看護師出身のせいか、ナースちゃんたちのメンタルケアにはよりそう気持ち満々なわけです♪
その陳情の2日後に、本社人事から新人1♂さんあてに電話。
「明日、本社で面接しますねー」
・・・いきなり解雇話かと思ったのですが。
でも翌日に話を聞くと、夏から開設する別支所へ転勤、という話を受けたということで、新人1♂さん、7月末でさようなら、となりました。
そして目下、この新人1♂さんに関しては、この9月末で契約更新があるかどうか、を皆で注目しています。
入職半年間は試用期間なんですよね、我が社。
試用期間内に、業務できないから継続ムリ、って判断になれば、円満に退社を求められる契約なのです。
実は、新人1♂さんがいなくなると困ることが1つだけありました。
この業界、資格をもった人が事業所に何人いるか、で行政からいただける補助金の額面が変わってくるのです。
実務ができるできないに関わらず、新人1♂さんでもカウントは1。
いないと補助金額が減ってしまいます。
で・・・これは困るわね、とボスのとった対応がなんと、引き抜き😲💦
ボスと知り合いの資格もちさんで転職してもいいかなー、って話の人に就職斡旋しちゃった。
・・・ボス、この会社キライなくせに、人に勧めるんだー 苦笑
ボスが引き抜くほど仕事ぶりを気に入っている人ですので、当然、実力は雲泥の差。
私は今、その力の差を目の当たりにしております。
だって、尻拭い作業、ではなく、新たに取ってこられたご新規様の契約関係の作業でてんてこ舞いなのですもの。
というわけで。
私は再度、事務所内掃除の担当をしなくてはならなくなりましたが、それは別にいいの。
私にばかり向けられていた、ボスのガス抜き(要するに会社への愚痴吐き)が二分することになりましたしね。
しかしまぁ、この引き抜きでいらした同僚Xさんも、入職早々いろいろとあって、それに関してボスと揉めたりして 苦笑
相変わらずなかなか面白い職場2なのですが、それはまた別の話。
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