「賀茂の古道を歩く会」通信

平成29年度に発足した「古道を歩く会」案内人からのお知らせページです。会は令和6年3月に解散しました。

H31年度 第1回実施「大平山へ登る」

2019年04月07日 23時16分08秒 | お知らせ
 晴天に恵まれた4月6日土曜日に、今年度第1回の古道を歩く会を実施しました。目的地は、下田市稲梓の大平山(おおびらやま)です。この山はかつて稲梓の茅刈り場として多くの人たちが入っていたそうです。

 午前8時30分、集合場所の大平山駐車場に参加者の皆さんが集まりました。今回は案内人を含めて15名の参加がありました。


 さっそく挨拶をして、登り始めました。大平山への登山道の特徴は、ほとんどに渡って木製の階段が作られていることです。しかしこれが思うより歩くにくいんです。なぜなら、階段の踏み面の幅によって歩幅が決められてしまう上、崩土や落ち葉に覆われている部分があり、滑りやすいからです。






 でもそこはこれまでの古道歩きで鍛えられたメンバーさんたちです。適度に休みを取りながら、着実に登っていきました。


 途中で大平山の頂が見えたので「あそこが山頂です。」と紹介すると、「ええ~っ! あそこまで歩くの!?」という声が聞こえました。ま、登山ですからね。


 歩き始めて1時間20分。ついに標高428.65mの頂に立ちました。






 地形の関係から富士山は見えないのですが、南に下田富士や高根山、そして太平洋を見渡すことができます。下山したら訪ねる深根城址も見えています。

 下りは50分間で降りました。それからひとまず地元の小学校駐車場に集まり、4台の車に乗り合わせて、深根城址に向かいました。車は川の堤防に置き、歩いて坂道を登りました。

 枝垂れ桜は、以前より樹勢が弱くなった感はありましたが、まさに満開でした。


そしてお社の前で昼食をとった後、車に戻りました。ここで今年度の第1回の開催でしたので、会員の自己紹介をしました。初参加の方もおり、ありがたい限りでした。

 ひとまずここで解散した後、希望される方を蓮台寺の「しだれ桃の里」へ案内しました。

 花は、開花のピークは過ぎていましたが、まだまだ楽しめました。折しも静岡デスティネーションキャンペーンが行われている時期でしたので、地元のガイドさんが花畑や天神様を案内してくれました。貴重な文化財である大日如来坐像を拝観することができ、よいオプショナルツアーになりました。






 次回は、ここ蓮台寺から下大沢の峠を越えて横川に至る古道を歩きます。会員の皆様のご参加をお待ちしています。
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