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不思議の国 22

2007-04-30 | アメリカどんなんこんなん


〝何となく納得いかない編〟



絶対納得いかない 21  助け合いって何だ?①

私の故郷沖縄に『ゆいまーる』という言葉があります。これは『助け合い』を意味します。
皆誰かに助けられて生きている。だから互助精神を忘れてはいけない。
困った時はお互いさま、支え合って行こうと。
沖縄では色んな場面でこの言葉が登場します。
同じ内容でもこれを出されると、多少納得いかなかったことにも大人しくなってしまいます。
例えば年金納付を推進するCMとか(笑)


表現は違っても『助け合い』っていい響きじゃないですか。
人同士の温かいものを感じます。本当に人は一人では生きてませんもんね。
助けられて助けて。こんな素晴らしいことはない・・・そう思ってましたついこの前までは!
これって一歩間違えると甘やかし? 
使い方(使う相手?)次第では人を堕落させるもんじゃないか。
と、私は思い始めてますよアメリカに住んでから! ← 怒りレベル2。


働いてると有休(病休)を、誰でも一度は使ったことがあると思います。
勿論アメリカでも有休はあります。
会社の規定、勤続年数、職種などでその日数は異なりますが、
基本的部分は日本と同じです。
自分の年間取れる有休を確認して、休暇や旅行を計画する。
翌年に持ち越したり、給与に換金してもらったりと、使い方は様々でしょう。
でも確実に言えることは、誰でも有効に使いたいと思ってるのじゃないでしょうか。
その為に日々頑張ってるんじゃないでしょうか。
仕事をしている以上、そういう部分は何人であれ同じだと思ってました。
アメリカ人と働くまでは! ← 怒りレベル3


それは或る日マネージャーから手渡された封筒。
統括元のオフィスから必要なことを文書にされて届くのは日常なので、
特に何も思わず中身を開く。が、読んで最初に出た言葉は『はぁ?・・・』。
いや~そんなことある筈ない。私の理解が間違ってるんだと思い、同僚に尋ねる。
彼女の説明を聞いて出たのはまたしても、いや更に強い『はぁぁぁ?!』
何度確認しても同じ内容に私は茫然とするばかり。でも同僚らは特に驚くでもない。


おかしい、何だこれ、どう考えても変だ。
そんな気持ちを引き摺ったまま帰宅。
これは一体どういうことだ、一刻も早く旦那に確認せねば!
( アメリカのおかしいところは全て旦那が矛先になる(笑)
しかし・・・ヤツ何でもないように普通に、書いてあるその通り説明するだけだった。
『何でー何でーそんなんアリ?!』と喚いても
『そう書いてるんだからそうなんじゃない』って。何だそれ!!(>_< )


その内容とはこうです。
「貴方の持つ有休を、もし希望なら必要としている他の人に譲ることが出来ます。
その場合はここにサインを」・・・って、って、おかしくないですかコレ。
しかも希望ならって(まっこれは英語の言い回しのせいもありますが)お願いならまだしも
いやそれでも何で自分の有休を人にあげなきゃいけないの?
帰国とか本当に必要な時の為にと、体調悪くても休まずに頑張って大事にキープしてるのに。


おまけにその必要としてる人っていうのの説明がこうですよ。
「既に有休を使い果たした人」の為に。何かね、いかにも気の毒な人に書かれてたんですけど
ごめんなさい、冷たいと言われても私には全然可哀相に感じないんです。
確かに人間だから色んなことがあって休みを使ったんでしょう。
でもそれは他人の有休で埋め合わせすることなのか。
同じくらい体調悪くても頑張ってる人もいる。
用事を就業時間以外で済ます為に早起きしてる人も居る。


その人たちの貴重な休みを、無くなったからと言ってあげるのはどう考えても府に落ちない。
しかし中には堂々と追加有休(他者の分)を希望する人もいるし、
挙句は仮病を使ってでも病休は消化すると言ってのける人もいるしで、
健康管理も仕事の内と言われて来た私には、同情どころか呆れるばかり。
でももっと呆れるのは、あげる人が居ること。
いたわるように私の分をあげて下さいと。それ何か間違ってるって~~~!!


これは私の職場だけなのか。学校職員だからか、それとも公務員独自の何かがあるのか。
あまりの衝撃にARの知人友人、他州の友人にぶちまけました。
そしてそれが決して特別なことじゃないことを知るのです。
それどころ有休の話なんてまだまだ。
やがて一部(?)の、怠け者アメリカ人を作ったその元凶が見えてくるのです。

                                                 ②へつづく


不思議の国 21

2007-04-16 | アメリカどんなんこんなん


〝 不思議編 〟



不思議 33  名前①

名前というものが在る所、ニックネームや愛称が出来るのは万国共通のようで、
アメリカも色々です。その中でも本名を元に、違う呼び名にしたものが多い。
それもてっきり独立した名前だと思っていたものが、実はある名前の別名だったというもの。
しかし、『何故それがこうなるんだ??』と、どうにも結びつかないのばかりで・・・。


「リズ」が「エリザベス」の愛称であるのは、エリザベス・テイラーで誰もが知るところ。
考えるより前に私にはそうインプットされていたので、別段不思議だと思うことも
ありませんでした。だけどそれは特別だと分かりました。
彼女が有名だからこそ知れ渡った名前と愛称だと。


アメリカへ来てからこういう感じの名前の崩し方(呼び方)
それがニックネームだとは気づかないものに、沢山出くわします。
本名は別だと言われても、元が何なのか想像出来ないもの、
そして教えてももらっても、思わず首を傾げたくなる「それ」。
日本に居たならどうか分かりませんが、実生活で呼ぶ機会もあると、
何だか気になって来るんです。一体どうして「それ」が「そう」なるのか


あげるとキリが無いので、私が愛称から本名へ辿り着けなかったもの、
別名の方もちゃんとした名前だと思っていたものを例えとして。
最初が愛称で後に来るのが実名です。
「マギー」 ⇒ 「マーガレット」(司郎さんは知っているのだろうか)
「ベッキー」 ⇒ 「レベッカ」(タレントのベッキーちゃんもそうなのかな)
「ティム」 ⇒ 「ティモシー」(俳優さんにも両方居るから別だと思うじゃないか)
「ボビー/ボブ」 ⇒「ロバート(ボビーは子供、ボブは大人に対して)」(分かんねぇ・・・)


中でも絶対納得いかないのが「ビル」。
この名は夫の家族に居るので、その本名は以前から知ってました。
あとこの名を付ける人が比較的多いので。しかし何度聞いてもおかしい思ってしまう・・・。
ビルの本名(って言うのもおかしな言い方だ)って何だと思いますか。
アメリカ人に関わる人にはすぐ分かることですが、
これから連想出来る名前って中々ないんじゃないでしょうか。
私は考える前に知りましたが、聞かなかったらビリーくらいしか出ないです。
というか、まだビリーの方がいいやん、と思うくらいビルの実名には異議を唱えたい。


それは「ウィリアム」です。ねっねっおかしいでしょう。全く繋がりませんよね。
一文字も重なってないじゃないですか。響きも全く別じゃないですか。なのに何故に「ビル」? 
答え、「ウィリアム」は古臭いから。全然答えになってません(笑)
古典的な名前な為好んで付ける人は多いが、そのままの呼び方だと、現代的でなく堅い感じ。
だから「ビル」。


アメリカ人からはこんな説明が返ってきます。
何か質問の意図を理解してもらってない気もするのですが。
だってきっと何か由来なり意味はあると思うのです。
今まで何人かに聞いて来ましたが、誰も私を納得させる返答をくれません。


日本語の感覚で見るせいか、ちょっとおかしな崩し方に感じるアメリカの呼び名。
けれど英語は音で成り立っている言語ですから、日本人には分からない発音の繋がりとかが
本名と別名の間にあるのかも知れません。
ところで気がついたのですが、AR一の著名人、元合衆国大統領である
あの「ビル・クリントン」さんは「ウィリアム・クリントン」
うん確かに堅い。そしてちょっとイケてないかも(笑)


アーカンソー州 ⑬

2007-03-26 | アメリカどんなんこんなん


住居 その⑦  番外編

アーカンソーを始め、一般庶民でも気軽に、手軽に売買出来る価格のアメリカの家ですが、
購入に関しては、そのプロセスは思ったより面倒なものだったりします。
この家が欲しい、と決まったらまず、Real-Estateという専門の代理人を立てます。
その代理人が書類の作成やもろもろの手続きを代行してくれます。
なので経験のある、信用の出来る、人間を選ぶ必要があります。
それには知り合いなどに紹介してもらうのが一番安心です。


代理人を立てずに、売り手と直接交渉することも勿論可能ですが、不動産に関して
知識の少ない一般人では時間も掛かりますし、訳の分からない名目と手数料と称して、
ぼったくられることがあります(・・;)
但し、頼りの代理人でさえ家を購入してもらって初めて手数料が入るので、
とにかく買わせようとする適当な業者も居ます。イヤに家を褒めちぎる人は要注意です(笑)


並行してその家がローンが組める範囲なのかを、銀行などの機関にチェックしてもらいます。
夫一人の収入では不可の場合、妻が仕事を持っていれば二人のサインで、
または現在の貯蓄額・資産を調査の上、判断されます(この辺は日本と同じですね)


次に家が査定されます。その家が実際の価格と見合うものなのか確認する為、
専門の第三者が派遣されます。
設定価格より物件の価値が低いと判断された場合、値段を下げるよう指示されます。
中古の場合は修理の必要部分を指摘されたりします。
これらのプロセスを踏んでやっと家が手に入ります。
多少出費は掛かりますが、プロに任せた方が結局は時間も経費も節約出来ます。
その為にも最後まで関わる代理人の選択が重要になってきます。


新築物件の場合はローンが通るなら、それほど時間は掛からないでしょう。
問題は中古物件です。
買い手が全ての条件をクリアしても、中々手に入れることが出来ない家があります。
恐らく日本でもあることだと思いますが、それは競売物件です。
前持ち主の、支払い関連のトラブルで売りに出されているのが多い為、
間に多くの機関や人間が絡んでいて、手続きが非常に面倒で途方も無く時間を要するのです。
そのせいで代行を嫌がる所も多く、引き受けたとしても途中で辞めてしまうこともあります。


しかし競売物件は通常よりかなり安いので、購入する側からすればとても魅力的な家なのです。
時間、手間、多少の出費を覚悟出来るなら、それに見合う価値はあるのかも知れません。
そして何よりも、それに付き合ってくれる忍耐強いReal-Estateを探せるか。
どんな家であれ、それを上手に買うには、代行(代理人)選びも関わって来ますから。
アメリカの不動産。簡単に売買してるように見えたのに、
実際を知ってみると予想外にこだわりがあって驚きました。
幾ら安くとも、アメリカ人にも家は大きな買い物には違いないようです。


不思議の国 ⑳

2007-03-19 | アメリカどんなんこんなん


〝何となく納得いかない編〟



納得いかない⑳ 逆ギレPART2

前回に続き本家もの(?)です。今回はTV番組。
日本で放映されているアメリカの番組、若しくは真似たものって沢山ありますよね。
それらがアメリカ発のものだと知ってはいても、実際ここでTVの画面に映し出されると
新鮮で変な驚きがありました。例えばレイチェル(フレンズ)やアリー(アリーマイラブ)が
ドラマの中で英語を話しているとか(笑)
あと日本の声優さんとのギャップがあり過ぎて、妙に違和感があるのです。
ここで初めて観た新しいものより、見慣れた番組の方が逆に受け入れにくかったりします。
日本版で長年観て来たものは、そっちの方が親しみ易いというか。


中でも一番違和感がありまくりだったのが、
日本ではいつの間にか終ってしまっている、クイズミリオネア。
アメリカでは『Who Wants to Be a Millionaire (特番の時はSuper Millionaire)』
というタイトルでオンエアされています。偶然合わせたチャンネルから
パーパーパ、パパパパパ~チャララン♪ (表現力貧相ですみません)
と、例のあの音楽が流れて来た時は、地球の裏側で日本のものを感じられて
凄く感激したのを覚えてます ← だからこっちが本家だって(笑)
音楽だけじゃなくセットも問題形式も、見れば見るほど全部そのまんまで、
『おぉミリオネアだ、同じだ、同じ~』と手を叩いてしまいました(´▽`)


でも二つ違うことがありました。
まず賞金金額。アメリカの最高額は100万$(約1億2千万)です。
言うまでもなく番組名のミリオネア(百万長者)の意味からすればこちらが正しいのですが
日本で始まった時、1千万でも充分驚いた私としては、難問とはいえ
それでも言ってみればたかがクイズ、それも四択に答えて一億とは、
太っ腹というかスケールがデカイというか、流石アメリカです!
(最近アメリカのことは全て『流石』で締めればいいと思っている)


何回も指折り数えて桁を確認したほどの信じられない賞金額ですが
それより何より、最大の違いは司会者。当然の如き、みのもんたさんではない(笑)
以前(ABC版)は男性、現在(※シンジケイション版)は女性が司会を担当しています。 
(Syndication=番組販売。他局へ番組を売る。アメリカではこれが多い。
特に人気があったドラマの再放送などを他局へ販売する)


現司会者のメルディス・ヴィエイラさんは、NBCToday(アメリカで二番目の長寿番組!)
のアンカーパーソンでもあり、落ち着いてて上品なお姉さまって感じの人です。
彼女が進行すると、みのさんからは全く掛け離れたミリオネアになります。
勿論あんな風に引っぱりませんし溜めもしません(笑)
仮にもしアメリカであんなに溜めてたら、恐らくブーイングの嵐だと思います。
みのさんの百面相だけで笑わせるには、
沈黙、察する、が苦手なアメリカ人相手では難しいかも^^;


それから意外なことにあの決まり文句、『ファイナルアンサー?』の問いかけが、
司会者からあまり掛けられることがありません(回答者は言いますが)
会話も、軽いジョークや回答者の環境に触れはしますが、あくまでもサラッと。
勿論眉間に皺寄せて回答者を困惑顔にさせることも無く(笑)
テンポ良くどんどんクイズは進んで行きます。


正直みのさんの溜めて引っ張ってはCM。更にCM明けてもまだ引っ張って、挙句次週へ続く
と、クイズそのものより、みのさんがどれだけ引き延ばせるかがメインのような
日本版にうんざりしてましたが、それを見慣れてしまったせいか、
アメリカ版は逆に物足りなさを感じてしまうんですね。
『えーえー何で溜めないんだー百面相しないんだーこんなのミリオネアじゃな~い』
と叫んでいます。
こうして本家と比べると、日本のはまるでみのさんのトークショーのようです。
だってクイズよりみのさんの顔のUPの印象が強い。
それか出来るだけ回答者を出さない策なのかも知れない ← 心が黒いぞ私(笑)


ここまでクイズミリオネアはアメリカが本家だと進めて来ましたが、
実はこれイギリスが本家です。今回調べている内に偶然知りました。
ということは納得いかんをぶつけるのはアメリカじゃない?
他にも分かったことがあります。
みのさんが日本版司会者に選ばれたのは、アメリカの初代司会者ABCのレジス・フィルビン氏に
似ているからとのこと(確かに顔の輪郭、雰囲気、特に浅黒いところはそっくりだ)
そんでもってレジスさんも本家イギリスの司会者に似ていたからだそうで、
案外と安易な決め方に笑ってしまいました。
そしてそれってつまり、皆さんみのもんたさん系のお顔ってこと?(笑)


それからこのクイズ番組なんと、世界50ケ国近くの国でやってるんですねぇ。
こんなに放映されてるとはびっくり。イタリアとインドネシアの情報を確認しました。
やはりその国の人気がある人を司会者に使ってるようです。
世界各国にみのさんが居るんだなぁ(笑)
結局最初に観たものが、その人にとっては本家みたいなものなのかも。
それはTVに限らず。それにしても本家イギリスのみのさん見てみたいわ~
あれ本家のポイントがずれてる? ^o^


アーカンソー州 ⑫

2007-03-12 | アメリカどんなんこんなん


住居 その⑥


ARの家屋の安さ、これでもかこれでもかと書いて来ましたが、
言うまでもなくそれは、土地が安価だからこそ成り立つ価格。
そしてNYやCAなどアメリカで都会と呼べる所は、その広大な国土からしたら
ほんの一部のこの国では、ARほど安くはなくとも(逆にARより安い所も)
殆どの場所でマイホームは夢じゃないと思います。


日本じゃ何千万、もしかすると億まで行きそうな大きさの土地でも、ここじゃ何百万程度。
普通の人が気軽に買える値段です。
あまりの安さに、バカみたいな金額に、何だか腹立ってきます(笑)
だから広い土地を所有している人も、別に特別でも何でもありません。
その広さどれくらいかって、家の前や近くのストリート(通り)に
自分の名前を付けている程です(それも玄関からかなりある)
他の道へ繋ぐ為にそこに道路を作らざるおえない。
私道だけど公道。つまり個人の所有する面積がデカ過ぎてそうなっちゃうんです(・・;)


車程度の価格で売買されて、日本人からするとタダみたいな値段のアメリカの土地。
猫の額程の土地でも、それを手に入れる為に、途方もなく労力とお金が掛かる日本からしたら
『こんなに安くていいの? 本当にいいの?』と、未だに不思議な思いです。
でも同時に「土地」は貴重な財産と思っていた感覚が変わりつつあり、
そしてありがたみも感じなくなって来ている自分が怖いのですが・・・。


そんなに安く出来るのは、ただ広いからということじゃなく、
人口に対しての比率が問題だと思うのです。
だって日本の23倍強の面積があるのに、人口は2倍程度。
単純に考えてもアメリカ人は日本人に比べて、一人当たり10倍以上の面積を
有することになるんですよね。全米でも人口の少ないARだけを比較するともっと凄いです。


私の生まれ育った沖縄と比べてみます(知らない所とは比べられません。知らないので(笑)
その面積なんと500倍! ARの中に沖縄が500個入るんですよ500個!
そこに人口はたったの250万程(沖縄の約2倍)
同じ人口と考えたとしても、AR州民は一人当たり沖縄県民の500倍の土地を有する。
でも人口が沖縄の倍なので半分になって・・・それでも一人当たり250倍の土地ですか。
クラッ~(゜◇゜)~


次は沖縄よりちょっと小さい大阪で(私の住んだ所ばっかですみません)
面積の比較は沖縄と同じでも、こちらは人口がARより三倍以上多い。
ARは大阪の500倍の土地に人口は大阪の1/3。
ということは一人当たり有するのが三倍になるから・・・ひぇ~1500倍!!
大阪府民が一坪からなら、AR州民はいきなり1500坪からスタートするんですよー
(どんな例え方や)ほら、もうどんどん腹立ってきませんか?(笑)


人口に対してまだまだ、全然、有り余るこの国の土地は、まるでバナナの叩き売り状態ですよ。
毎年豊作の野菜状態ですよ(笑)
そして土地が安いということは、他のものも自ずと安くなって来るんですね。
家やビルに限らず、食べ物、日用品、駐車場等々が。
生活に関わる殆どのものが、土地の上に建つものに支えられていて、
その価格の影響がどれほどのものかを気づかされました。
そして国土が広いことの強味みたいなものを、アメリカに住んで感じます。


しかし、いいことばかりじゃ無いのが世の常。
物価が安いところ、労働賃金も安い。つまり土地の価格が安い所へ行くほど給与も低くなる。
ARも例外じゃありません。それだけなら日本と同じなのですけど、
アメリカは所得税・消費税を始めとした税金の類が非常に高い(詳しくはまたいずれ)
そして何より大事な医療保険が泣きたいくらい高額(不思議の国⑦参照)で
信じられない金額を払います。


その為共働きは普通で、一人で二つ、三つ仕事を掛持ちしている人も少なくありません。
殆どの人がマイホームを持てることで、一見日本より裕福に見えがちなアメリカですが、
不動産以外の他の面では日本より大変な気がします。
家の為に苦労する日本人。家以外の苦労が多いアメリカ人。
何処の国も生きていくのは楽じゃないのですね。
あっ夢のマイホームのお話だったのに、最後に切なくなってしまった(笑)