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2005年 私の10大ニュース

2005-12-12 | アメリカどんなんこんなん


米国で迎える師走も今年で早や三回目。
渡米して来た日も、ホームシックでびーびー泣いてたのも昨日のことのようですが、
いつの間にかすっかりアメリカ人化されて12月もクリスマスただ一色。
日本の師走が懐かしい・・・・・って、「師走」と言ってる内はしっかり日本人か(笑)
そんな半端な人種ねこみみの2005年思い出に残った10大・・・いえ7大ニュースです(ニュースまで半端)





★7位  一年半振りの帰国

これは本当に嬉しかった。
生まれてこの方、殆ど地元を離れず生きてきた私にとって異国生活一年半はとても長かったから。
故郷はこの上なく優しかった。色んな人が待っててくれて歓迎してくれた。
離れて初めて母国の良さを知った。そして日本の進歩の速さに改めて驚いた。
私が渡米する前のものは随分古臭く見えた。
日本人の向上心、技術はやっぱり凄いなと思うと同時に、短期間で飽きられ消えていくものを見て、
消費のためだけの開発のようで何だか複雑な気もしたが・・・。


★6位  ハリケーンカタリ-ナ

米国に住んで初めて身近で起きた災害。
隣接州であったAR、TXを始めとした全米の民間企業やボランティアの対処は素早く、
「政府は見習え」と非難されたほど。
こういう時一丸となって「何とかしよう」とするアメリカ人の姿は素敵です。
そういう人たちと出会って「口よりも行動すること」の大切さを教えてもらった。


★5位  三匹の仔猫たち

不思議な縁で巡り会った猫たち。彼らは人との縁も広げてくれました。
お隣の仔になったプレシィは私たちとご近所さんを親しくさせただけでなく、
別居中で離婚の危機にあったそのご夫婦を同居へ導くという凄いことをやってくれました!
(このお話はまた後日ねこのきもちで書きます)
そしてメオ君(僕の線)、ミルキィ(New Face)も周りを幸せにしてくれてます。


★4位  NY旅行

もーう、もーう、これがどれほど私にとって素晴らしかったかは【珍道中記】でご存知だと思います(笑)
とにかく最高NY! 住みたいNY! I LOVE New York!!! ← こういうの嫌いだった筈なのにねぇ(o;^^)
そしてNYで出会った夢追う人たちは、私の世界を広げ力をくれました。


★3位  九死に一生を得た事故

これも今更書くまでもありませんが(魔の月曜日参照)今でも思い出すとやっぱり怖いです。
命あってのものだねと言いますが、こういう経験をすると
本当に生きていること以上のものはないと実感します・・・でもそのありがたみ、続かないんだよなぁ(反省) 
余談ですが事故の際突っ込んだお宅の老夫婦が偶然にも夫の祖母の知り合いでした。
これが縁でというのも変ですがそれからお付き合いが続いてます。


★2位  アメリカ日記、書籍化?!

待ってるだけでは何も始まらない。
今年こそ小心者返上しようと出版関係へ自分の書いたものを見て下さいと売り込んだ。
そりゃ半端じゃないくらい怖かった。結果、三社に振られる。かなり凹んだ。
が、最初から上手くいく訳ないと周りに叱咤され別社へチャレンジ。
そしたら・・・そしたら・・・後は以前日記で書いた通りです。
プロの方に見て頂くのがまずは最初の目標だったのに、それが『書籍化可能な内容』との評価に
「捨てる神あれば拾う神だぁ」と泣きまくったねこみみでした(笑)


★1位  B M S への異動

この1位は書籍化と迷いました。そのくらい今年の私にとって大きなことだったと思います。
8月から始まったBMSの勤務は楽しくて楽しくて、あっという間の4ヶ月でした。
人は自分の存在を認めてもらえるとこんなにも幸せなんだなと知りました。
BMSのメンバーに出会えて本当に良かった・・・。





こうして振り返れば今年ほど人との出会いがどれだけ貴重なものかひしひしと感じてきた。
遠い地に居ても変わらない友人たち。人を助けることを身を持って示してくれた人たち。
動物を通じて近寄れた人たち。夢を追う力をくれた人たち。奇妙な縁で知り合えた人たち。
時に叱咤激励してくれる人たち。そして、言葉も人種も超えて一人の人間として付き合える人たち。


色んな人々のお陰で私の人生が彩られている。今年の素晴らしい出会いに感謝。
それからこのサイトを通して知り合えた皆さまにも本当に感謝しております。
顔や声は知らなくともネットの中にも確かに人との出会いも、関係も、成り立つと感じています。
この一年猫耳荘へお越し下さって本当にありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。


B M S ④

2005-12-05 | アメリカどんなんこんなん


『言葉』についてのエピソード その②


女性の結婚前の名前、いわゆる旧姓を英語では「Maiden Name」という。
ただの女性のおしゃべりネタか、日本人の名前のもの珍しさからなのか、
時々この「Maiden Name」を訊かれる。
私の旧姓は平仮名にして3文字。だが「First name」でさえアメリカ人には難しい日本人の名前。
(実際私の「First name」もあまり正確に発音されてるとは言えない)
BMSのメンバーにもこのたった3文字を発音させるのは至難の業だった。
正確に言えば叶わなかったのだが・・・・・(・・;)


私に旧姓を尋ねて来たのはビビアン。
日本人となら恐らく一回で通じるであろうそれが、
『〇〇〇、〇〇〇』 『違う〇・〇・〇!!』
何度繰り返しても分かってもらえない。


耳で分かってもらえないなら書けばいいと思うだろうが、
その文字がまた日米の壁(大げさ)を開いてしまったりする。
例えば加藤さん。アルファベットにすると「KATO」。
しかしこれをアメリカ人が発音すると「ケイトー」になってしまうので、
文字にすると余計に本来の発音から離れていくこと大なのだ。


これは「おはよう」を「Ohio(州)」や、前回の数字の話のように似ている英語へ置き換える訳にはいかない。
名前なのだ。そう簡単に妥協は出来ない(笑)
いつになくしつこく、しつこく、私は元々の発音で言い切った。
そうしたら相手が見つけてしまった。私の旧姓のそれに近い単語を。


単語というか、造語というか、ビビアンが言い出しのはこれ。
『Me-Yankee』。響きは「ミィ・ヤン・キー」って感じでしょうか(泣)
そして翌日にはこれにリズムと踊りがついていた。
ビビアンとシンディ二人両手を腰に添え、一文字ごとにお尻を横に振りながら
『ミィ・ヤン・キー♪ ミィ・ヤン・キー♪』と、私に擦り寄って来る。
全部違うとは言わんがやっぱり『それは私の名前じゃなーい!』


叫んでも時既に遅し。暫らくは『オハイオ、ミィ・ヤン・キー♪』が、朝私へ掛けられる挨拶だった(涙々)
そしていつの間にか『オハイオ、カワサキィ』、『オハイオ、スズキ』と、
私の旧姓は日本の会社名にとっかえひっかえされ遊ばれている。
同じMade in Japanだから、と言い(号泣)
本当の名前は完全に忘れ去られたようだ・・・ 


                                                   その③へつづく


★さて私の旧姓は何でしょう。もうバレバレですよね(笑)