goo blog サービス終了のお知らせ 

食いしん坊復活!!(≧д≦)

2008-09-01 | ねこのきもち
マディのこと心配して下さってありがとうございます。

お陰さまで今週は嬉しいご報告が出来ます。

お前は本当に同じ猫なのか?!

と疑いたくなるくらい、マディ食べてます。

ちょっと食べすぎじゃ、と思うくらい食べまくってます。

先に食べてるのに他のにゃんずたちのお皿(基本的に別々)にも手(舌?)を出してます。

先週の月曜は虫の息とも思えたひどい状態で、数日間生きた心地がしませんでした。

元気になったのは何かしたからではなく、何もしなかったからです。







先週火曜の朝一番で夫が主治医のもとに相談へ。

報告したマディの容態からDrが下した判断は、病院へは連れて来なくても大丈夫、

まず今の状態になってから48時間待つこと(その時点で約30時間経過)

動物は具合が悪くなると、動かずに自分の体を回復させようとする。

それは「食べない」ことも含めて。

飲食をしないことは必ずしも悪いことではなく、自然治癒には時には必要で、

そのことを彼らは本能で知っているから、今の状態は動物にとっては自然な状態。

何かしてあげたいだろうけど、見ているだけなのは辛いだろうけど、

とにかく48時間我慢して辛抱して見守るように。

飲食は本人が口をつけない限り、絶対無理にあげてはいけない。







それが主治医からの指示でした。

マディが病気になってから私も色々知らべていて、

Drが言ったことは、本やサイトなどの情報にも確かにあったことでした。

(動物は具合が悪いと数日食べないのは普通で時には一週間も。飲食を消化する分のエネルギーを、

病気に対抗することに使う為であったり、体の毒素を出したりする為に敢えて断食するとのこと)

が、やはり獣医の口から聞くと本当なんだ、と少し安心するのと同時に、やはりこのDrは凄いと。

だってそうだと思っても、中々言い切れる医者っていないと思います。

何故こういう状態になっているか、一つづつ説明してくれる診断力と、断言にも近い指示が出来るのは、

この病気に対する確かな知識と経験に基づいた根拠や確信があるからなんだろうと。

他の仔のことでもそれは感じてました。

それでも、どんなに信頼出来たとしても、

診断なり、出された薬なりについて疑問が湧けば自分でも調べます。

納得と確認の為。

これまでこのDrはいつも最良の治療法を選んでいる、と思えます。







Drを信じて従おう、

そうは決めてもその後は心配と葛藤の長い長い時間でした。

余程の変化がない限りはそっとしておく。

けれどいたたまれず、どうしても様子が気になる。

頻繁に近寄るものだから、結局マディが休んでいるのを邪魔することに。

よし1時間我慢しよう、次は2時間、と自分に言い聞かせ何もしなことにひたすら耐える。

(今回は一ヶ月前と違い、微量だがミルクやスープ等の水分は受け入れてくれたのが救い)







暫く経っても息は相変わらず苦しそうで胸の膨らみも微弱。

夜の間に何かあったらと思うと、怖くてとてもベッドで眠ることなんて出来ず、

二日間、夫と交代でマディの側(床)に添い寝。

その時は本当に辛かった。

ゼーゼー言いながら全く眠ることも出来ない姿を見てると、頑張ってなんて言えなかった。

もう十分頑張ってる。こんなに小さな体で。

苦しいよね、ごめんね、偉いね、偉いね、の言葉しか出ない。

代わってあげられるものなら、と心から思った。







しかし翌水曜の朝、48時間を待たずごはんに反応!

それから二日半はスープのみだけど、飲む量が段々と増えていく。

でも固形物は食さないので、一日のトータルでもこれまでの1/4程度。

もっと食べて欲しい。

焦らない、焦らない、前の時も元に戻るのに一週間くらいかかったじゃないか、と自分に言い聞かせる。

やがて三日後には量が普段の1/3になり、四日目には念願の固形物を口にして半分の量まで復活。







そして五日目の朝、いきなりライオンに(笑)

六日目の昨日、七日目の今日は更に勢いを増し

えっ

えっっ

えっっっっ

まだ、た、た、食べれるのか…?

しかも猛スピードだしで、今度は逆に食べ過ぎて胃の負担の心配、を考える程食っています。







食べてくれると安心する。

栄養沢山つけて病気に負けないようにとも思う。

でも何よりマディが美味しそうにご飯を食べてるのを見ると、単純にそれが一番嬉しい。

大変な病気だけど、ご飯が食べられることは凄くありがたいことだと思います。

Drにも感謝感謝です。

そして新しい月を一緒に迎えられたこと、本当に本当に頑張っているマディにありがとうと。









いつもコメント下さってありがとうございます。

レスが出来ないままですが、何度も読ませて頂いてます。

とても励みになっています。

ねこみみ



獣医

2008-08-25 | ねこのきもち
更新を始めようとしたその時、マディの様子が急変。

呼吸が苦しそうな状態に。

救急に連絡したところ『来て下さい』と言われ行って来たのですが、

あまりの乱暴な扱いに二度とそこには行くもんかと。

ナースもDrも全然優しくなくて、マディを触っている時思わず止めようと手が出てしまいました。







見るからに苦しそうなマディの体を、ナースが聴診器だけで押して引っ張って聴こうとする。

聴きづらいからなんだろうけど、それなら自分の手や聴診器をマディの体の下に入れればいいのでは。

検温の仕方はもっとひどく、肛門をきちんと目視で確認しないで違う所に体温計を突き刺した。

それでマディが興奮して鳴き始めた。なだめようとしたら噛まれてしまった。

こんなに弱っているのに何処にそんな力が、そうしなきゃいけないくらい嫌なんだと思うと痛々しくて。

なのにナースは気にもせず無理やり続けて……

マディがそんな風に鳴いたことも、まして噛むなんてことしたことはない。







そしてDrの診察。

補聴器を当てて聴くのはまだいい(ナースよりは)、その後体中を触診したのだけど

立つ力なんて無いの明らかなのに、マディを無理矢理立たせる。

そしてすごく力を入れて押してるように見えて(腫瘍が破裂するんじゃないかと思った)

よろけるマディを支える為と、お願いだからもっと優しく、

いう意味でDrを睨みながら、マディの体に触ってしまった。

診察中にそんなことしてはいけないし、相手はプロなんだから

必要でしていることと分かっているが堪らなくて思わず。

いきつけの病院では声を掛けたり、撫でながら検査などはするので、

マディや他の仔も病院でパニックになるようなことは無かったのに。







結局したのはそれだけ。

呼吸が苦しいのは、腫瘍で腹部の臓器が圧迫されているストレスか、肺に転移している可能性がある。

それに対して出来ることはないと。

なのに検査をするか? と訊くので断りました。

検査しても治療があるわけではなく、原因や理由がはっきりするだけで意味があるとは思えなかったので。

ビタミンと水分補給(脱水症状になりかけていた為)の注射だけしてもらい帰って来ました。







電話だけで判断するのは確かに難しいでしょうが、

何の病気で、どのくらい経過しているかで、ある程度は分かるもんじゃないかと。

とは言っても状態も殆ど尋ねずに、すぐ連れて来て言うだけだったので、

最初から電話で知ろうとする気があったとも思えないです。

そう言われると大変だ、と思って行くしかない。

結果論だけで言ってもと思いつつ、片道40分も掛けて行ったのに状態は改善せず、

マディを疲労させただけじゃないかと思うと果たして行って良かったのか…

百歩譲って、初診で何のデータも無い不利な状況だから来させたにしても、

優しさも思いやりもない扱いをするのは許せない。

日本、アメリカ、幾つかの獣医にこれまで行ったけれど、こんなに冷たい所は初めて。思い出しても腹が立つ。

マディに不要に辛さと屈辱的な思いをさせたのが申し訳ない。







今はただ見守り側にいるしかありません。

それしか出来ないのが堪らなく辛いですが、マディはもっと何倍も辛い。

何とか良くなってと祈るばかりです。

詳しく症状を聞いて、なるべく病院へ連れて来る回数を少なく(治療が無いと思われる病気や症状の場合)

動物にストレスをかけない方法で治療を、という方針のマディの主治医のDrが

本当に動物のことを思っているのではないかと、改めて感じてしまいました。

もう主治医の所以外は行かないと思います。



Great Maddy

2008-05-05 | ねこのきもち

まだまだ細いけれど、顔つき、毛艶、特に目の輝きは10日前とは格段の違い。嬉しっ!(≧д≦)










マディの心配をして頂いた皆さま、本当にありがとうございます。

ブログ内を始め、色んな形で貴重なアドバイス、情報、そして沢山の応援の言葉を頂き、

心より感謝しています。本当に、本当に、励まされています。

お陰さまでマディの体重は順調に増え、昨日現在で3.1㎏まで回復しています。

ここまでお薬、サプリ類は一切与えていません(注文中の為)

専門の方からアドバイス頂いた食事療法と、自己流のマッサージのみです。

専用のサプリや漢方薬は郵送依頼しか出来ず、届くまで時間がかかる為、

手元に何にも頼れるものがないというのは、数日間は恐怖と焦りでいっぱいでした。

でも目に見えて力を取り戻すマディの姿に、【医食同源】の重みと真実を実感し始めました。

何よりマディの生命力と回復力に驚くばかりです。











マディがお気にの場所だから、マディ専用のスペースで作ったのに。いつの間におまえら(^▽^;)










一回に量は多く食べれませんが、その分催促を頻繁にするようになりました。

寝てるか同じ場所でうずくまっていることが多かったこの一ヶ月でしたが、

動くことが多くなり行動範囲も広がっています。

日増しに、目に見えて元気になるのを見るのは何て嬉しいことか。

一昨日は他の仔たちとじゃれるまでに!

もう見れないかと思っていた光景に感無量でした・・・(・・、)

今日心待ちにしていたサプリ類も届き、早速与えています。

また良いご報告が出来ることを願って、マディと一緒に頑張っています。










レスの遅い管理人なのに、いつも気遣って声を掛けて下さる皆さまに感謝の言葉もありません。

ご連絡下さっている方々へきちんとお返事もせず、

以前からのコメントへも中々お返事が出来ず心苦しく思っています。

今月末より夏休みに入りますので、時間の余裕も出来ると思います。

それ以降に改めてお返事させて頂きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いしますm( __ __ )m



最善を尽くしたい

2008-04-28 | ねこのきもち
つい先日17歳になった我が家の長女マディが、先週金曜日に癌(恐らく)との診断を受けました。

以前にも書いた病気(元気になる病気)、【甲状腺機能亢進症】を四年前に発症しましたが、

幸い薬でホルモンのコントーロルが上手く行っています。

それ以外病気は一切したことがなく、定期診断でも高齢猫とは思えない、

と主治医のDrが毎回驚く程の健康体でした。




ただ甲状腺のホルモン分泌のバランスの関係で、調子が悪くなることはありました。

前兆は、食欲はあるのに痩せる、という状態でしたから、体重は頻繁にチェックしていました。

少しでも変化があればDrへ相談。薬の量の調節のみで、これまで乗り切って来れました。




先月末に今までと同様、体重が落ちているのに気づきました。

前回計測(二ヶ月前)より700g減でした。

それでも3.3㎏あったので少し様子を見てました。

その後二週間で200g減。落ちるスピードが早すぎるので、Drへ相談。

甲状腺が進んでる可能性があるので、薬量の調節をする為診察に。

年齢のこともあるので、念の為全体の検査もされましたが、

三週間前のその時は甲状腺以外の異常は何もなく、

Drも『危険なことはないから大丈夫、薬の量を増やして様子を見よう』と太鼓判を押してくれました。




多少心配はありましたが痩せても食欲はあるし(甲状腺機能亢進症の特徴です)、

何度か同じ経験をしてたことと、薬の増量、診断内容も予想内のことだったので、

すぐに安心してしまいました。

ところが病院へ行ってから三週間経った先週の火曜日、マディの瞳が顔の奥に窪んでいるのに気づき、

びっくりしました。怖いくらいでした・・・。体重を量るとたったの2.7㎏。

三週間で400gも減少しており、トタールで1.3㎏も落ちてしまいました。




食欲はある。

これまでと同じように見えて、振り返ってみると、中身は全く違いました。

今までは、食べているのに痩せる。

今回は食べたい意欲は見えるのに、少量しか食べない。

それこそが最大のサインだったのに・・・・・

マディが出されたものを残すのはまずなかったので。

食欲はあるようなのに食べ続けないことに気づいてなかった訳ではありません。

病院へ行った安心感と、薬の量が増えたこと、それが効き始めれば大丈夫、

と楽観していたのです。浅はかな自分に腹が立ってたまりません。




金曜に再検査をしました。診断は、

『胃と腸の辺りに腫瘍が大量に広がっていて、それが臓器を圧迫している為、

食べたくても食べれないのだろうと・・・

しかも三週間前の触診では無かった為、その成長の速さから恐らく悪性のもの。

開腹しなければ定かではないが、手術はそれだけで体力を落とすし、摘出自体も難しい状態になっていて、

逆に悪化させる可能性が高いので勧めない。抗がん剤も不要に苦しめるだけで効果は期待出来ない。』




頭の中が真っ白になりました。

更に夫を通じて聞かされたDrの言葉は、

『何もせず自然に任せて、どうしても食事が摂れなくなった時や、痛みがひどくなったら連れて来て。

その時は眠らましょう』と。

言葉を選ばれても死を宣告されたには変わりなく、私はパニックになりました。

今目の前にいるマディは少し元気がないだけで、ちゃんと息をして温かいのに、

それがもうすぐ消えてしまうなんて。なのに何も出来ないなんて。




進行が早い為、余命は全く予測がつかないとのことでした。

一週間かも知れないし数ヶ月とも。

信じられない現実と、後悔や自分に対する怒りで、暫らく涙が止まりませんでした。

この三週間私は何をしてたんだろう、何を見てたんだろう。Drはどうして前回見つけられなかったんだろう。

もっと早ければどうにかなってたかも知れないのに。




数週間前にほっとし、安心していた矢先の想像もしなかった宣告を

どうやって受け止めればいいのか分からず、

自分を恨み、Drを恨み、時間を戻したくて、混乱で、頭がおかしくなりそうでした。

癌かも知れない、と思ったのは再検査に行く朝のことでした。

マディの年齢を考えれば、甲状腺以外疑いもしなかったことが愚かです。

今更追求してもどうにもならないことと分かっていても、

自分を殴りたくなるくらい情けなくて、マディに申し訳がありません。




けれどマディの顔を見ていたら、守らなきゃ、しっかりしなきゃ。後悔している時間なんかない、と。

私の悲しさより、この仔が辛くないように、少しでも穏やかに過ごせるようにしてあげることが優先。

その為に出来るだけのことをしようと。

告知された時点では、少しでも可能性があるなら、手術や薬の投与もとよぎりましたが、

冷静に考えればDrの言うことは最善だと言うことが分かり、両方共選択しないことにしました。




それでもどうにかしたい気持ち、少しでも良くなることを願うのは、家族なら動物でも一緒です。

まずはとにかく食事。体力をつける為にも。

何とか食べてもらえるものをと、色んな種類のキャットフードを与えましたが、あまり食べてもらえません。

でも生のマグロをあげたところ、それまでの元気のなさが嘘のように、食いつく勢いで食べてくれました!

食べやすいように小さく切ってる側から、待ちきれないと言わんばかりに。

何週間振りに見る、食いしん坊マディの本来の姿に、嬉しくて可笑しくて、笑い泣きしてしまいました。




それで火が点いたかのように、他のフードも食べるようになりました。

翌朝は他のにゃんこたちを押しのけて食べる勢い(笑)。でも食べ過ぎて吐いてしまいましたが。

一度に大量に食べるのは久々だったからかも知れません。

その後は少量づつ、数時間置きにご飯を与えてます。

鰹節を猫缶に混ぜたのも気に入ってもらえたようです。

私がキッチンに行くと一緒について来て、ミャーミャーと催促する元気も出てきました。

その姿を見ると嬉しくて嬉しくて、もう何もいらないと思ってしまうほど。

その後も驚く程食べてくれるようになり、体重も200g戻りました。

猫は我慢強いと云われるし、急変したりするので油断はしてませんが、明らかに瞳に輝きが戻っています。

だって医師にダメだからと言われて、諦める家族なんていませんよね。




動物用のサプリメント、漢方薬も試してみようと思っています。

癌に効果があって、痛みも和らげたり、免疫力を高めるものが、アメリカでも手に入りそうなので。

癌を抑える食べ物、逆に悪いものなど、調べまくっています。

あとは出来るだけ側に居て、撫でたり声を掛けたりしています。

そうすると気持ち良さそうにゴロゴロ言ってます。

お腹の部分に軽く手をかざし、腫瘍小さくなれ、小さくなって消えてなくなれ、

痛みなくなりますように、と気持ちを込めて気を当ててます。

『手当て』の由来通り。

他に良いものなどがあれば、教えて頂けますでしょうか。

皆さんのお知恵をお貸し下さい。どうぞ宜しくお願い致します。




始めはこれからのことを想像して、辛くなるばかりでした。

でも頭を上げ、凛とした姿で座っているマディを見て夫が言ったのです。

『マディ、おまえは負けないな』

その時マディに対して何て失礼なことを考えてたんだ、と気づきました。

マディが楽に、リラックスして過ごせるように、そう考えてましたが、

その基本は『死』に向っての考えでした。

マディは生きようとしているのに。




彼女の力強い姿を見て、生命力と、猫の誇りのようなものを感じ、私の方が励まされてます。

『死』に向う『生』なんてない。

それは避けられないけれど、その瞬間まで『生』なのだから。

だから生きる為に頑張ろう、マディ一緒に頑張ろうね。



Bully

2008-03-17 | ねこのきもち
え~コヤツは既に何度も日記に登場していて、今更って感じなんですが、

とりあえずウチの仔になった場合、みんな自己紹介(?)させて来たので、

やっぱりコヤツも挨拶させときます(笑)。







Mayの2007年度の予防注射を済ませた少し後だった。

猫と全然違う性格、行動、扱い方。

犬との初めての生活は新しい発見で、楽しいけれど大変なことも多かった。

それがもう一年経ったんだなぁと、感慨に浸っていた忘れもしない2007年5月23日の夕方。

私の感傷をぶち壊すがごとく、コヤツが現れた(=_=;)









  『ブリィもっと遊びたいのに、メイちゃんおねむだって』




↑ 動物に服を着せる飼い主を蔑視していた。そんな飼い主だけはならないと思っていたのに・・・

しかし冬は何か着せないと散歩はおろか、部屋でもガタガタ震えている。

鼻先が短い犬種は体温調節が上手く出来ないんだと。

散歩はどんなに寒くとも何が何でも行きたがるので、仕方なく犬用のコートを買いに。

行くまではものすごーーーく抵抗あったのに、小型犬の洋服見たら可愛くて可愛くて。

まるで子供の服を選ぶがごとく夢中に・・・・・いつの間にかショップはしごしてるし(^▽^;)

いや、これは散歩に必要だからだ。決しておしゃれの為ではない!(只今室内外用で2着)

動物は着せ替え人形じゃないんだ!(←と言い聞かせ、更に買いそうになるのを必死に抑えている)










その日、メイが吠えるので外に出た。

日が落ちて薄暗くなり始めている中、メイは一点を定めて吠え続けている。

その視線の先をよく見てみると、そこに小さな黒い犬が居た。

50mほど離れた所の隣人が、丁度そんな感じの犬を飼っている。

ただ、その仔にしてはちょっと大きいような気もした。

そしてその小犬は普段は完全室内飼いだし、外に出している時でもまず家の周りから離れない。

更に必ず飼い主が近くに居るのでちょっとおかしいとは思ったが、他に心当たりもなし。

すぐ近くだし自分で戻れる距離だからと、あまり気にせず家の中に戻る。











それから少し経って・・・・・玄関のドアを引っ掻く音が。

さっきの子犬のことはすっかり忘れていた。

メイは普段そんなことしないのに、ひっきりなしに続けているので、どうしたんだろうとドアを開ける。

『メイどうした?』

私の足の付け根くらいの背丈のメイに声を掛ける。

だがある筈のメイの顔がない。

視線をコマ送り調で二段階くらい下げた。

そこには黒いチビ犬が・・・

ドアの向こうにはメイ、と疑わずにいた私は目が点に( ̄△ ̄;)









『こんなカメラで撮って下しゃい』 旦那と一緒にネット中?








私固まる。

チビ犬も固まる。

視線が合う。

咄嗟にドアを閉める。

『何だコイツ?! さっきの犬?・・・・・でも・・・隣の犬じゃない・・・』

私の頭の中では一年前メイが来た日のことがよみがえる。










冗談じゃない!!!(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)










旦那の所へ行く。

『あの・・・玄関に・・・誰か来ている』

『誰が?』と訊く旦那に答えない。

とにかく出て! 見て! と押し付ける(笑)。

外に出た旦那も私と同じく、隣の犬だと言った。

違うと思いつつも、隣へ行く旦那とチビ犬を見送りながら、

そうでありますように、お願いだから隣の犬でありますように、と祈りまくっていた。

結果は・・・・・















はい、ご期待通りNOっす。

ってかNOじゃないとコレ書いてないってか(T_T)










うちはもう手一杯なんだー

頼むから自分の家へ帰ってくれー

心を鬼にして冷たく突き放すも・・・・・こちら

更に・・・・・こちら









10分後には爆睡。 鼻も口も全部黒くて何がなんやら(笑)








迷いに迷って結局、ブリィを我が家に迎えることに決定(号泣)。

理由は色々ある。

飼い主の手がかりが無かった。

里親が見つからなかった。

メイとブリィが仲が良くて引き離しづらかったし、いずれはメイの遊び相手を見つけてあげたかった等。

けれどそういうこと以上に、ブリィ自身がウチに居ようとして見えたから。

犬って本来は自分の家に戻ろうとする動物だと思う。

それをしないのは「帰れない」、からだけではない気がして。







飼い主探しに関しては、こちらから保護している旨の張り紙をすることも考えた。

しかしネームタグを付けて無かった為、名乗り出る人を飼い主かどうかを確認する方法がない。

(人気の犬種の場合、売買する為に飼い主を装う人もいる)

しなかった理由は他にもある。

ブリィがメイの時と同じように、汚れて、お腹を空かせて、ノミやダニに喰われてたこと。

大事にされてなかったのか、と思わずいられないいでたちだったから。







何よりも探そうとしている様子がないこと。これが一番気に入らなかった。

(迷い犬や猫の届けを貼る場所は大体決まっている)

旦那も、相談した人たちも同じ考えだった。

それでもブリィがウチに来るまでの経緯は分からないから、全てを前の飼い主のせいには出来ない。

そしてブリィ行方不明になった時、私は辛くて堪らなかった。

あの気持ちを味わっている人がいるのでは・・・と思うと、

やっぱり元の飼い主を探すべきなのでは、と何度も考えた。これは今も時々ある。







迷いとジレンマの中、心を決められたのは予防接種に行った時。

その時Drから、ブリィは睾丸に異常があると言われた(一つが奥に入っている状態)

その為、単に去勢の意味だけではなく、早めに取り出す手術をしないと危険な状態だと。

それもショックだったけど、『何か病気なのですか?』とDrに尋ねたら、

『先天的なものだから前の飼い主は知ってたと思う。普通より高額だから去勢しなかったんだろう』と。

Drのその一言で私の気持ちが決まった。

飼っておいてそんな状態で放って置くなんて許せない。

仮に気づいてなかったとして、それは一度も獣医へ連れて行ってないこと。

どちらにしてもそんな飼い主にブリィは戻せない。





ブリィの睾丸は確かにお尻側から見ると一つしかなく変な感じだった。

Drに説明されて、あとの一つがお腹近くの所にあるのを確認(これは人間にもあることだそう)

手術は雄の去勢手術とは思えないくらい、広範囲に切られて痛々しかった。

でも本人はすこぶる元気で、術後飛んだり跳ねたりするので出血して大変であった(・・;)





かくしてブリィはウチの三男坊に♪(嬉しいやら悲しいやら~)

何だかんだ言って、私も旦那も(メイも)情が移ったのがきっと最大の理由(笑)

けど迎え入れた以上、出来るだけのことをしてあげたい。もう家族だもんね~

因みに名付け親は旦那。Bullyっていじめっ子、威張ってるの意。

小さいくせに大きな犬にもひるまず向っていくかららしいが、

旦那の説明を聞いてると何故か「俺はジャイア~ン♪」が浮かんで来た。

そういえば顔似てるかも(笑)







実は私小型犬は大の苦手。だっていつもハイテンションなんだもん(笑)

そしてこういうブルドック系の顔も正直好きな方じゃなかった。

なのに今じゃ、鬱陶しい程の遊べ~遊べ~攻撃も、潰れた低い鼻も、

全てが可愛くて可愛くてしょうがない (←超親バカ)

けどはしゃぎ過ぎて吐くのはやめて(´□`;) ←嬉ションならぬ嬉ゲロ