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南房総館山・なぎさの自然詩

南房総館山の自然や海での出来事を紹介しています。

タコブネとアオサギ

2022-11-25 20:58:00 | 海岸での出来事

海岸へ行くと日射しが暖かく優しい潮風が吹いていました。
砂浜には釣り人が数人見えたので、波打ち際を歩かずに釣り人を迂回してからビーチコーミング。
しばらく歩くと木の葉などと一緒にタコブネが漂着していました。
こんなに突起が鋭くゴツゴツした感じのタコブネは初めてです。
色も白っぽく、普段目にするグレーとは違った色合いでした。


更に歩くとアオサギが羽干しながら羽づくろい中のところでした。


こんな格好のアオサギを見るのは初めてで、ついつい見過ぎてこっちに気付いたようです。
羽づくろいを止めてこちらを見ています。
申し訳なく思いその場を立ち去りました。


そして堤防の上のハクセキレイ。
カメラを向けると、やっぱり警戒されてしまいました。


海岸近くの林の中にメジロやジジュウカラがいましたが、あちこち飛びまわっていて、やっとのことでメジロを1羽近くで見ることが出来ました。


日当たりの良い崖に咲いていたイソギクにはハチが数匹寄って来ていました。
こういった生き物達の姿を見ていると、あっという間に時間が過ぎていて驚きます。
11月とは思えないような暖かい海岸では生き物も人間も活動的です。
平日にもかかわらずビーチコーミングや釣りをする人達を見かけ、海で遊ぶ人が増えた分、地元の対応の変化も感じています。
色々と難しい問題ですが、アウトドアブームが去れば色々と落ち着いてくるのかもしれないと思いました。






タコブネとコサギ

2022-11-18 21:47:33 | 漂着物

暖かく晴れた海岸を歩くと波打ち際にタコブネが打ち上がっていました。
割れていなくて深く刻み模様の入った綺麗な形をしています。
グレーで地味な色合いでゴツゴツした突起のある殻は、アオイガイの繊細さと比べて男っぽい印象があります。
でも実際にはタコブネもアオイガイも殻を持つのはメスのみなのです。
この殻は産んだ卵を育てるためのものと言われています。



白いシーグラスの上に乗せてみました。


白繋がりで、真っ白なコサギ。
ビーチコーミングしていた海岸にいました。
この海岸でよく見かけるのでテリトリーなのかもしれません。


波打ち際を歩いていたら、上からこちらを見ていたコサギ。
かなり警戒されています。
そんな時はあまり見ないようにしてゆっくりと通り過ぎれば、コサギにも負担が無いように思います。


今日の海岸の様子ですが、砂浜の白い所は全て貝殻です。
綺麗な貝殻がないかと一歩一歩ゆっくりなので、海岸の端から端まで歩くのに時間がかかります。


今日拾った貝殻。
オレンジのハルシャガイ。
ピンクのキンチャクガイ。
白いタケノゴガイの仲間。
1時間くらいの海岸散歩でした。




キンチャクガイとクロサギ

2022-11-09 21:27:07 | 
11月になり随分と日が短くなってきました。
午後に海岸を歩くとあっという間に夕暮れです。


時間を気にしながらのビーチコーミングで拾った貝殻。
大きなイタヤガイの上に小さなイタヤガイとキンチャクガイを乗せました。
薄いピンク色をしたキンチャクガイは貝殻の縁まで綺麗な形をしています。



海岸の奥に立つ木の上に止まっていたトビ。



磯ではクロサギが低姿勢でカニや魚などを探しているようです。



日の光を浴びるモズ。

鳥達の生き生きとした姿を見ていると、こちらにも元気をもらえた様で帰りの足取りが軽くなりました。
野鳥観察とビーチコーミングは私の元気の源です。