幸せな、夜だった。
彼の言葉の向こうに、他の人の影がないか、って…見えないものを必死に探して、勝手に目の前を暗転させてしまう瞬間があることさえ除けば。
愚かな感情だと思う。
それが執着であり、重さだ。
執着や重さは、抱いても伝えても、なにひとつ良い結果をもたらさない。
それはわかっているから、私は必死に、浮かんでは吹き飛ばす思索を繰り返す。
脳の中で分解して…消化はできないけれど、とりあえず、そっと横の回路に置いておく。
そして、こうして真夜中ひとりで悶々と考える。
でも、愚かだと思うのだ。
見えないものを見たところで、それが何になるというの?
直接対峙できるわけでもなし、そこで対峙したとて、彼が選ぶことだ。
直視すべきは、見えないものではなく、彼と私の関係だ。
彼が私を選んでくれるならば、見えないものなんか消えてなくなるわけで。
そんな私になるために、執着や重さは一番の障害となるのだから。
それに、取り越し苦労ということもある。
ずっと、私に暗い絶望をもたらしていたことが、思い過ごしだったことがわかった。
そんなことだって、あるのだ。
ただ彼を好きでいて、彼のことを信頼すればいい。
彼の愛を求めてはいけない。
愛は求めれば離れる、と心得よ。
信頼すべきは彼の愛ではなく、彼の言葉。
彼が言う言葉は常に真実だ。
残酷なまでに。
なぜだか。
どうしてなんだか。
彼といると楽しくて、嬉しくて、幸せなのだ。
多少、いらっとすることや、もやっとすることもあるかもしれない。
でも、一緒にいる嬉しさを前に、そんなこと吹き飛んでしまう。
これが、恋ということなのだと思う。
盲目で、熱に浮かされているから、目が行かない、もしくは目を瞑れるのだ。
ああ、私、恋できてる。
これが、嬉しいのかもしれない。
でも、恋に恋しているつもりはない。
そこまで、浮かれられる恋なんかじゃないもの。
冷静に、私は彼が好きで、彼と一緒にいたい。
終電が過ぎると、ガッツポーズをしたくなる。
そんな気持ちが、初めてなのだ。
1分でも、1秒でも、一緒にいたい。
そんな夜を、先日、過ごした。
そんな夜に出会った人に…恋人のように思われるのが嬉しくて、くすぐったくて。
でも、目を伏せて…首をそっと横に振らなければならない自分が切なくて。
それでも、愉しげな私たちに対して…今が一番楽しいでしょう?と問いかけられると…こんな状態でも楽しめれば正解なのだ、と思えることが嬉しくて。
感謝の気持ちでいっぱいになる自分がいる。
自分が…こんな気持ちを味わうことがあるなんて。
好きな人すら見つからなくて、苦しんだ私には奇跡だ。
快挙だ。
そう思って…前だけ、見つめよう。
もっともっと楽しい恋をしたい。
もっともっと嬉しい恋を。
彼の言葉の向こうに、他の人の影がないか、って…見えないものを必死に探して、勝手に目の前を暗転させてしまう瞬間があることさえ除けば。
愚かな感情だと思う。
それが執着であり、重さだ。
執着や重さは、抱いても伝えても、なにひとつ良い結果をもたらさない。
それはわかっているから、私は必死に、浮かんでは吹き飛ばす思索を繰り返す。
脳の中で分解して…消化はできないけれど、とりあえず、そっと横の回路に置いておく。
そして、こうして真夜中ひとりで悶々と考える。
でも、愚かだと思うのだ。
見えないものを見たところで、それが何になるというの?
直接対峙できるわけでもなし、そこで対峙したとて、彼が選ぶことだ。
直視すべきは、見えないものではなく、彼と私の関係だ。
彼が私を選んでくれるならば、見えないものなんか消えてなくなるわけで。
そんな私になるために、執着や重さは一番の障害となるのだから。
それに、取り越し苦労ということもある。
ずっと、私に暗い絶望をもたらしていたことが、思い過ごしだったことがわかった。
そんなことだって、あるのだ。
ただ彼を好きでいて、彼のことを信頼すればいい。
彼の愛を求めてはいけない。
愛は求めれば離れる、と心得よ。
信頼すべきは彼の愛ではなく、彼の言葉。
彼が言う言葉は常に真実だ。
残酷なまでに。
なぜだか。
どうしてなんだか。
彼といると楽しくて、嬉しくて、幸せなのだ。
多少、いらっとすることや、もやっとすることもあるかもしれない。
でも、一緒にいる嬉しさを前に、そんなこと吹き飛んでしまう。
これが、恋ということなのだと思う。
盲目で、熱に浮かされているから、目が行かない、もしくは目を瞑れるのだ。
ああ、私、恋できてる。
これが、嬉しいのかもしれない。
でも、恋に恋しているつもりはない。
そこまで、浮かれられる恋なんかじゃないもの。
冷静に、私は彼が好きで、彼と一緒にいたい。
終電が過ぎると、ガッツポーズをしたくなる。
そんな気持ちが、初めてなのだ。
1分でも、1秒でも、一緒にいたい。
そんな夜を、先日、過ごした。
そんな夜に出会った人に…恋人のように思われるのが嬉しくて、くすぐったくて。
でも、目を伏せて…首をそっと横に振らなければならない自分が切なくて。
それでも、愉しげな私たちに対して…今が一番楽しいでしょう?と問いかけられると…こんな状態でも楽しめれば正解なのだ、と思えることが嬉しくて。
感謝の気持ちでいっぱいになる自分がいる。
自分が…こんな気持ちを味わうことがあるなんて。
好きな人すら見つからなくて、苦しんだ私には奇跡だ。
快挙だ。
そう思って…前だけ、見つめよう。
もっともっと楽しい恋をしたい。
もっともっと嬉しい恋を。