妙齢乙女の純情つれづれ

妙齢って本当は若いお嬢さん。身も心も乙女☆で純情一直線な…でも微妙なお年頃のアタクシが“恋愛・結婚”について思うコト。

2017-02-26 03:00:18 | 日記
幸せな、夜だった。
彼の言葉の向こうに、他の人の影がないか、って…見えないものを必死に探して、勝手に目の前を暗転させてしまう瞬間があることさえ除けば。
愚かな感情だと思う。
それが執着であり、重さだ。
執着や重さは、抱いても伝えても、なにひとつ良い結果をもたらさない。
それはわかっているから、私は必死に、浮かんでは吹き飛ばす思索を繰り返す。
脳の中で分解して…消化はできないけれど、とりあえず、そっと横の回路に置いておく。
そして、こうして真夜中ひとりで悶々と考える。
でも、愚かだと思うのだ。
見えないものを見たところで、それが何になるというの?
直接対峙できるわけでもなし、そこで対峙したとて、彼が選ぶことだ。
直視すべきは、見えないものではなく、彼と私の関係だ。
彼が私を選んでくれるならば、見えないものなんか消えてなくなるわけで。
そんな私になるために、執着や重さは一番の障害となるのだから。
それに、取り越し苦労ということもある。
ずっと、私に暗い絶望をもたらしていたことが、思い過ごしだったことがわかった。
そんなことだって、あるのだ。
ただ彼を好きでいて、彼のことを信頼すればいい。
彼の愛を求めてはいけない。
愛は求めれば離れる、と心得よ。
信頼すべきは彼の愛ではなく、彼の言葉。
彼が言う言葉は常に真実だ。
残酷なまでに。

なぜだか。
どうしてなんだか。
彼といると楽しくて、嬉しくて、幸せなのだ。
多少、いらっとすることや、もやっとすることもあるかもしれない。
でも、一緒にいる嬉しさを前に、そんなこと吹き飛んでしまう。
これが、恋ということなのだと思う。
盲目で、熱に浮かされているから、目が行かない、もしくは目を瞑れるのだ。
ああ、私、恋できてる。
これが、嬉しいのかもしれない。
でも、恋に恋しているつもりはない。
そこまで、浮かれられる恋なんかじゃないもの。
冷静に、私は彼が好きで、彼と一緒にいたい。
終電が過ぎると、ガッツポーズをしたくなる。
そんな気持ちが、初めてなのだ。
1分でも、1秒でも、一緒にいたい。
そんな夜を、先日、過ごした。
そんな夜に出会った人に…恋人のように思われるのが嬉しくて、くすぐったくて。
でも、目を伏せて…首をそっと横に振らなければならない自分が切なくて。
それでも、愉しげな私たちに対して…今が一番楽しいでしょう?と問いかけられると…こんな状態でも楽しめれば正解なのだ、と思えることが嬉しくて。
感謝の気持ちでいっぱいになる自分がいる。
自分が…こんな気持ちを味わうことがあるなんて。
好きな人すら見つからなくて、苦しんだ私には奇跡だ。
快挙だ。
そう思って…前だけ、見つめよう。
もっともっと楽しい恋をしたい。
もっともっと嬉しい恋を。



電話

2017-02-18 11:05:00 | 日記
電話が鳴った。
画面を除くと…愛しい漢字の羅列。
大好きな彼の名前。
心臓がつまみ上げられるような気持ちだ。
決して嫌な衝動ではなく…両手でそっと優しく心臓を掬い上げられて、天に向かって放り投げられているような。

スマホを通して聞こえてくる、久しぶりに聞く彼の声。
ああ、彼だ。
まだ科学の進歩は足りない。
なぜ、電話の向こうにワープできないのか。
彼からのお誘い。
…都合の良い女、まっしぐらのようだけれど。
昨日に関してはそうじゃあない。
元々、会う話もあった。
だから、少しだけ…期待してた。
彼が…夜、声かけてくれるんじゃないか、って。
ほんの少しだけ。
期待が当たった。

…でも、遅いよ。。
声かけてくれるのが。
もう、メイクもおとしてしまったし、着替えてしまった。
彼を待たせるような時間でもない。。
ああ、あと一時間前だったら。
…恋する女は、常に臨戦体制でなければならない、と感じた。
夜中までメイクしてろって?
メイクなんかに頼らず。
着の身着のまま、素顔で会っても…会えて嬉しいなんて。
かわいいね、なんて。
思ってもらえる関係じゃあないから。
ここはぐっと、我慢(._.)…
早く、そんな関係になりたい。。
ありのままの君が好きだよ、って。
そうじゃなきゃあ、いけないと思う。
でも、私を愛してくれていない人にありのままの私を見せたところで、って。。
私は…。
彼が…素で構わない。
素で嬉しい。
それでも。
やっぱりデートだから、って気合いを入れてくれれば、なお嬉しいわけで。
男の人はいいな、って思う。
少なくとも、メイクいらないものね。
ちょいちょいっ、と髪直して着替えれば10分もあれば余裕で出られる。
女は、そうはいかないんだ。
少なくとも、自分の中でも比較的綺麗な自分を見てもらいたいうちは。

電話が鳴る。
それだけで感情をかき乱され、明日からの臨戦体制を誓う私。
それにひきかえ。
以前、他の人から電話がかかってくると。
心臓がつねりあげられて、捻り潰されるような嫌な気持ちがした。
なんで電話なんか、かけてくるのよ?って。
声を聞きたくなかった。
…相性が…悪かったのだろう。
それに、気付けなかった。
…相性が大事。
思いが、大事。
大好きな彼は、恋する前から、本当に一言話した瞬間から…この人と話していたい、声を聞いていたい、と強烈に感じたの。
そうすると。
やはり、電話で声が聞けても嬉しいのだ。
たいしたこと、話していないのにね。

昨日は…他の人からも電話がかかってきた。
忙しい日だ。
鳴るだけでトキメク電話。
…いま、出たくないな、という電話。
違いは歴然。
さらに、その下に、鳴ると嫌悪感を感じる電話。

すなわち、これが好意の順なわけだ。
感情って、面白いな…
そして、相手からの好意は…これに反比例している、というこの事実。。

ぬか。

2017-02-16 00:59:00 | 日記
切ない。。。
昨日、彼から。
食事のお誘いが来た。
もう、嬉しくて…
朝から世界がキラキラしてみえたのに。

私がその日、スケジュールの都合で遅い時間で打診すると…リスケの提案が。
まあ、ここまではいい。
ゆっくり会いたい、とか、理由をつけて…別の候補日をくれている時点で、脈アリといえる対応。

ゆっくり会いたい、なんか言われると…おバカな、恋する私は小躍りしたくなる心持ちだ。
本当に恋って、すごい。
人を愚かにさせる。
人をアツくさせ、時に凍らせる。
喜ばせることも、怒らせることも、哀しませることも、楽しませることも…通常の喜怒哀楽を、濃厚にした…煮詰めた感情が猫の目のようにクルクルと変わる。

そんな小躍りしながら。
日程調整をしていると…彼が、最初に提示した日時に、さっさと別の予定を入れていたと判明(笑)…。
ズルイ人だ。
人を喜ばせておいて。

そして、想いの差を痛感する。
私は。
彼と会えることを思うと…世界が薔薇色に輝くというのに。
間違ったって、すでに候補日として打診していたら、死守するだろう。

諦めた方が幸せ。
諦めた方が楽になれる。

でも、好きなんだ。。
諦める方が…まだ辛いのだ。

なぜ…同じ想いじゃあないんだろうなぁ…
仕方がないことだけれど、切ないのだ。

ああ、彼に会いたかったな。
ぬか喜びしちゃった。。
私のトキメキ、返せー(笑)…

チョコ?

2017-02-14 11:37:59 | 日記
バレンタインですね。
ずっと。
本命チョコをあげるのが、夢でした。
とびきり、お洒落で美味しいブランドチョコ?
それとも。
手作りで、試作もして、可愛らしくラッピングして…

結果。
こんなに想う人がいるのに。
大好きでたまらない人に出会えたのに。
いつ渡せるかわからないから。
重いといけないから。
適当な、義理にしちゃあ、少し上等な日持ちのするチョコを用意した。
それだって、いつ渡せるかわからない。
彼は今週か来週、会えたらな、っていうけれど…期待、しない。
話、3分の1で聞いておくわ。
彼の言葉に嘘はないのだろうけれど。
残酷なことも、優しいことも、全部言う人だから。

なぜ、バレンタインディナーを決め込めるようなステディな関係になれないのだろう。
そうしたら、あなたが喜びそうなお酒を練り込んだ生チョコを携えて飛んでいくのに。
会えないかもしれないあなたのために、そんなものを用意して…自分で食べる時の嘆きを思うと怖くて買えない。
私、別にたべたくないもん。。。

せっかく、チョコはもちろん、私があげられるものはなんだってあげたいほど好きなのに、大好きなのに…そういう人には思うようにあげられないなんて。
皮肉だな。
でもね。
チョコなんて、どうだっていい。
私の愛を想いを届けたい。
受け取ってもらえたら…
幸せなのにな。

ゴシック文字

2017-02-08 21:39:57 | 日記
メールにキス。
したことありますか?

恋しい彼からメールが来ました。
歯を食いしばって…自分からは音沙汰を消した1週間。
私からは、追うまいって。
誘うことはもちろん、メールもしないって。
そう決めて…色々な不安、ネガティブな気持ちを、手で払ったり、息で吹き飛ばしたり、思い付く方法はなんでもして、彼を考えまいとした。
でも、一日中、彼の顔が頭をちらつく。
その度に、溜め息をつきながら執着を吹き飛ばす。
唯一、神様の前では、ひたすら素直に、ただただ願いを呟き、祈りを捧げる。
正直に。
彼に愛してもらえますように、ではない。
彼に愛されるような、彼が愛さざるを得ないような、彼の心を掴んで離さない女になれますように、って。
そんな女は彼のこと、追わない。
追い詰めない。
だから、堪える。

今日、彼からメールが来た。
一生懸命、忘れよう、考えまい、とした心が一瞬にして溶けて崩れる。
メールなのに。
ただの文字なのに。
体温も、彼の匂いもない。
ゴシック文字。
それなのに、私には、まるで彼のように見えて…嬉しくて、恋しくて、受信トレイに並ぶ彼の名に…思わず唇を寄せた。
彼が…少なくとも、私にメールをしようとしてくれたということは、私を思い出してくれたということ。
彼が私のことを考えてくれた時間が少しでも、今日という時間に在るという事実が嬉しい。
ああ、私…本当に彼が好きなんだな、って。
驚き、半ば呆れながら。
私は彼の名前を示すゴシック文字に…キスをした。
軽い軽い、唇が触れるか触れないか、のキス。
彼との初めてのキスより軽い微かなキス。
ああ、彼の唇が恋しい。
スマホの画面より熱を帯びた彼の唇が恋しい。