お水取り
2006-03-04 | 散歩
今週末、仕事を時間通り終わらせて、東大寺二月堂のお水取りに行ってきた。
多少正確に言うと東大寺二月堂修二会(しゅにえ)の行のなかの『お松明』。
毎年3月12日の『お水取り』の日には恒例の行事として、ニュースになるので知っている人は多いと思う。
オイラも一度観てみたいと思っていながらも、深夜にやっているから無理だろうな、という先入観があって頭から無理だと思ってた。
『司馬遼太郎の考えた事』に触発されたのもあって、今年は是非みたいと調べてみた。
東大寺開山良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟、実忠和尚(じっちゅうかしょう)によって、752年に始められ以来一度も途絶えることなく続けられ1255回目。
二月に修する法会という意味をこめて『修二会』と呼ばれる。(旧暦の二月、今は3月1日から14日まで)
『お水取り』の儀式は3月12日の深夜なのだけれど、よくTVなんかで見る二月堂の回廊を火の粉を撒き散らして松明が走り回る『おたいまつ』は、3月1日から14日まで毎日19時からやっている事がわかった。
(お水取りの12日は、他の日と違って19時半開始で松明が10本から11本で、松明の大きさも特別らしい。最後の14日も18時半とちょいと早く、この日はやり方が違うらしい。)
12日の『おたいまつ』は、周辺の入場制限があって立ち止まって見れないらしい、そのほかも土日は混雑するとのことで、平日に19時からなら仕事を定時に終えてギリギリの計画で行く事にした。
JR奈良駅が18時25分着、走るように歩いて着いたのが18時55分。

沢山の人が集まっていたけれど、まぁ末席といえど見やすい位置に待機。
奈良警察から『19時になりますと周囲の電灯を消灯しますので、足元にご注意・・・』とのご案内が。

左手下の階段から一本ずつ松明が上がってきて、二月堂の回廊を左から右に松明の火の粉を毎期散らしながら移動し、右手で掲げたのち火の粉を下に落として消火。
それを待って次の松明が、回廊を左から右にと続いて10本。
本当に1255年の歴史ある厳粛な荘厳な行を目の前に約30分の短い時間でしたけど、堪能する事が出来ました。
追伸
2枚目の写真の下半分に光る無数の点々は携帯のカメラや、デジカメの液晶です。
19時になって当たりが消灯された時に、皆の持っている無数の液晶の光が浮び上がり
それはキャンドルサービスにも似て、予期せぬ歓喜の声が沸きあがりました。
良弁僧正はどう思っているでしょうね。
多少正確に言うと東大寺二月堂修二会(しゅにえ)の行のなかの『お松明』。
毎年3月12日の『お水取り』の日には恒例の行事として、ニュースになるので知っている人は多いと思う。
オイラも一度観てみたいと思っていながらも、深夜にやっているから無理だろうな、という先入観があって頭から無理だと思ってた。
『司馬遼太郎の考えた事』に触発されたのもあって、今年は是非みたいと調べてみた。
東大寺開山良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟、実忠和尚(じっちゅうかしょう)によって、752年に始められ以来一度も途絶えることなく続けられ1255回目。
二月に修する法会という意味をこめて『修二会』と呼ばれる。(旧暦の二月、今は3月1日から14日まで)
『お水取り』の儀式は3月12日の深夜なのだけれど、よくTVなんかで見る二月堂の回廊を火の粉を撒き散らして松明が走り回る『おたいまつ』は、3月1日から14日まで毎日19時からやっている事がわかった。
(お水取りの12日は、他の日と違って19時半開始で松明が10本から11本で、松明の大きさも特別らしい。最後の14日も18時半とちょいと早く、この日はやり方が違うらしい。)
12日の『おたいまつ』は、周辺の入場制限があって立ち止まって見れないらしい、そのほかも土日は混雑するとのことで、平日に19時からなら仕事を定時に終えてギリギリの計画で行く事にした。
JR奈良駅が18時25分着、走るように歩いて着いたのが18時55分。

沢山の人が集まっていたけれど、まぁ末席といえど見やすい位置に待機。
奈良警察から『19時になりますと周囲の電灯を消灯しますので、足元にご注意・・・』とのご案内が。

左手下の階段から一本ずつ松明が上がってきて、二月堂の回廊を左から右に松明の火の粉を毎期散らしながら移動し、右手で掲げたのち火の粉を下に落として消火。
それを待って次の松明が、回廊を左から右にと続いて10本。
本当に1255年の歴史ある厳粛な荘厳な行を目の前に約30分の短い時間でしたけど、堪能する事が出来ました。
追伸
2枚目の写真の下半分に光る無数の点々は携帯のカメラや、デジカメの液晶です。
19時になって当たりが消灯された時に、皆の持っている無数の液晶の光が浮び上がり
それはキャンドルサービスにも似て、予期せぬ歓喜の声が沸きあがりました。
良弁僧正はどう思っているでしょうね。