高村薫の『李謳』って小説。
映画化されたから知ってる人もいると思うけど、大阪の下町(?)が舞台で、『姫里教会』の隣にある町工場の桜の木が(メインテーマとは言わないけど)重要な舞台背景になってる。
で、(多少縁がある)姫里に、そんな教会があるのかなって仕事終わってから行ってきましたよ。暗くなってだから、かんじんの隣の工場の桜の木とか、教会の塔とかはさっぱり、見えなかったんだけど。
でも、姫里に教会があるってのは確かめてきました。
今度は、明るい時に行ってこようと思ってる。
で、高村薫
この人の小説のテーマといい、文章の生硬さといい、何の疑いも無く男の人だって長いこと思ってた。ここまで読んで、えっ違うのって思ったひとがいると思うけど、女性です、高村薫。
ねじなんか一度新聞の夕刊の対談(写真入)見て、へー高村薫ってこんな人って思ったけど、女性って気がつかなかったもんね。
決して男女差別の話してる訳じゃんくて、ホント男みたいもん。小説の内容は船戸与一とか逢坂剛とかのジャンルだし。文体も男やん。(新聞の写真入対談見ても男なんだし)
何べんも言うけど差別してる訳チャウねんで。
で、(再度)薫って名前
薫って名前、男女区別がない、いい名前やん。
でも、友人の小学校の同級生に男の子で薫って子がいて、その子はちょっとシャイな子で、小学校時代の文部省唱歌(?)の『鯉のぼり』の歌を歌う音楽の時間が辛かったって話聞いたことがある。
やっぱ薫って名前、どっちか言うと女の子の名前だし、大分恥ずかしかったんとちゃうかな。
甍の波と雲の波、
重なる波の中空を、
橘かをる朝風に、
高く泳ぐや、鯉のぼり。
の、かおるをクラスの男の子が妙に力を込めて歌うんだって『たちばなかおる~』って、そうそうその子の苗字、橘っていうんだ。さらに名前が薫。男の子で。
今ならカッコいい~で済むけど、やっぱり30数年前までは、小学生としては恥ずかしかったかもね。
で、さらに庄司薫
って小説家知ってる?
ピアニストの中村紘子の旦那さん、・・・えっ、なおさら解らない。かもね。
でも、ねじの青春時代(?)のバイブルよ、「赤頭巾ちゃん気をつけて」「さよなら怪傑黒頭巾」「白鳥の歌なんか聞こえない」「ぼくの大好きな青髭」って
さらに『ぼくが猫語を話せるわけ』なんて、いいと思うけど。売れないよな、芥川賞作家といえども。