安倍首相は12日、山形県酒田市で街頭演説し、「景気の好循環を必ず皆さんに実感していただく」と、経済政策「アベノミクス」の継続を訴えた。
自民党は接戦の選挙区や、野党の大物前議員が出馬した選挙区に幹部を集中的に投入し、最後まで攻めの姿勢を貫く方針だ。首相は選挙活動ができる最終日となる13日、民主党の海江田代表が立候補する東京1区内で、最後の街頭演説を行う予定だ。
読売新聞社の終盤情勢調査では、自民、公明両党が定数の3分の2(317)の議席を獲得する勢い。だが、自民党の谷垣幹事長は12日朝、東京都内で記者団に「報道にあるような追い風は全く感じない。こういう選挙は少しでも油断した方が負ける」と語った。
一方、民主党は情勢調査で、海江田氏や枝野幹事長(埼玉5区)といった党幹部らが軒並み自民党候補と接戦となっており、自らの選挙活動と全国での応援遊説という攻守双方に目配りをせざるを得ない状況だ。
海江田氏は12日朝から自分の選挙区内で駅頭の演説などをこなした後、夕方から千葉県松戸市で街頭演説を行う予定。枝野氏も朝、自らの選挙区であるさいたま市の駅頭での演説後、栃木県鹿沼市に移動し、「今、この国で大事なのは、地域の足元、暮らしの足元に目を向けていく政治だ」と安倍内閣を批判した。
維新の党の橋下共同代表は12日午前、堺市で街頭演説に立ち、「全国で自公一色になるかもしれないが、大阪では維新の党を一つでも増やすためにもう一度お願いします」と強調。地盤の大阪での議席積み増しに重点を置いている。同党の江田共同代表は12日、JR新宿駅前で「自民党『1強』独裁ではなく、歯止めをかけられる勢力を作ってほしい」と訴えた。