質問者：ハイル禅師 劫を積まないと人は賢くならない
のでしょうか？
私：人の精神性が成長していく過程には苦労や辛酸が条件であり
それなりの劫の重さも必要不可欠なのであります
例えば楽に人生を暮らしてこられた元気な７０歳がいるとする
病気も困難もほとんどない健康すぎた弊害もあり
世の中を舐め自身の体験論に思想が偏重して
勉強せずに成長出来ないなどである
こういう類の人は家庭が幸福であるから謙虚に学習しようとも
せず 私が真理を諭しても俺はこう思うんだよ！と主張も
変えない頑固さもある
ところが劫が重い人はなぜ自分は不幸が複合的に
次々と来るのかと考えるようになり多くは宗教に縋ります
すると目から鱗のように自分が今までに知り得なかった世界が
あることがわかり霊界の存在も認識出来る様になる
つまり自分と霊線が繋がる先祖の霊界での待遇が
現世の子孫の自分に影響を与えることも分かってくる
重い劫を積んだ人ほど霊界で苦行させられ現実界でも
酷い人生になるがそういう人ほど謙虚に学習するので
知恵も向上するメリットもある訳です
自然界でも厳寒で資源の少ない国の民ほど技術やモノづくりの
能力が高く 南国生活でモノに恵まれ幸福に生きる民は進歩が
遅い理由も上記と同様なのであります