武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

頭は低くも志を高く持つ人物たれ

2021年10月04日 | 武道の心
緊急事態宣言の度重なる発令を受け、誇りある方々であってほしい日本国民にも、とても大きなストレスがかかっています。

そんなストレスが多く発生する現代の世の中で、精神的な志の低い人々が世間を無用に騒がし、また、そした人をあげつらって悪意をもって声高に批判する一方で、自己の精神性に自信が持てず、結局自分よりも弱き者、失敗した者、罪を犯した者を一方的に批判することで留飲を下げている方々に、はたして人を批判する資格があるのかどうか。

人に厳しく自分に甘い人物が、果たして世の役に立つのかどうか。


そうした人々は、まだ弱き人、懸命に頑張る人を励まし、よりよい社会を築くためのより良い方向性に逆行して、逆に世の足を引っ張る働きをしていないだろうか。



最近、我が道場にかかわる多くの人から、いろいろなご報告、ご相談などをお伺いする機会が多くあります。

怪我の報告や、怪我が回復し稽古復帰ができるようになったというご連絡、就職試験の一次試験にようやく、ひと段落ついたことで稽古復帰をすることになったという報告、職場や家庭でトラブルがあり、そうした細々な報告や、心に思う気持ちを伝えてくれる方々、時には涙声で電話相談をしてくる子があるかと思えば、うまく報告や連絡ができずに、もどかしい形で道場を後にする場合があったりもします。



上手くいかないときと、上手くいくとき。

自信と喜びにあふれる気持ちが沸き上がるときと、悲しみに咽び泣くかのように、深い悲しみの底に陥るときもある。


誇らしい気持ちがあるかと思えば、とても惨めな気持ちで、もうここから上へ一歩も這い上がれないほどい打ちのめされる気持ちになるときもある。

そうしたいろいろなことがあるのが人生というものですが、このままではいけないと思い、何とかしたいと思い、どうしていいのかわからない中でももがき苦しむときは、上へ這い上がれるチャンスの時と思うべし。


しっかりと頑張り通して、気持ちの上でひと段落している時は、まずは心を休め、体を休め、気持ちのいい何かに取り組みつつも、先を見つめて、次のステップに向けて、しっかりと心身を養生する必要がある。



新しい環境でこれからの人生に挑戦する方々。
過去に努力を重ねていたとしても、新しく出会う方々の中で、新しいまた別次元の価値観や目標や方向性を持ち、新しい学びを深めてもらいたい。

新しい世界では新しい価値観があり、その中で何かを乗り越えた方には、その次のステップを乗り越える可能性があり、そうした積み重ねが、さらに自分を向上させ、自分を大きくさせてくれる大きなチャンスとなるもの。

自分をうまく表現できず、何か気まずい気持ちになったとしたら、次は何とか別の方法で、別のアプローチの仕方で、別の考え方でチャレンジをする機会があるはずなので、しっかりと自分自身で考え抜いて、自分を変える努力をするべし。そして実際に行動すべし。自分の力で行うべし。



すみません。


色々な方の姿と言葉と心の中を感じながら文章を書いていると、なかなか思うことをうまくまとめられませんが、道場に関わる方々、一人一人は私にとってとてもとても大切な存在です。

これまでの私は、特に若いころの自分は、自分自身の為だけに頑張っていた部分が多分にあったことと思いますが、今の私は、自分に関わる全ての人のために、力を尽くすという気概をもって物事に取り組んでいます。

一人一人の自己実現のために、微力ながら全力を尽くします。


一人一人の頑張りと、ここぞという場での踏ん張りと、立ち直ろうというその気持ちに答えます。

変われるはずのチャンスに、精一杯の協力を惜しむものではありません。


我が道場に関わる方々には、その一人一人が関わる環境の中で、周りの方々の力になる、頼りになる存在になってもらいたい。

家族を守り、仲間を守り、そして人が関わる周りの方々に対して、勇気と自信と誇りを与えられる、価値のある人物になってもらいたい。


最近色々なことがあり、少々感傷的な気持ちになることもありますが、また気持ち新たに、私自身、夢と希望を誇りを持って努力を重ねてまいります。




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