当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

鳥取城!

2011年09月01日 | 日記
台風きてますね~今はまだそんなにですが…う~ん明日明後日心配

んでブログの方は放置していた鳥取城の続きを…

仁風閣の庭から登って行ったので、これまた妙な場所から登城
いきなり目の前にドーンと石垣が

これはなかなか

鳥取城は、廃城令の際には破却を免れたんですが、その後で鳥取県が島根県に編成された際に「県庁である松江に城(松江城)があるんだから鳥取城はいらないじゃん」という陸軍の言い分により建造物は払い下げられ、残りは破却されてしまいました。
せっかく残ってたのにもったいない

そのまま上にあがって行き、二の丸へ。

これまた立派
修復された石垣なんで、大変綺麗に整えられています。
ちなみにこれは二の丸の三階櫓の石垣。
ここには『お左近の手水鉢』というものが使われています。

穴が開いている石がありますが、それのことです。1枚目の写真で言うと…手前の角の部分の右側。
築城の伝説ではよく生贄とかありますが、これはそういう生生しい話ではなく、築城工事の際に侍女のお左近の働きがめざましかったので、彼女の手水鉢を石垣に埋めてみたら櫓まで無事に完成したというもの。
調査により発見されたこの石を、修復の際に元の位置に戻したんだそうです。


二の丸の三階櫓跡からの景色。
仁風閣も綺麗に見えます
背後の山は山上ノ丸、ようは天守がある山です。
ここからだと石垣が残ってるかなんてさっぱりわからなかったですけどね

しかし上まであがるのはどうしようかなぁ…思ってたのですが、他のお客様から「そんなに高くないから大丈夫」と聞き、んじゃ行ってみるか…といざ山上ノ丸へ

修復工事中の天球丸の石垣を横目に入り口の階段をのぼる。
ここから800Mとか書いてあるけど…大丈夫だよね?

この階段あがったところ。『熊に注意』の看板を発見。

え?

悩んで足を止めていたら(だってそんな装備してないもん)、降りてきた方に「今日は人も多いし大丈夫」と言われ、またも「じゃぁ…」と納得して出発
簡単だな、自分

まぁそれから30分くらいして結構後悔しました
熊はね、もちろん逢いませんでしたが、この山、予想以上になかなかキツイ
しかも気軽に言われていたから、水持っていない装備不十分すぎる
しかしここまで来たからには後戻りは嫌
…というわけでそのまま頂上へ。
脱水症状にならなく本当によかった…

そしてとうとう着きました山上ノ丸の天守台

だいぶ石も崩れているようですが、土台がしっかりしているので上にあがることももちろんできます

上にあがると…

鳥取の町一望
あがった甲斐がある景色
山上ノ丸は1692年に落雷によって焼失しています。それ以後再建もされていません。
たしかにこんなに山の上にあったら落雷するって
戦の時代が終わった江戸時代にこんな山の上に天守なくてもいいし…再建されなかったのもわかるなぁ

天守台には井戸跡も残っています。


山の上で休憩がてらさんざんのんびりした後は、もちろん下山が待っています

行きとは違うので気が楽になったのか、場所による石垣の雰囲気の違いも楽しんでみたり
このあたりの足元には、破却のなごりと思われる割れた瓦もちらばっていました

登りと違って下山は楽
水分欲していたので、ためらわずにサクサク下山

最後に、最初に寄らなかった復元の城門から

このポイント、石垣の段々が綺麗に見えて見事でしたよ

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