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2007 ペルセウス座流星群

2007-08-16 | 天文現象
 今年の「ペルセウス座流星群」は、新月で、月明かりの影響もなく期待していました。
8/11 AM2:00ごろから、いつもの撮影場所に出かけてみました。空は快晴で、大変好条件でしたが、肝心の流星は1時間に15個くらいは確認できましたが、「ペルセウス座流星群」ではないものもありました。
8/12はAM0:30ごろから観測しましたが、天候もよく条件もよかったのですが、やはり少ない感じでした。1時間に20個くらいでした。
8/13は、本気で写真を写すつもりで、準備をしていきました。
今度は撮影場所を変更し、8Kmほど離れたお寺の境内から撮影をしてみました。

1枚目の写真は、多宝塔をシルエットに、星空を写して見ました。市街地の光害の影響で空が明るくなってしまいましたが、大変美しい光景です。
2007/8/13 AM2:27撮影

2枚目の写真は、北の空に多宝塔を入れて写してみました。すこしわかりにくいのですが右下(雲のすぐ下側)に流星がかすかに写っています。薄くてわかりにくいですね。 2007/8/13 AM1:09撮影



3枚目の写真は、塔の屋根の右に「昴(すばる)」(プレアデス星団)を入れて30秒露光してみました。沢山の星が集まっていて、肉眼でも確認できます。
国産自動車メーカーSUBARUのロゴマークにもなっていて、古くから知られている星団です。
2007/8/13 AM1:50撮影



4枚目も同じように星空を写しました。固定撮影ですので、露光時間を長くすると星が流れて写ります。レンズの焦点距離にもよりますが、45mm相当の画角で30秒以上露光すると星は少し流れて写ります。ISO800に設定し、F2.8開放で20秒くらいの露光時間でほぼ点像にになります。もちろんシャッターはバルブモードに設定する必要があります。2007/8/13 AM1:18撮影



ここまでの写真はすべて、「CANON KISS DIGTAL N」に非AIニッコール28mmF2.8をEOS-NIKONマウントアダプターを介して取付。ISO800、マニュアルモード、レリーズにてバルブ撮影。三脚GITZO 3型に自由雲台を取り付けて撮影。
カメラのミラーショックのため星像がブレないよう黒い板でレンズを覆い、レリーズを作動させ、板をはずし、レリーズを解除するときには、逆に覆ってから操作すればブレの影響がでません。今回はこの板を忘れて来ましたので、やはり微妙なブレが生じているかもしれません。フイルム一眼レフではミラーアップ機構がついたものもありますが、デジタル一眼レフでは、高級機しか搭載されていません。
「CANON KISS DIGTAL N」にもメニューから設定でミラーアップは可能ですが、C-MOSの埃を掃除したり、点検整備するためですので、撮影時には面倒で使えません。


本命の8/13日はAM2:00前後から雲に覆われ撮影は残念ながら続行できず諦めて帰りましたが、「ヘール・ボップ彗星」以来10年ぶりに多宝塔のシルエット写真を撮ることができました。

5枚目の写真は、東の空、オリオン座附近を、流星が横切っています。水平線近くのため光害の影響で判別しにくくなりました。「オリオン大星雲」の下に確認できます。左下は送電用鉄塔です。
キャノンEF50mmF1.8Ⅱを「CANON KISS DIGTAL N」に付けてて撮影しましたが、35mm換算で、80mm相当になります。開放での撮影でピントが甘くなってしまいました。無限遠が出ていなかったようです。ISO800で露光時間は25秒くらいです。 
瀬戸内市美和神社駐車場にて撮影
写真には写っていませんが、新月が左に昇っていました。
2007/8/11 AM3:22撮影


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