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フィルムカメラの黄金時代--KONICA コニカ C35FD -Vol.1

2008-03-05 | カメラ
 1973年に発売されたこのカメラは、初代ジャーニーコニカC35から5年が経過していました。その間のカメラ業界はコンパクト化が進み、各社から一眼レフ並みの明るいレンズを搭載した機種も登場していました。カメラ界の老舗メーカー「KONICA」も優秀なレンズを数多くこの世に送り出し、ついにこのコンパクト機にもヘキサノン38mmF1.8の明るいレンズが搭載されました。

オリンパス35RD、35DC
ミノルタハイマチックE、F
ヤシカ エレクトロ35 CC、CCN
ニュー キャノネット QL17 G-Ⅲ

なども明るいレンズで人気があります。
このFDはシャッター速度優先AE撮影のできる大変優秀なカメラです。

ブラックボディーは特に数が少なく一時は大変高騰していましたが最近は少し落ち着きました。
私もブラックはこの1台のみでシルバーは数台所有しています。



主要諸元
 レンズ     Hexanon f1.8 38mm
         4 群 6枚 構成
 シャッター底度 B, 1/8-1/500
 外形寸法    W112×H71×D61
 重量      410g

シルバーモデルはコニカC35の一般モデルとそんなに変わりませんがレンズが大口径になっているのとFDのロゴで区別が付きます。



2台並べてみました。やはりブラックのほうが精悍な感じがします。
赤瀬川源平氏の本で、このブラックモデルが絶賛されて、皆さん探すのに奔走されたことだと思います。私も少し興味を持って探していた時期がありましたが、忘れかけていたところ、あるフリーマーケットで出会ってしまったのです。すぐに値段交渉成立で念願が叶いました。値段は秘密にしておきます。



同じ年、ライツ社からLeica CL (Leitz minolta CL)  (Germany/Japan 1973)も発売されました、このカメラはミノルタとの共同開発でしたが、当然高価で、高級カメラでした。専用交換レンズもあり大変優れたカメラで現在でもファンが多く人気があります。マニュアル露出のみでした。
後に発売されたCLEは、ミノルタのみで開発したカメラです。CLと違って、マニュアル以外に絞り優先AEが搭載されているカメラです。ダイレクト測光という測光方式を採用しており、ほぼ全てのM叉はLマウントのライカレンズが使えます。シャッターも電子制御でした。このカメラは後に国産レンジファインダーカメラの最高傑作と呼ぶ方もおられます。特に28mmレンズは優秀で今でも高値で取引されています。

しかしこのKONICA C35FDブラックも当時のフィルムカメラ全盛期を知る上で大変貴重なカメラだと思います。一度使ってみて下さい、気軽に写せる優秀なカメラです。


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