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フィルムカメラの黄金時代--KONICA コニカ C35FD -Vol.2

2008-04-15 | カメラ
 このカメラにはHexanon f1.8 38mmの広角で明るい大変優れたレンズが搭載されています。
距離計の連動範囲は0.9~∞になっているため、近接撮影ができません。
そこでこのアダプター「AUTO-UP3」をつけることにより100~50cmまレンジファインダーに連動しピント合わせが可能になります。
KONICA C35は46mm径ですがC35FDは49mm径になりますので流用はできません。
タイトルの写真は実際に取りつけた様子です。レンジファインダーにより50cmあたりに二重像を合わせてみると、ちゃんと合います。

実は、このブログを見ていただいている方から、いただいたものです。
ケース付で大変きれいな状態です。実際使っておられたそうです。
大変貴重なものを頂き、ありがとうございます。



この通称「メガネ」と呼ばれる商品の歴史は古く、ライカ用のものは特に有名ですが、1950年代にコニカも、すでにこのような商品を発売していました。



それからもうひとつ、その方から、「FD」の名称の由来になっている、日中シンクロマチック機構を持った高級カメラ(flashmatic & Deluxe)についての説明が書かれていないとご指摘がありました。
このカメラの最大の特徴はこの「日中シンクロマチック機構」です。本当によくできた機構となっていて、フラッシュ撮影が日中簡単にできました。この技術がのちの「ピッカリコニカ」に生かされました。

輸出仕様はAUTO S3という名称になっています。

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