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三朝温泉と倉吉市に行ってみました---その1

2008-02-19 | 旅行
 2月17日、鳥取県三朝温泉を目指して、午前11:50に自宅を出発。
国道179号線で奥津を通り人形峠を越えて目的地に向かいます。途中奥津温泉の手前から道路に積雪があり、雪も降り続けています。上斎原附近になると周りは1mを越す積雪で、少し不安でした。道路は除雪が間に合わず、圧雪になっており、轍ができ、最低地上高の低いインプレッサでは心配でしたが何とか走行できました。フルタイム4WDですので雪道のコントロールは優れていて、多少リヤが流れてもアクセルコントロールとハンドリングで安定した走行が楽しめます。2WD+スタッドレスタイヤでは今回の路面では、このような走行は難しいかもしれません。県境の人形トンネルを抜けると、一段と積雪が多く、路面はすべて圧雪で、ところどころ凍結しています。2速・3速とシフトチェンジしながら車体をコントロールしての緊張した走行が連続します。すれ違う大型車はすべてタイヤチェーンでの走行になっています。

三朝温泉街も雪が40cmくらい積もっています。今晩の宿「大橋」にはPM3:00に到着しました。もっと時間がかかると思い、チェックインはPM4:30の予定でしたが、恩原のスキー客も少なく、スムースに走行することができました。

三徳川にかかる「かじか橋」から三朝温泉街にある旅館「大橋」を撮影。



この旅館は「国登録有形文化財」に指定されています。木造3階建で、風格のある貴重な建築物です。創業は昭和7年です。当時の雰囲気を味わうことができます。
写真はこの旅館のシンボル「太鼓橋」です。



「かじか橋」も60cmくらいの積雪で向こう岸にある遊歩道に行くには、「かんじき」が必要です。中央まで何とか歩いて、先ほどの写真を写しました。



旅館内の長い廊下を突き当たり、1階に下りるとこの旅館の名物「巌窟の湯」です。
ここのお湯は特徴があります。中の湯、下の湯はラジウム泉で、上の湯だけはトリウム(トロン)泉です、違う泉質の湯が自然噴出しているのは世界的にも非常に珍しく、上の湯のトリウム(トロン)泉に関しては、濃度が非常に高く昭和23年に世界一の称号をもらっているそうです。



廊下には、昭和14年の「日支事変」当時の双六が額に入れてありました。「振り出し」は倉吉の酒造会社の清酒「正宗」で、「上がり」は、この旅館「大橋」になっています。絵はすべて戦争に因んだものばかりで、当時の国家発揚の雰囲気が伝わってきます。



早速温泉に浸かってみました。泉質はさらさらとして、気持ちよく、湯上りしてからも体がぽかぽか暖かく快適です。
PM6:00部屋に食事が運ばれてきました。この季節は「かに会席」が人気のようです。
食前酒・梅酒 
前菜 ・旬菜盛り込み
煮物椀・冬椀
造里 ・活蟹刺し
台の物・東伯牛しゃぶしゃぶ
焼物 ・焼き蟹
蒸し物・冬の創作蒸し
酢肴 ・姿蟹
留椀 ・赤出汁
香の物・地野菜
食事 ・三朝米
水菓子・季節果実



蟹刺しは鮮度が大切です。氷にさらした身がはじけて甘く大変美味です。
この後、焼き蟹が出てきました。七輪で焼いているうちあまりのよい香りに、写真を写すのを忘れて食べることに夢中になってしまいました。おかげでその写真はありません。



食事も終わり、ゆっくりと部屋風呂に入ることにしました。この旅館は全部で27室ありますが、5室は部屋風呂が付いています。もちろん天然温泉湯でそのまま温泉が楽しめます。摂氏60度以上の温泉ですので、食事の前にお湯を入れておき、入るころには、丁度よい湯加減でした。



翌日9時ごろ、もう一度部屋風呂に入りました。
外は「銀世界」で、モノクロームの写真を観ているようですね。



明日は倉吉方面に行きます。その様子は次回になります。

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