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フィルムカメラの黄金時代--KONICA AUTOREFLEX T3

2007-01-02 | カメラ
 今回は「KONICA AUTOREFLEX T3」を取りあげてみました。
小西六写真工業は日本最古(1873年創業)の老舗写真総合メーカーで、戦前から常に写真界をリードしてきました。2005年ミノルタと合併したのですが2006年にはカメラから撤退してしまいました。パールなどのスプリングカメラでも有名です。1965年世界初のAE一眼レフカメラ「KONICA AUTOFLEX」を登場させ技術力の高さを証明しました。その後「KONICA FTA」を発売しておりますがあまり注目されず1973年に「KONICA AUTOREFLEX T3」が発売されやっと、実用的なものとなりました、このカメラの特徴はコパル製縦走りスクエアーシャッター(機械式)でシャッター速度優先AEを実現させているところです。もちろんマニュアル撮影も可能です。当時のカメラとしては少し重いようですが、つくりはしっかりしていて存在感があります。後にアクセサリーシューが標準搭載になった「T3N」になり、「T4」まで発展しました。

KONICA AUTOREFLEX T3 性能諸元

形式 機械式シャッター速度優先AE35mmフォーカルプレーンシャッター一眼レフカメラ

画面サイズ 24mm×36mm

レンズマウント コニカ ARマウント

シャッター型式 縦走りフォーカルプレンシャッター(機械制御)

シャッタースピード オート時…1秒~1/1000秒

マニュアル時…X(1/125秒)、B、1秒~1/1000秒

シンクロ接点 X接点(1/125秒まで同調)

ダイレクトX接点及びシンクロターミナル(別売アクセサリレーシューあり)

セルフタイマー 機械式

レリーズ  機械レリーズ

一般撮影測光 TTL開放測光(受光素子Cds)、シャッター速度優先AE方式

フィルム連動範囲 ASA12~3200

同調シャッター速度 1/125

ファインダー ペンタプリズム使用のアイレベル型

視野率…**%

倍率…約**倍(50㎜標準レンズ)、アイピースシャッター なし

フォーカシングスクリーン マイクロプリズム型を標準装備(交換不可)

ファインダー内表示 指針式絞り表示、シャッター速度表示 文字ダイヤル

フィルム巻上げ レバー式 小刻み巻上げ不可

フィルム巻戻し 手動巻き戻し、底部ボタン(自動復元)

フィルムカウンター 自動復元順算式

多重露光  MEレバーにより可能

アクセサリーシュー M、X接点

裏蓋 専用ノブ引下げによる開閉式、メモポケット付、

絞り込み機構 レバー式(セルフタイマーレバー兼用)

電源 H-C 2個 水銀電池 メインスイッチ付

電源チェック レンズをはずし1/125、ASA100にセット後チェックレバーで確認

その他 モータードライブ/ワインダー接続不可

大きさ ***mm(幅)×***mm(高さ)×**mm(奥行)

重量 約730g(電池別)

発売年月 1973年4月

 写真のレンズは「HEXANON AR 50mm F1.4」です。最近KONICAのレンズの優秀さが見直され、珍重されていますが、どのレンズも優れています。当時のレンズは大変流通量が少なく貴重です。1992年発売され話題になった「KONICA HEXAR」などに搭載されたレンズ「KONICA HEXAR35mmF2」も大変優秀でした。




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