ようこそ!奈良大学国文学科へ!!

奈良大学文学部国文学科の日々の出来事を綴っています。
特色ある授業の様子や、学生や教員の活動ををご覧ください。

海外研修@台湾(1)淡江大学・東呉大学との交流

2016-03-17 13:56:52 | 研究活動
3月13日(日)から16日(水)まで、下記のスケジュールで、13名の学生とともに台湾へ行ってきました。
【研修日程】
 3月13日(日)関西国際空港(出国)―台湾桃園国際空港―龍山寺―西門周辺
 3月14日(月)台湾総統府―淡江大学―淡水周辺
 3月15日(火)故宮博物院―東呉大学―士林周辺
 3月16日(水)台湾桃園国際空港―関西国際空港(帰国)
海外研修は国文学科として初めての試みでしたが、想像していた以上に収穫が多かったように思います。まずは台湾の大学との交流についてお伝えします。

今回の研修の目的は、台北市にある淡江大学・東呉大学との交流です。両大学ともに日本語教育が盛んで、どの学生も流暢な日本語を話していたことが印象的でした。
2日目に訪れた淡江大学では、李文茹先生の授業で「台湾と日本の文化のちがいを探せ!」と銘打った交流会を企画しました。奈良大生と淡大生がグループに分かれて、それぞれの国の文化の違いを話し合い、グループごとに発表をおこなうというもので、普段はおとなしい奈良大生ですが、積極的にコミュニケーションをとっていたことには、大変驚かされました。

↑グループ発表の様子


↑記念撮影

翌日に訪れた東呉大学では、蘇克保先生のお力添えで、長田正民先生・後藤晃先生・内田櫻先生の授業で、それぞれ交流会をおこないました。今回は、奈良大生が3つのグループに分かれ、各グループが1つの授業を受けて、東呉大生との交流を深めるというものでした。

↑東呉大生との交流

同世代ということもあって、学生たちは生活習慣・趣味などの話で大いに盛り上がり、早速LINEで「友だち登録」をしていました。



非公式セルフビブリオバトルvol.1 開催!

2016-03-17 11:40:05 | 研究活動
2016年2月13日(土)ウエル・エイジング・プラザ 奈良ニッセイエデンの園 高齢者総合福祉センターふれあいプラザにて 光石ゼミ4回生による、ビブリオバトルが開催されました。 卒業論文で扱った作品を4名の勇士が、熱く語りました。 エデンの園の入居者さん、近隣の方々含め、世代を交流ができました。

教職懇談会

2016-02-12 12:03:57 | 研究活動
2月11日 教職懇談会を開催しました。

卒業生で、現在、教職大学院、高校の先生をしていらっしゃる、杉原先生、菅谷先生、森田先生、姫野先生をお迎えして、

教育現場の話、生徒指導の話、教員採用試験の話、大学院の入試などについて、お話をしてもらいました。

来年から教壇に立つ4回生、来年教育実習に行く3回生、そして、2回生、または、大学院志望の学生さんなどから、たくさんの質問が出ました。

卒業生の先生方も、ちょっとした同窓会で盛上り、在学生も教職志望の志を新たにしたようです。

学外研修 大阪文学散歩

2016-02-12 11:58:30 | 研究活動
1月24日 極寒の中、大阪文学散歩を実施。

近世文学の中尾先生の案内で、

近松門左衛門の墓 ⇒ 井原西鶴の墓 ⇒ 高津宮 ⇒ 梶井基次郎の墓 ⇒ 生國神社 ⇒ 口縄坂 と 大阪の「寺町」を巡りました。


金閣寺ツアー

2016-02-12 11:55:11 | 研究活動
1月11日 光石ゼミの「金閣寺ツアー」を行いました。

演習Ⅰで三島由紀夫『金閣寺』を読んだので、現実の「金閣寺」を有志で見に行きました。

そのあと、哲学の道を歩き、谷崎潤一郎のお墓、南禅寺(『金閣寺』にも出て来る)をめぐりました。

展覧会「海の彼方の日本語文―詩人・池田克己とその時代」

2016-01-28 17:14:12 | 新着情報

奈良大学図書館で「海の彼方の日本語文学―詩人・池田克己とその時代」と題した展覧会が開催されています。


展覧会で取り上げる池田克己(1912-1953)は、奈良県吉野生まれの詩人です。

戦前の彼は、吉野を拠点に詩作を行い、詩雑誌「豚」を主催、全国的に注目される詩人となりました。
その後日中戦争に徴用、除隊後も上海に残り、その地で長江一帯に住む日本人・中国人の文学者を結集した上海文学研究会を結成。戦時下の上海でさまざまな日本語文学書を出版します。
そして戦後になって日本に帰国したのちも、日中で交流した詩人たちを再結集した詩サークル「日本未来派」を結成。戦後日本の現代詩の基礎を築きあげる活動をしました。

本展示では、その池田克己の足跡を関連する書物を取り上げながら紹介してゆきます。

展示図書のうち、特に戦時下の中国大陸で発行された日本文学関連図書は、国内外の図書館にも所蔵がないものがほとんどです。
なかには今回が新発見・初公開のものも多数含まれています。

戦前期の奈良吉野でモダンな近代詩運動が繰り広げられていたことは、奈良県民の皆さんもあまりご存知ないことだと思います。
また〈日本文学〉が、海外にも広がっていたこと、そして〈日本人〉だけがそれを担っていたのではないということも今回の展示からは浮かび上がります。

一人の詩人の足跡をたどりながら、〈日本語文学〉の多様さを感じていただければ幸いです。


なお今回の展示は、国文学科・木田先生の研究成果公開の一環として開催されています。
奈良大学国文学科では、〈日本文学/日本語〉を広く考え、海外とのつながりをも見据えた研究を行っています。

奈良にお住いの方はもちろん、奈良大学で国文学を学びたいと考えている高校生の皆さんに、ぜひ見ていただきたいと思います。


期 間: 2016年1月18日(月)~3月26日(土)
場 所: 奈良大学図書館展示室(奈良市山陵町1500) ※一般の方も入館できます。
入場料: 無料
開館時間:図書館開館時間に準じる(http://library.nara-u.ac.jp/nara/yotei.htm)。
     ※大学春休み期間は開館日が変動しますので、ご注意ください。


NHK「歴史秘話ヒストリア」に取り上げられます

2016-01-19 17:47:47 | 新着情報
昨年3月に永井一彰先生(本学名誉教授)が発見された与謝蕪村の書簡が、NHKの番組「歴史秘話ヒストリア」で紹介されます。

今回の放送は「新常識!歴史NEWS~目からウロコの大発見 2015-2016~」と題して、昨年1年間の歴史的発見を10大ニュースとして紹介するものです。

さて、与謝蕪村の書簡は何位にランクインするでしょうか。

乞うご期待!


NHK総合
本放送:平成28年1月20日(水)22:00~22:43
再放送:翌週水曜16:05~16:48






吉例顔見世興行

2015-12-14 23:38:17 | 研究活動
12月13日(日)、少し肌寒い師走の京都にて、吉例顔見世興行を鑑賞しました。
近世演劇鑑賞の一環として行っているものですが、聴講生や大学院生も参加して、賑やかな舞台を堪能できました。
演目は『碁盤太平記(ごばんたいへいき)』「山科閑居の場」、『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』「吉野山」、『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』「河庄」、『土蜘(つちぐも)』の四幕でした。
なかでも、「河庄」で四代目中村鴈治郎演じる紙屋治兵衛のコミカルな演技に対して、客席から何度も笑いが起きていました。
生の舞台で体感することの大切さを、あらためて認識したところです。

来年の1月10日(日)には、近世演劇鑑賞のトリとして、前進座公演「夢千代日記」を観劇いたします。
より多くの参加者が集まることを願うばかりです。






特別講義 文献資料の語学的な着眼点

2015-11-25 17:01:36 | 研究活動


11月25日(水)、国語学研究者の柏原卓先生をお招きして、「文献資料の語学的な着眼点」と題した特別講義を開催しました。
柏原先生は語彙や方言の研究を長年続けられ、韓国語にも精通されています。
講義では、近松門左衛門の代表作『冥途の飛脚』について、国語学的視点から解釈するという試みをお話しいただきました。
一語一語を丁寧に読み解いていくことの大切さを、あらためて学ぶことができました。
学生の質問にも気さくに答えていただき、先生の穏やかで暖かいお人柄に触れることができました。

特別講義 大橋崇行先生 書く愉しみ、 読む悦び

2015-11-10 15:33:57 | 研究活動
現役ライトノベル作家であり、国文学研究者である大橋先生より、小説を読むこと、書くことについて講義していただきました。
純文学とエンタメの違いとは? ライトノベルを書くには、企画書が重要!!など、作り手ではないとわからないさまざまなお話が伺えました。
途中、実際に、創作する時間もありました。
学生のみなさんの出来栄えは如何!?