ホリコは今…

見たり、聞いたり、感じたり、そんなものを何かに綴って残したい、そう思うこの頃です。

羽子板市(歳の市)

2014-12-18 03:47:57 | 日記
12月17日~19日
浅草寺 歳の市 「羽子板市」

浅草寺境内に羽子板の市が開かれている
この光景が始まると
いよいよ今年も終わり…

浅草の年中行事の中で
羽子板市が一番気に入っていた
夜遅く行くと
和服姿の“旦那さん”が数人の芸者さんを伴って
談笑しながら店舗をのぞく
羽子板が売れると一気に盛り上がって
イヨッ~と手拍子
周囲の人々も一緒に チャチャチャン~

浅草、江戸、脈々と続いている庶民の歴史
その一端が垣間見られるようで心楽しい

ところが
年々…店舗が縮小され 少し寂しい

それに昨今
日本各地で猛威をふるう低気圧
夜の浅草も厳しい寒さ
いつもお祭り状況で賑わう境内が閑散としている

早めに家やホテルへ戻り
暖を取りながらくつろいでいるのかな?
それとも居酒屋で一杯?

ところで
歳の市になぜ羽子板?
調べてみました

浅草寺の歳の市では
江戸時代末期頃から羽子板を売る店が多くなる
羽根突きの羽根は虫を食べるトンボに似ていることから
悪い虫(病気)を食べる
あるいは
羽根の先端についている「豆」から
「まめに暮らすことができる」など
羽子板はもともと縁起物として扱われていた
やがて女子が誕生した家に
羽子板を贈る風習が盛んになり
羽子板が歳の市の主役になっていった
        (「浅草寺」金龍山浅草寺発行より)



今夜も行こうかな~
あの懐かしい光景に出会えるかもしれない…










「七福神」を巡ってみませんか?

2014-12-16 03:45:25 | 日記
12月5日発行
広報 たいとう

一面は
「台東区の 七福神を巡ってみませんか」

七福神めぐりとは、その年の開運招福・家内安全を願い七福神をまつる神社・寺院を巡ることをいいます。
寺社によって異なりますが、特にお正月(元日~7日)に巡ると良いとされています。
皆さんも、台東区の七福神を巡ってみませんか。

台東区七福神は次の3コース

【谷中七福神】江戸でもっとも古い歴史を持ち、その起源は江戸中期にまでさかのぼります。
        谷中、上野など歴史的な建造物や寺、公園を通りながら、ゆっくりと散策が楽しめるコースです。
        御開帳は元日から10日までです。

【下谷七福神】昭和52年(1977年)から、七福神巡りが始められました。
        地下鉄三ノ輪駅から、JR鶯谷駅まで、下町の雰囲気を楽しみながら散策ができ、
        3コースのなかでは比較的短時間で周れるコースです。

【浅草七福神】この七福神は9社あります。
        「九は数のきわみ、一は変じて七、七変じて九と為す。九は鳩であり、あつまる意味をもち
        また、天地の至数、易では陽を表す」という古事に由来しています。
        浅草には広く名跡があり、江戸文化の面影を楽しめます。


台東区観光ボランティアガイドは、七福神コースを無料で案内しています。ぜひご利用ください。
(ということで、ボランティアガイドの私が登場してしまいました…)

  ①対象 2人以上のグループ・団体
  ②利用時間 午前10時~午後4時の間で1コース2時間以内
  ③申込方法 申込書(下記ホームページからダウンロード可)に記入し、ファックスで下記問合せ先へ
  ④申込締切日 希望日の10日前
  ⑤問合せ 台東区観光ボランティアガイド事務局
   (土・日曜日・祝日・年末年始・第2・4水曜日午後を除く、午前10時~午後4時)
    ☎(3842)5599 FAX (6673)3046
    URL http://www.taitouboragai.com/


今回のブログは台東区観光ボランティアガイドの宣伝になってしまいました。
失礼しました。
と言いながら追加です。
江戸の歴史と文化が集中している台東区、区内の全てを案内しています。
≪台東区観光ボランティアガイド≫で検索してください。

浅草大好き! 上野大好き! 谷中大好き!
リタイア後の人生を 大好きな町のガイドに懸けている
平均年齢70歳(?)の私たちがお待ちしています!





「谷中」路上で拾ってくれた方へ

2014-12-12 03:08:52 | 日記
12月10日(水)

午前9時30分
「○○さまですか? こちら下谷警察遺失物係です。紛失届の品物が届いております‥‥」
「はい、○○ですが、見つかったんですか?」
「はい、谷中の路上に落ちていたからと、届けてくれています。」
「‥‥‥‥‥」
何ということだろう 信じられないことが起こっていた

胸に熱いものがこみ上げてきた…


実は前日
谷中霊園内の著名人の墓地の確認に出かけた
“浅田飴”で知られる浅田宗伯の墓地がなかなか見つからない
ぐるぐる廻ってやっと発見
ついでに谷中を一回り
さあ帰ろうと、ポケットに手を入れた???パスケースがない?
コートの全てのポケットにも
バックの中を全て出してみても
無い…無い…無い…

諦めきれず、歩いてきたところを逆回り
この時期 日没は早い
それに急に寒くなってきた
浅田宗伯の墓地をさっきと同じようにぐるぐると…ただひたすら下を見て…

もう諦めようと捜すことを断念。
バスに乗り200円入れた
「お客さん、10円足りませんよ~」
そうか…バス料金は210円

浅草で降りまっすぐ浅草神社へ
お賽銭箱に100円(いつもは10円)、これ以上災難に遭いませんようにと 2礼2拍一礼
やっぱり諦めきれず雷門前の交番で紛失届け

ということで一日が終わりました。
心は、がっくりしょんぼりです。

そして明けての翌日
下谷警察署から電話があったという次第なのです。


パスケースは手元に戻りました。
「昨日の3時頃、谷中の路上で拾った方が届けてくれました。お礼はいらないと言って名前も告げなかったそうです。」
思わず涙がこぼれました。
紛失届は出したものの、戻ってくるとは全く思っていませんでした。

    パスモ、シルバーパス、お金
    すべて金めの物ばかりです。
    それを拾って届けてくれる方がいるでしょうか?
    無くした私は既に諦めていました(かなり未練はありましたが…)

ところが、警察に届けてくれた方がいたのです。
受け取った私は…感涙が…

この感動は何だろう?
無くしたものが戻ってきてとても嬉しい?
もちろんそうですが、いやいやそればかりではありません。
拾ったものをわざわざ交番に届けてくれる
そんな方がいることへの感動なのです。


今、私は、台東区観光ボランティアガイドをしています。
楽しんでいただけるよう、喜んでいただけるよう
それを生きがいに活動しています。

でも今回は、全くその逆
他の方の親切を身に受け、嬉しく、有難く、感謝の気持ちでいっぱいになっています。

ボランティア、思いやり、親切、いたわり、‥‥‥
与えるだけではない、それを受けた人の気持ちはどうなんだろう?
受ける側に立って考えていただろうか?
自身の、与えることへの自己満足だったのではないだろうか?

改めて、逆の立場を考えさせられています。


     谷中で拾って届けてくださった方
     本当に本当にありがとうございました。