ホリコは今…

見たり、聞いたり、感じたり、そんなものを何かに綴って残したい、そう思うこの頃です。

折り鶴に平和の祈りが‥‥

2015-05-28 15:37:35 | 日記
兵庫県西脇市立黒田庄中学校3年生
修学旅行は東京
そして浅草へ
そして我がボランティアガイドへのガイドの申し込み
テーマは「東京大空襲」

近年
急激に増えた学校関係からのガイド要請
でも
テーマに「東京大空襲」が取り入れられたのは初めて!
しかも
経験者から話が聞きたいとの希望
少し時間を下さいと返答

   被災者
   言問橋に逃げる途中
   お母さんと弟さんを亡くされたガイドのMさんが脳裏に浮かんだ

   「お願いしにくいんですが…」
   Mさんから
   「いいよ、経験を話してあげるよ」
   との返事   

   Mさん 86歳 
   浅草生まれ 浅草育ち ちゃきちゃき江戸っ子
   そして
   観光ボランティアガイドの大先輩

こちらの段取りは整った
担当の先生にさっそく連絡
ということで
「東京大空襲」のテーマでの浅草ガイドとなりました。

雷門へ班ごと集合
「さあ、行きましょう」
 
   仲見世で被災直後の写真を見せる 建物だけが残された
   龍郷定雄氏が私財を投じて建立した「平和地蔵尊」
   ちばてつや氏デザインの「母子地蔵尊」
   焼夷弾を浴び 中が黒焦げの銀杏の木々
   焼けた仁王門の 礎石
   淡島堂境内の 浅草大平和塔(平和塔)、戦災供養地蔵尊

そして最後は 言問橋へ
隅田公園の一帯は、亡くなった多くの人たちを仮埋葬した場所
そこに
「戦災により亡くなられた方々の碑」がある

生徒代表の司会で進められる
「これから平和集会を行います」
「全員起立 黙想!」
ざわついていた 生徒たちの顔が引き締まる
「折り鶴を奉納します」
生徒の手によって
鮮やかな色の折り鶴が奉納された
「東京大空襲を体験されたMさんの話です」

   Mさんが生徒たちの前に立った
   用意された手書きの地図に
   自宅から言問橋まで 逃げた経路が描いてある

   とつとつと語り始めた

   食い入るように見つめる生徒たちの顔・顔・顔
   真実に直面した時の 生徒の顔
   何て 素晴らしいんだろう…


最後に Mさん
「皆さん 今日は お参りしてくださってありがとうございます」


ホッとした
思い出したくない 過去の辛い体験を
無理やり 引き出させたようで心苦しかったが
最後のMさんの言葉に 安堵した

集会は終了
返ろうとした私に 先生が追いかけてきた

「奉納した鶴は 生徒全員、保護者 そして先生たちが折りました。
表からは見えませんが、中に 平和へのメッセージが書いてあります。」

エッ~
引き返し
そっと折り鶴を開いてみた
全てを読み取ることはできないが
《戦争》《平和》
の言葉が 丁寧に書かれているのが読み取れる


胸が熱くなり
爽やかな 5月の風が通り過ぎた

こんな素敵なガイドもあるんだなあ~


















   

    
   
   
   




「人生はチャレンジ」…

2015-05-16 17:36:06 | 日記
   同級生の MMさん
   九州の福岡に引越しすることになりました
   「人生はチャレンジ」の言葉を残して‥‥‥


四国は伊予・松山
様々な経緯で 東京にやってきました
「松山北高14期」

一通り 人並みに 人生を歩んできました
   
   そして 今 70歳
   そして いつからか
   事あるごとに集まり

   特に込み入った話をするのではなく
   悩みや相談をするのでもなく
 
   高校時代の顔が蘇えり
   松山弁で語り、笑い、また語る

   だから懐かしくて 愛おしい

   ただそれだけの集団なのです…


仲間の一人 
M・Mさんが福岡へ引っ越します
少しの間のお別れパーティ

小学校、中学校時代も同じ学校だったという Y・AさんとS・Yさんが
手作りのお料理を持参!
テーブルには 素敵なパーティ料理が並びました!

先ずは、W・Zさんのピアノ演奏
「ムーンリバー」

   そして
   いつものように
   いつもの会話

宴たけなわで M・Mさん
   「人生はチャレンジ」
   これからも
   この気持ちで
   福岡でいろいろやりますよ~
   楽しみです!

拍手! 拍手! 拍手! 



九州・福岡での新生活も
「人生はチャレンジ」 とのこと 
素敵なお別れ言葉をありがとうございました。
この歳で 「チャレンジ」は少し重いかな? 
ですが
こらから新事業を始める Y・Kさんもいます。
だから 私も
“興味と好奇心” これだけは失いたくないと思いました。

仲間の皆さん~
ありがとうございました!!!


追伸:写真は全てY・Kさん撮影です。
   その日のうちに、遅くても翌日に、楽しい集いの画像が送られてきます。
   Y・Kさん、ありがとうございます。
    


















“華子”は「矢来能楽堂」に出演!

2015-05-09 08:21:51 | 日記
     時代劇の舞台に出演します!
     秀吉の妻の「ねね」の役です

華子さんから舞台の知らせが届いた
時代劇?  「ねね」の役?
今までの若者中心の現代劇とはどうも違うようです…

それに会場は 「矢来能楽堂」(国の登録有形文化財)


能楽堂で演劇?
何だかよく分からないけど 行くしかないね!
という訳で
華子の追っかけ三婆 
連休の最後は能楽堂で演劇鑑賞となりました。

神楽坂駅から徒歩数分
閑静な住宅街
門をくぐり 中へ入ると そこは 別世界!
時代を遡ったような空間が広がっていた…

歴史、伝統、文化、そして風格
何て表現したら良いのだろう…
身が引き締まるような「能舞台」

そこで今日の演目は
夢幻能劇~野望の時代~

琴・尺八の生演奏で舞台が始まる
物語は信長が天下人となった桃山時代
内容は…三婆には今一つ理解できないが
劇中
信長とお濃・秀吉とねね・家康
そして明智光秀も
そしてまた、客席の私たちも
共に 能・狂言を楽しむ場面がある

戦国武将と能楽師の共演

和琴、尺八の生演奏が臨場感あふれる舞台を盛り上げる
観ている私たちも
思わず身を乗り出しての「能」「狂言」の観劇

そして 
琴・尺八の生演奏奏者の退場とともに終演



華子さん、
今日の舞台良かったよ!
「ねね」の役
愛らしく、初々しく、それでいて秀吉をぴしゃりと押さえる姉さん女房
適役だったね、輝いていたよ!

さて次は?
お便り待ってますね。