8月に入ってからも、ぐずぐずしたお天気が続いていましたが、
それでも蒸し暑さは夏を実感させてくれる、今日この頃。
こんな季節に大活躍なのが、手ぬぐいです。
私は、夏でも冬でも関係なく、ハンカチがわりに手ぬぐいを持ち歩いていますが、
この時期は特に使い道があれこれ増えます。
最近は通勤・帰宅時にも首に手ぬぐいを巻いて、日よけ&汗ふきに本領を発揮してもらっています。
その格好で普通に電車とか乗っちゃいます。
うん、おっしゃりたい事は分かります。
首に手ぬぐい巻いて歩いてる方って、農道とかでしか見かけませんよね。
私もねぇ、去年まではセレブな(?)大人の集う都会でお仕事してたものですから、
さすがに通勤の時に首に手ぬぐい巻いたりしませんでしたよ。
だって、素敵な男女が集う都会にですよ、首に手ぬぐい巻いてひょこひょこ歩いてる女がいたら、
どんだけ場違いなんだよ?!なんて突っ込まれそうじゃないですか。
いくら私でも、そのくらいの分別はつきますよ。えぇ。
でも今では、会社に行くにも、遊びに行くにも、庭仕事するにも、
必ずといっていいほど、首に手ぬぐい巻き巻きしてます。
年とったせいで、恥じらいをなくしてしまったとかじゃないんです。
今の職場が昭和だから、とかいう理由でもないんです。
素朴で、究極にシンプルな手ぬぐいにLove


なんですっ
アタシッ、その思いが、抑えきれないのっ!
手ぬぐいとはご存知の通り、長方形の布で、素材は木綿の晒が主です。
ただそれだけの姿なのに、この子たちはとっても万能でとってもキュート。
あらゆるシーンで活躍してくれます。
晒なので吸水性がよく、乾きやすくて、汗拭き手拭きには持って来い。
これが、使っていくうちにどんどん柔らかな風合いになっていくのがうれしい。
バックに1枚忍ばせておけば、食事の際のひざ掛けに、急な雨が振り出した時の雨よけに、
バック内の目隠しに、電車に乗ったときの冷えすぎる冷房よけや、窓から差し込む日差しよけに、
冷たいペットボトルに巻いて雫とりにと、早変わり。
思わぬ怪我をしたときには、手ぬぐいを端っこから裂いて包帯の代わりに使ったりもできます。
(端っこが切りっぱなしになっているので、ビリビリと裂くことができるのです)
それ以外にも、私は家の鏡に手ぬぐいをかけて、ほこりよけにしたり、
ブックカバーやポーチ、バックなどの小物にアレンジしたりして使ってます。
ちなみに小物にアレンジした際の余り手ぬぐいは、こんな風に手帳カバーにしました。

菊柄です。さわやかでしょ。
こんなにいろんな用途に使えるのも、その色柄の豊富さのおかげ。
昔に比べ、今は色柄がとっても豊富になりました。
ごくシンプルなものや、お遊びのような柄、季節を表現した柄、まるで絵画のような柄などさまざまで、
洋服を着替える感覚で、手ぬぐいを持ち替えたり、用途を替えたりできるのです。
こんな風に飾って季節ごとの柄を楽しんだりね。

これは朝顔。この前、根津で仕入れてきたものです。
こんな素晴らしい手ぬぐいたちが、私は大好きです。
ですから、
手ぬぐいを首に巻いて歩くことについて、何を恥ずかしがることがあろうか?
私は手ぬぐいが大好き、だからいつでもどこでも一緒。
それが、何か?
そう思うようになり、こんな暑い夏の日には、お気に入りの手ぬぐいを首にきゅっと巻き、
「明日はどの手ぬぐいにしようかな~」なんて考えるのも、最近の楽しみのひとつとなっているのです。
にこ