大仏殿の拝観を終え、次に向かったのは三月堂。
東大寺の広大な敷地には、二月堂、三月堂、四月堂、戒壇堂などなどのお堂がありまして、
心情的には二月堂から順に三→四とめぐりたいところですが、
二月堂は高台の上にあり、急な階段を登っていかなきゃらならないのですよ。

見上げてご覧よ、こちら二月堂。
ちょっと見上げただけで疲れちゃって…という事で、三月堂から回ることにしました。
こちら三月堂。

天平の時代に建立された建物で、東大寺の中でもっとも古いといわれています。
三月に法華会が行われることから、法華堂とも呼ばれるそうです。
と、カメラを構える私の隣で、寄り添いあう鹿さんたちの姿。

その姿の愛らしいこと!
親子だか夫婦だか分からないけど、すごくかわいくて、ほのぼのしてて、あたたかくて、
写真を撮らずにいられませんでした。
さて、三月堂。
現在須弥檀および仏像の修理の真っ最中で、お堂の中はちょっとそれとは感じられないような空間になっていましたが、
数対の仏像が横一列に並んでいるのをガラス越しに拝む事が出来、たまたま私が入った時は他に人がいなかったので
じっくりと対面することが出来ました。
いくつかある仏像のうち、一番印象が強かったのが、月光菩薩でした。
本尊の不空羂索観音立像(現在修復中で拝観することはできません)の脇侍である月光菩薩。
(ポストカードより)
その月光菩薩と目が合うや、一歩もそこを動けなくなってしまいました。
ヘビににらまれたなんとやら状態。
日光菩薩からは穏やかな雰囲気を感じたのに、月光菩薩は全然違う。
(こちら日光菩薩)
目をそらしてはいけないと思う緊張感。
日光菩薩との見え方を比較するために、何度も日光⇔月光を行き来します。
その間、他に誰も参拝客がいなかったので、心行くまで静かに対面することが出来ました。
ところで、堂内にひとりだけ監視のおじちゃんがスチール椅子に座っていらっしゃったのだけど、
そのおじちゃんが「二月、三月、四月堂でそれぞれご朱印をもらえますよ」と教えてくださいました。
おじちゃんに言われるまでそのことに気づかなかった私。
大仏殿でご朱印を頂いた後だったので、東大寺の分はもうもらったものと勘違いしていたのです。
あわててご朱印帳を取り出し、三月堂のご朱印をいただきました。
こうなると階段をおそれてなんかいられません!
二月、四月もいただいてこようではありませんか!
おっと、でも、ご朱印をもらうのが目的ではありません。
そうなってしまったら、ありがたい仏様に会うという最大の目的が後回しになってしまう、それはいけません。

二月堂は高台の上にあるので、見晴らしが大変良いです。
大仏殿も見渡せます。
空気も澄んでいて、とても心地の良い場所です。
と、そんなに言うわりにその絶景写真がないのは、眼前に広がる景色に満足してしまって、
撮り忘れてしまったためです。はい。
続いて四月堂に向かいます。

ずいぶんこじんまりとしたお堂で、一見したらすすーと通り過ぎてしまいそうになりますが、
ひょいと中をのぞいてみたら、入り口付近に座っている窓口のおじちゃんが
「どうぞ」と優しい笑顔を向けてくれたのですんなり中に入ることができました。
三昧堂とも、普賢堂とも呼ばれる四月堂、本尊は千手観音像。
その他、阿弥陀如来坐像など数体の仏像が安置されています。
ほんとにこじんまりとしたお堂の中に、わりとギュウギュウ詰めな感じで仏像が安置されており、
仏像との距離がとても近いのです。
すぐ目の前に座って、拝むことが出来ます。
堂内の空気がとても柔らかく優しさに満ちていて、仏様の表情やそこから受ける感じも柔らかい。
本来、仏様を拝むとはこういう雰囲気だったのではなかったのかなと感じさせられました。
今時は仏像を拝みに行くと、それは芸術品を観る博物館のような展示になってしまっていたり、
仏像が遠すぎてよく分からなかったりするところが少なくありません。
それは大事に守るため、後世に残していくために仕方の無いことだと思います。
この四月堂はすぐそこにいらっしゃる仏様とお話をする、
そういう身近さを感じながら対面できるとても居心地の良いところでした。
今まで沢山の人が今の私のようにここの仏様と対面して、心のうちを語ったり救いを求めたりしてきたんだろうなぁ。
なんだかとても心の安らぎを感じられるお堂でした。
こちらでご朱印を頂くとき、窓口のおじちゃんにご本尊のご朱印と普賢菩薩のご朱印の2通りがありますが、
どちらにしますか?とたずねられ、しばらく迷った挙句、「私の守り本尊が普賢菩薩なので…」と言ったら、
「私も普賢菩薩なんですよ」とおじちゃん。
二人思わず「えっ!じゃぁ、同じ辰年ですね、偶然~!」と笑顔に。
これも縁。
続いて向かったのが、このエリアから大仏殿をはさんで反対側にある戒壇堂。

入り口です。
よく見ると、入り口の屋根の上にちょこんとかわいいヤツらが乗っかってます。

愛嬌あってかわいい~~~
こちらが戒壇堂(戒壇院とも)。

現在の建物は1732年に建立されたもの。
戒壇とは、受戒(僧侶として守るべき事を確かに履行すると仏前で誓う儀式で、最も厳粛なもの)
の行われるところで、大変神聖な場所です。
こちらには四天王と多宝塔が安置されています。
以前からお会いしたいと思っていた四天王との初対面です!
中に入ると右手前に持国天、時計回りに増長天、廣目天、そして多聞天という配置で四天王がお出迎えしてくれました。
靴をぬいで、ぐるり時計回りに一体一体をじっくり眺め、めぐります。
どれも怖い顔して、仏様をしっかり守ってくださってるのね~とか、邪鬼がちょっとかわいそうとか、
そんな事を思いつつゆっくり歩く私の目に飛び込んできたのは、廣目天の凛々しいお姿!
ドキーン!
(ポストカードより)
きゃーーーーーーーっ!!!!!
Love
私、恋してしまった!
戒壇堂で廣目天に恋してしまった!
体に電気が走ったみたいに、ビリビリーッ!ってきた!
思わず「はぁっ!」っと声に出してしまい、あわてて自分で自分の口をふさいだくらい!ほんと、ウソジャナーイ!
今まで写真などで見てきた廣目天は、正面or左側からのアングルが多かったのですが、
戒壇堂で見上げる廣目天は、その配置の関係で右側からのアングルになります。
そのアングルから見上げる廣目天の、なんと魅力的なこと!
たくましくも、しまるところはギュッ!としまった体に、厳しく凛々しいまなざし。
そして口元はやや微笑みが、強さ、優しさ、聡明さがにじんでいます。
左手に巻物を持ち、右手には筆をもつ、その足元にはもれなく邪鬼が踏みつけられてるのですが、
意に介する様子も無い、余裕を感じさせます。
こんなに頼もしい四天王が守ってくれていたら、怖いものナシだな~。
アタシのことも守って!
そしてどこかへ連れて行って~~~!
と、すっかり恋した私は、たいていの方がひと廻りすれば満足してお堂を後にするのを、
3度もお堂の中をグルグル廻り、廣目天の足元に寄って行っては「はぁ~ん」とため息をつく始末。
ほんとにかっこいい。
今までいろんな仏像を見てきて、こんなリアルな恋心を抱いたのは初めてでした。
離れがたい気持ちでいっぱいだったのですが、きっとまた近いうちに会えるハズ!と思い、
ようやく戒壇堂を後にしたのでした。
にこ
東大寺の広大な敷地には、二月堂、三月堂、四月堂、戒壇堂などなどのお堂がありまして、
心情的には二月堂から順に三→四とめぐりたいところですが、
二月堂は高台の上にあり、急な階段を登っていかなきゃらならないのですよ。

見上げてご覧よ、こちら二月堂。
ちょっと見上げただけで疲れちゃって…という事で、三月堂から回ることにしました。
こちら三月堂。

天平の時代に建立された建物で、東大寺の中でもっとも古いといわれています。
三月に法華会が行われることから、法華堂とも呼ばれるそうです。
と、カメラを構える私の隣で、寄り添いあう鹿さんたちの姿。

その姿の愛らしいこと!
親子だか夫婦だか分からないけど、すごくかわいくて、ほのぼのしてて、あたたかくて、
写真を撮らずにいられませんでした。
さて、三月堂。
現在須弥檀および仏像の修理の真っ最中で、お堂の中はちょっとそれとは感じられないような空間になっていましたが、
数対の仏像が横一列に並んでいるのをガラス越しに拝む事が出来、たまたま私が入った時は他に人がいなかったので
じっくりと対面することが出来ました。
いくつかある仏像のうち、一番印象が強かったのが、月光菩薩でした。
本尊の不空羂索観音立像(現在修復中で拝観することはできません)の脇侍である月光菩薩。

その月光菩薩と目が合うや、一歩もそこを動けなくなってしまいました。
ヘビににらまれたなんとやら状態。
日光菩薩からは穏やかな雰囲気を感じたのに、月光菩薩は全然違う。

目をそらしてはいけないと思う緊張感。
日光菩薩との見え方を比較するために、何度も日光⇔月光を行き来します。
その間、他に誰も参拝客がいなかったので、心行くまで静かに対面することが出来ました。
ところで、堂内にひとりだけ監視のおじちゃんがスチール椅子に座っていらっしゃったのだけど、
そのおじちゃんが「二月、三月、四月堂でそれぞれご朱印をもらえますよ」と教えてくださいました。
おじちゃんに言われるまでそのことに気づかなかった私。
大仏殿でご朱印を頂いた後だったので、東大寺の分はもうもらったものと勘違いしていたのです。
あわててご朱印帳を取り出し、三月堂のご朱印をいただきました。
こうなると階段をおそれてなんかいられません!
二月、四月もいただいてこようではありませんか!
おっと、でも、ご朱印をもらうのが目的ではありません。
そうなってしまったら、ありがたい仏様に会うという最大の目的が後回しになってしまう、それはいけません。

二月堂は高台の上にあるので、見晴らしが大変良いです。
大仏殿も見渡せます。
空気も澄んでいて、とても心地の良い場所です。
と、そんなに言うわりにその絶景写真がないのは、眼前に広がる景色に満足してしまって、
撮り忘れてしまったためです。はい。
続いて四月堂に向かいます。

ずいぶんこじんまりとしたお堂で、一見したらすすーと通り過ぎてしまいそうになりますが、
ひょいと中をのぞいてみたら、入り口付近に座っている窓口のおじちゃんが
「どうぞ」と優しい笑顔を向けてくれたのですんなり中に入ることができました。
三昧堂とも、普賢堂とも呼ばれる四月堂、本尊は千手観音像。
その他、阿弥陀如来坐像など数体の仏像が安置されています。
ほんとにこじんまりとしたお堂の中に、わりとギュウギュウ詰めな感じで仏像が安置されており、
仏像との距離がとても近いのです。
すぐ目の前に座って、拝むことが出来ます。
堂内の空気がとても柔らかく優しさに満ちていて、仏様の表情やそこから受ける感じも柔らかい。
本来、仏様を拝むとはこういう雰囲気だったのではなかったのかなと感じさせられました。
今時は仏像を拝みに行くと、それは芸術品を観る博物館のような展示になってしまっていたり、
仏像が遠すぎてよく分からなかったりするところが少なくありません。
それは大事に守るため、後世に残していくために仕方の無いことだと思います。
この四月堂はすぐそこにいらっしゃる仏様とお話をする、
そういう身近さを感じながら対面できるとても居心地の良いところでした。
今まで沢山の人が今の私のようにここの仏様と対面して、心のうちを語ったり救いを求めたりしてきたんだろうなぁ。
なんだかとても心の安らぎを感じられるお堂でした。
こちらでご朱印を頂くとき、窓口のおじちゃんにご本尊のご朱印と普賢菩薩のご朱印の2通りがありますが、
どちらにしますか?とたずねられ、しばらく迷った挙句、「私の守り本尊が普賢菩薩なので…」と言ったら、
「私も普賢菩薩なんですよ」とおじちゃん。
二人思わず「えっ!じゃぁ、同じ辰年ですね、偶然~!」と笑顔に。
これも縁。
続いて向かったのが、このエリアから大仏殿をはさんで反対側にある戒壇堂。

入り口です。
よく見ると、入り口の屋根の上にちょこんとかわいいヤツらが乗っかってます。


愛嬌あってかわいい~~~

こちらが戒壇堂(戒壇院とも)。

現在の建物は1732年に建立されたもの。
戒壇とは、受戒(僧侶として守るべき事を確かに履行すると仏前で誓う儀式で、最も厳粛なもの)
の行われるところで、大変神聖な場所です。
こちらには四天王と多宝塔が安置されています。
以前からお会いしたいと思っていた四天王との初対面です!
中に入ると右手前に持国天、時計回りに増長天、廣目天、そして多聞天という配置で四天王がお出迎えしてくれました。
靴をぬいで、ぐるり時計回りに一体一体をじっくり眺め、めぐります。
どれも怖い顔して、仏様をしっかり守ってくださってるのね~とか、邪鬼がちょっとかわいそうとか、
そんな事を思いつつゆっくり歩く私の目に飛び込んできたのは、廣目天の凛々しいお姿!
ドキーン!

きゃーーーーーーーっ!!!!!
Love

私、恋してしまった!
戒壇堂で廣目天に恋してしまった!
体に電気が走ったみたいに、ビリビリーッ!ってきた!
思わず「はぁっ!」っと声に出してしまい、あわてて自分で自分の口をふさいだくらい!ほんと、ウソジャナーイ!
今まで写真などで見てきた廣目天は、正面or左側からのアングルが多かったのですが、
戒壇堂で見上げる廣目天は、その配置の関係で右側からのアングルになります。
そのアングルから見上げる廣目天の、なんと魅力的なこと!
たくましくも、しまるところはギュッ!としまった体に、厳しく凛々しいまなざし。
そして口元はやや微笑みが、強さ、優しさ、聡明さがにじんでいます。
左手に巻物を持ち、右手には筆をもつ、その足元にはもれなく邪鬼が踏みつけられてるのですが、
意に介する様子も無い、余裕を感じさせます。
こんなに頼もしい四天王が守ってくれていたら、怖いものナシだな~。
アタシのことも守って!
そしてどこかへ連れて行って~~~!
と、すっかり恋した私は、たいていの方がひと廻りすれば満足してお堂を後にするのを、
3度もお堂の中をグルグル廻り、廣目天の足元に寄って行っては「はぁ~ん」とため息をつく始末。
ほんとにかっこいい。
今までいろんな仏像を見てきて、こんなリアルな恋心を抱いたのは初めてでした。
離れがたい気持ちでいっぱいだったのですが、きっとまた近いうちに会えるハズ!と思い、
ようやく戒壇堂を後にしたのでした。
にこ